森山周一郎
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もりやましゅういちろう
日本の俳優・声優・ナレーター(1934年 - 2021年)。
日本大学芸術学部中退後、第1期研究生として劇団東芸に所属後、オフィス森山を設立。
独特の渋くドスの利いた低音の声質が特徴で、時代劇・刑事ドラマでは悪役を中心に多くの役を演じ、1950年代のデビューから最晩年まで、半世紀以上に渡って息長く活躍した。
吹き替えでは『刑事コジャック』のテリー・サバラス、アニメでは映画『紅の豚』のポルコ・ロッソ役が有名で、この2つは森山本人のホームページでも大きく取り上げられており、彼の代表作であった。
2021年2月8日、肺炎のため埼玉県内の病院で死去。享年88(満86歳没)。2020年度前半のNHK連続テレビ小説『エール』で主人公の母方の祖父役を演じたのが最後のテレビドラマ出演となった。
大塚周夫の次にチャールズ・ブロンソンの吹き替えを担当。主にTBSの洋画劇場で起用されていたが、森山自身はブロンソンは自分の声が合わないと思ったことがありブロンソン本人の声に似せるため酒と煙草でつぶした声でアフレコしたら業界内で好評だった事を後年のインタビューで回想している。
当たり役となったテリー・サバラス主演の『刑事コジャック』の吹替は当初、映画でサバラスの吹き替えを多く担当した大平透に内定していたが、当時のディレクターが「吹替のためには、声優もオリジナル俳優と同じ格好で生活してリアリティを出すべきだ」と主張し大平に対して丸坊主になるよう要求、しかし大平は当時田辺製薬の生CMに出演していた都合から不可能のため降板。ディレクターの要求に応じられた森山に決まったため、一時は丸坊主にしていた。
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