CV.森山周一郎(アニメ2期)、槐柳二(アニメ3期)、島田敏(アニメ4期)、龍田直樹(アニメ6期)、中博史(ゲゲゲの鬼太郎 異聞妖怪奇譚)
概要
人間時の姿は廃寺に住む不気味な風貌の老人。ねずみ男から妖怪かと聞かれて「妖怪なんて下等なものではない」と言うなどプライドが高い。
事故で左手を失った青年に義手を与えるが、それは魔力が込められた「悪魔の手」であり、本人の意に反して悪事を働き、持ち主を悩ませる。
鬼太郎との対決では、被っていた皮を脱ぎ捨てて伝承にあるような姿の正体を現し、手下である50の軍団を召喚し鬼太郎を圧倒する。しかし最終手段として天岩戸から解き放たれたヤカンヅルに軍団ともども飲み込まれた。
アニメ2期では人間時は関西弁で話し、正体はマントを纏った人型の悪魔になっている。(悪魔軍団に原典通りのブエルが混ざっている)
2期からはヤカンヅルに飲み込まれた後、ヤカンヅルを封印するために自ら飲み込まれた鬼太郎と腹の中で戦うようになった。その後、鬼太郎に敗れてヤカンヅルの胃に消化される。
3期では原作と同じ姿で登場。人生に絶望した人間を悪魔に変える能力を持ち、悪魔の手を移植して人生を崩壊させた人間を次々と悪魔に変えた。日本で手下を1000人増やそうと企む。
4期では触れるだけで相手の腕を悪魔の手に変えることができ、さらにそれに触った者も同様に悪魔の手になってしまうという能力を持っていた。同盟を持ち掛けてきたぬらりひょんもこれをやられた(元々、ぬらりひょんが「鬼太郎が西洋の悪魔を滅ぼそうとしている」と嘘をついてけしかけていたが、ブエルは騙されたフリをしていた)。人間態では腕を自在に伸ばすことができる。
なお、悪魔の手にされた者は西洋の墓地に入ることができない。悪魔の軍勢は遠目では巨大な蛇のように見えるくらい一塊で移動する。
6期では西洋妖怪軍団の一員として登場(6期の悪魔たちはバックベアードの部下という扱いである)、悪魔の手や50の軍団は使わない。人体解剖が趣味で、メスを使って相手を切り刻む残忍な性格の持ち主。戦闘では五本の脚を高速回転させながらメスを乱射して攻撃してくる。
魔女アデルの命令で、アルカナの指輪を取り出すために人間の少女やよいを生きたまま解剖しようとするが、やよいを助けに来た白山坊に妨害される。
やよいを庇った白山坊をメスで切り刻んで大ダメージを与え、弱った白山坊を追い詰めるが、加勢に来た鬼太郎に、霊毛ちゃんちゃんこを巻いた拳で顔面を殴られて昏倒する。
やよいの体内にあったアルカナの指輪が消えた後はアデルから撤退命令を受けて、「いつかお前も解剖してやるぞ、おぼえておれ鬼太郎よ!」と捨て台詞を残して逃げ去った。
その後は登場せず、悪魔の軍勢もヤカンヅルも登場しなかった(劇場版のみだが5期に登場したヤカンヅルとは対象である)。
PS2のゲーム『ゲゲゲの鬼太郎 異聞妖怪奇譚』では、大妖怪ギーガにベリアル共々召喚され彼らとの盟約の元、西洋妖怪軍団に協力し配下である50の軍団を呼び出そうと活動していた。ルートによって異なるが鬼太郎たちと対決(ちなみに対決しない場合は油すましと対決して敗れ去ったらしい)。
最終的には敗北し、原作同様にベリアル共々ヤカンヅルに捕食され落命する事になるが、状況次第では他の西洋妖怪と彼らに協力している南方妖怪の混成部隊に助け出され、鬼太郎たちへのリベンジを誓う事になる。
更に最終決戦となる分岐次第では再び対決する事となり(如何やらこのルートでは鬼太郎ないし油すましとの対決の後に西洋妖怪、南方妖怪の混成部隊に救出された事になっているらしい)、何故生きているのかと鬼太郎に問い詰められた際には「悪魔は不死身だ」と嘯いていた。
そして今度は攫ってきた猫娘を生贄として50の軍団を呼び出そうと目論むも、またしても鬼太郎たちの前に敗北。二度にも渡る敗北を受け日本制圧を諦めると鬼太郎に忠告にも似た捨て台詞を投げかけると日本からベリアルと共に去って行った…。