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概要編集

1977年4月から1987年3月にかけて、テレビ朝日系列ほかにて放送された。前番組は国産TVドラマ初の1時間ドラマである「特別機動捜査隊」である。

第347話「暗闇へのテレフォンコール!」(1984年1月18日放映)が最高視聴率27.4%を記録した。


警視庁が、解決したのはいいものの、どこか腑に落ちないところがある事件の捜査をやり直したり、あるいは迷宮入り一歩手前の事件をなんとか解決するために設置した特殊セクション・特命捜査課に配属された刑事達の苦闘を描いた。


刑事のマイナスイメージを前面にフィーチャーした脚本が多いためか人情ドラマや悲惨な話の印象が強い。


設置理由が設置理由なせいか、その本部は警視庁本庁内ではなく、民間のテナントビル、特に渋谷・東邦生命本社ビル(建物そのものは渋谷クロスタワーとして現存)の中に置かれていた。


特撮ドラマ出演経験者が本作に刑事役で出演していた事がしばしばあったため、一部のファンからは「特撮最前線」といじられながらも逆に別のファン層を増やしていった。また、長期作品だけに出演者が他作品出演のため休むこともしばしばあった。

10年間で殉職者は2名のみ。これは製作サイドの「殉職者は出したくない」というポリシーの結果。それでも出してしまったのは、演じていた役者の意向に沿ったため。


放送時間は長らく水曜22時からであったが、終盤はニュースステーションに時間を渡し木曜21時からに変更されている。


なお、2012年10月1日には東映チャンネルで、2013年9月29日にはテレビ朝日系列24局で、単発ではあるが復活編が放送されている。


キャスト/スタッフ編集

メインキャスト編集

特命捜査課課長。厳格な雰囲気と妥協を見せない姿勢から「カミソリの神さん」とも呼ばれるが、高杉からは「四角ダルマ」と陰口を叩かれることもあった。

刑事歴30年以上のベテラン。相手が部下だろうが事件の関係者だろうがよく激昂する。128話で妻の看病のため刑事を辞して、親子でビーフシチュー店を開業するが、すったもんだあって結局170話で刑事に復職することに。

長崎県警でエリートコースを歩んでいたのがわけあって交番勤務に甘んじていた。53話ラストで無理やり特命課に配属された。既婚者で子供が2人いるが、別居状態。温厚そうに振舞っているが、彼もまた激昂する頻度が高い。番組には途中参加の身であるにもかかわらず特命課のナンバー2のポジションにあり、神代不在の時はリーダーとして仕切った。

  • 桜井哲夫(演:藤岡弘)警部→警部補

最初の頃は空中捜査担当という位置づけだった。53話で海外に派遣されるも、103話でとんでもない性格改変がなされての再登場。しかも続く104話ラストでそのまま特命課に復帰してしまったのである。なので特命課はしばらく1人だけ浮いてる状況に。

最初の頃は愚痴の多いキャラクターだったが、次第に涙もろい激情型にシフトした。家族には妻と娘がいる。2年目では出番が極端に少なくなり、105話で所轄に転勤した。その後351話で再登場した時は保護観察官に転身していた。

海外転勤した桜井の後任として外事課から転属。理論的に事を構える性格で、左利き。

警察大学を卒業したての新米刑事。最初の頃はエリート意識を鼻にかけてるような性格だった。課長の神代に対しては時に険悪なまでに反抗的態度をとるシーンも多々あり、147話冒頭でその遺恨を残したまま殉職した。

孤児院出身。そのコンプレックスからスタンドプレーが多く所轄をたらい回しにされた。148話で起きたある事件で特命課と出会い確執の末、配属されることに。

  • 吉野竜次(演:誠直也)巡査長→巡査部長

浅草の所轄から特命課に配属された諸突猛進型の刑事。父親は水道局員だったり果樹園の主だったりと設定の変化が著しい。

108話で配属。




準レギュラー編集



スタッフ編集


特命捜査課の「相棒」編集

自動車編集

このドラマは日産自動車がメインスポンサーを務めていた。ゆえに特命課の愛車や、地方「出張」の足が日産車になるのは仕方がないとしても、何と海外出張の時まで日産車を使っていた


日頃の捜査に使用していた日産車はセドリック(およびそのプリンスディーラーバージョンのグロリア)とスカイラインであったが、最後のセドリックと歴代のスカイラインに関しては何とも一癖も二癖もある物を使用していた。


ほかにも、自動車電話や特殊無線機やオープンリールのテープレコーダー→ビデオカメラとビデオモニターのセットを装着したキャラバンも所有していた。


セドリック/グロリア編集

  • 330型(セドリック2.0デラックス、グロリア2.0SGL):前作『特別機動捜査隊』より引き継がれ、反転格納式の緊急回転灯を装備。グロリアは前作での黒から白にボディーカラーを変更。
  • 430型(セドリック280Eブロアム、グロリア200E SGL):歴代モデルの中でも登場期間が長く、ボディーカラーは引き続きセドリックが黒、グロリアが白。車検時には代役の車輌が充てられた。
  • Y30型(セドリックV20ターボSGL):歴代特命車では初の4ドアハードトップ車であり、同グレードの社外アルミホイール装備車が『西部警察』・『私鉄沿線97分署』・『あぶない刑事』でも使われた。終盤には、白の後期型(セドリックV20ターボブロアム)が導入された。

なお、本作で神代警視正を演じた二谷英明はセドリックのCMに長く出演していた。


スカイライン編集

  • ケンメリ(2.0GT-X・ES):2ドアハードトップ。此方も前作『特別機動捜査隊』(『新幹線大爆破』でも使用)より引き継がれ、反転格納式の緊急回転灯を装備。
  • ジャパン(2.0GT-EX):ボディーカラーが黄色。黄色は前期・丸目だったが覆面パトカーにしては流石に目立ち過ぎた上に本家のマイナーチェンジにより、後期型の角目シルバーに交代(しかし別の所轄署で開発されたマシンXのおかげで独自のイメージを構築し攻撃的なイメージが強くなった)。
  • ニューマン(2.0ターボGT-EX):メーカーオプションのサンルーフを装備。此方も別の所轄署に配備されたRS-2ですか(ただし登場は実はこちらの方が先)。
  • 7th(2.0ツインカムターボGTパサージュ):BBSのアルミホイールを装備。しかもれっきとした正規のオプション(販売店装着)しかし、最終盤ではなぜか登場しなくなった…。

ヘリコプター編集

実は「大都会」パート3や「西部警察」シリーズよりもヘリコプターを多く飛ばした刑事ドラマでもあった。

日本農林ヘリコプター(のちのエースヘリコプター、2002年12月廃業)のベル47が使用されたが、このベル47、現実の警視庁でも採用されたことがある。

また、しばしばヘリコプターを操縦していた桜井哲夫を演じた藤岡弘は、実際にヘリコプターの操縦が出来る免許を所持している。


関連タグ編集

負のご都合主義

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