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概要編集

CV:井上倫宏


アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』の第5期である68話に登場。

長い白髪と口髭を蓄えた老紳士風の外見をした吸血鬼で、ステッキを武器として持ち歩く。

吸血鬼の中でも最高位の一族である「ドラキュラ一族」の始祖であり、ドラキュラ二世は息子でドラキュラ三世は孫にあたる。その一族の中でも伝説的存在として崇拝の対象となっており、西洋妖怪としては未熟で生意気な性格をした三世からも、彼と対面していた時には緊張気味になってしまう程、敬意を抱かれている。


西洋妖怪軍団の中では最高幹部格の一人となっており、元から吸血鬼として高い戦闘能力を備えているだけでなく、知略にも長けている。首領となるバックベアードとも「親友」として対等な関係を築いており、本人からも「偉大なる男」と評され、高い信頼を得ている。

人間界でも爵位の一つである「伯爵」の地位を得ており、妖怪に詳しい目玉おやじからも「全ての吸血鬼の頂点に立つ男」と称されている。


ベアードに頼まれる形で、数十年前より地獄に潜入。閻魔大王の側近の一人である宋帝王を捕らえて血の池の中に封印し、彼に成り代わって五官王や閻魔大王にすらも気付かせない形で巧妙に諜報活動をしていた。

また、長年における地獄での潜入時に血の池を吸収し続けた事で「地獄の鍵」の一つである「血の池地獄」の力を得ており、それによって尋常では無い超回復能力を獲得し、使役しているコウモリドラゴンの様な怪物にまで成長させている。


鬼太郎との戦いで負傷して療養中となっていたベアードに代わって西洋妖怪による地獄総攻撃作戦の総指揮を執り、地獄への潜入に成功していたグレムリンの手引きで完成させた時空トンネル装置で西洋妖怪の大軍勢を地獄に侵入させる。また、作戦決行の事前に宋帝王の権限を利用して、五官王に謀反の罪を着せる形で更迭処分に追い込んでおり、更に地獄からゲゲゲの森ヘ通じる通路からは、ドラキュラ二世達を差し向けて、地獄に向かう鬼太郎の妨害をさせている。

その後も、正体に気付かれる事無く宋帝王の姿のままで行動していたが、吸血鬼の特性である「鏡に映らない姿」をねずみ男に見られてしまった結果、正体を怪しまれる事になる。その結果、五官王を救出されてしまい、そこへ鬼太郎達一行が駆けつけた事で、初めて自らの正体を明かす事になり、彼等を驚愕させる事になった。


使役する巨大コウモリに閻魔大王庁を襲撃させ、自らも鬼太郎と激突。血の池地獄の超回復能力で鬼太郎の髪の毛針、体内電気、指鉄砲等の技が一切通用せず、地獄の鍵の一つである「武頼針」を使用した攻撃すらも物ともしない形で追い詰めていく。

が、そこへ五官王と宋帝王の二人が自らの役目の代理になって出陣して来た閻魔大王が姿を現し、彼の放つ「真の獄炎乱舞」にはさすがに耐えきる事が出来ず、そこへ鬼太郎の武頼針による攻撃も受けた事で、遂に倒される事になった。


作戦失敗後、吸血鬼が元より不死身であった事と、地の池地獄の超回復能力もあってか、死ぬまでには至らなかったものの、ベアード以上に深刻なダメージを受けてしまう事になり、ベアードや他の西洋妖怪達から見守られる形で棺桶の中で暫しの眠りにつく事になった。

彼の活躍や鬼太郎・閻魔大王との戦いに敗れる姿を見た三世は、自分の未熟さを痛感したらしく、心機一転する形で父親の二世に鍛え直してもらうに至っている。


たった1話限りのゲストではあるものの、長年「ゲゲゲの鬼太郎」シリーズへの登場を期待されていた「初代のドラキュラ」として、申し分無い程の存在感と実力を見せる形で活躍したと言える。


また、2018年に出たディフェンスゲーム内でも存在感を示すが、にゃんこ大戦争から出てくるスキル、”波動”を持って鬼太郎一行を窮地に追い込む。コアラッキョと似ているが、攻撃速度は遅いと言える。


関連タグ編集

ゲゲゲの鬼太郎 西洋妖怪 吸血鬼 ドラキュラ 5期鬼太郎 バックベアード ドラキュラ二世 ドラキュラ三世

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