概要
タイトルの通り、今回の主軸となるのはルパンファミリーの峰不二子である。
不二子が記憶喪失となったことから話が進むため、全体的に不二子のキャラが全く別の物になっている(ルパン曰く「しおらしい不二子」)。そのため、不二子は殆ど戦力外になってしまうため、彼女を全力で守り抜こうとするルパンの姿が描かれる。
作中の五ェ門による次元への人工呼吸シーンはあまりにも有名なシーンで度々ネタに挙げられる。
因みに27回やって28回目に入ろうかというところでようやく次元は目を覚ましたそうです。(さすがに次元も嫌がったようで、うがいと歯磨きをしていた)
また、OPは珍しくルパンと不二子の二人っきりのシーンからスタートし、OPテーマも久々の'89バージョンである。
あらすじ
不二子のためにスイス銀行をまるごと盗み出したルパンだったが、彼女の狙いはクリストファー・コロンブスがアメリカ大陸を発見した時に偶然手に入れたと言われる幻の宝「コロンブスの卵」の在り処を示すという書類「コロンブス・ファイル」唯一つだった。
ルパンにそれはバレてしまったものの、二人は手を組んで宝を手に入れようと、再びいいムードになったのもつかの間、突然のミサイル攻撃を受けた為、急遽脱出する羽目になる。二人は武装ヘリに乗った謎の男(ルパン曰く「下品な笑い声」)にコロンブス・ファイルを渡すように言われるが、不二子は「もう暗記した」と言ってコロンブス・ファイルを焼いてしまう。しかし、その直後、武装ヘリからの攻撃を受け、不二子は崖の下へ転落し、行方不明になってしまった。
数日後、不二子は地中海の女トレジャーハンターのロザリアに助けてもらうも、自分の名も思い出せない記憶喪失になっており、コロンブス・ファイルのことも譫言で「コロンブスの卵」とつぶやいた事以外覚えていなかった。そこへ不二子を追ってヘリの男ナザロフが現れ、ルパンも不二子につけた発信機を追って追いついた。不二子はナザロフに一時攫われるもトレジャーハンターとして”卵”を狙っているロザリアが救い出す事に成功し、ルパンもロザリアに共闘を持ちかける。
しかし、ナザロフの背後に付いている某国の化学長官バートンは不二子を、「コロンブスの卵」を狙って再び迫り寄ってくる…
ゲストキャラ
ロザリア
CV 戸田恵子
ナザロフ
CV 千葉繁
バートン
CV 森山周一郎/楠大典(若い頃、クレジットではロザリアの父)
余談
- ナザロフのモデルは監督のワタナベシンイチ本人とのこと。彼は自分の作品内によく自分を出演させるというエピソードを持っている。
- クレジットやサントラの一つ「Isn't it lupintic?」では、オープニングはルパン三世のテーマ’97となっているが上記の通り実際に選曲されたのは89である。(ただし、CDに収録されたものとは別のテイクを編集したもの。ハリマオの財宝を追え!!で使われたものと同じと思われる)
関連タグ
ルパン三世 峰不二子 ロザリア(ルパン三世) ナザロフ バートン(ルパン三世)