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トワイライト☆ジェミニの秘密
20
センシティブな作品
1996年に放送されたルパン三世TVスペシャル第8弾作品。

概要

北アフリカモロッコ砂漠地帯を舞台とする本作は主演を務める栗田貫一ルパン三世に正式に採用されてから2作目のTVスペシャルであり、「栗貫ルパンの完成」とも呼ばれた。

序盤までルパンは赤いジャケットを着用しているが、物語の大部分でPARTIIIシリーズで着る予定だったという白いジャケットを着用しているため(しかもノーネクタイである)、いつもと違ったカラーリングが見ることが出来る。


本作の「ルパン三世のテーマ」は96バージョンであるが、編曲したのはいつもの大野雄二ではなく本作の劇伴も手がけた根岸貴幸が担当した。

歴代のTVスペシャルの中で大野が劇伴を手がけていないのは本作のみである。


他のTVスペシャルと比べても過激なお色気シーンが多いのも特徴である。


あらすじ

 ある夜、知り合いでフランスの大物ギャングの老首領のドルーネの病床に呼び出されたルパンは、「トワイライト」と呼ばれるピンク色のダイヤモンドのかけらを渡される。

 生い先の短い自分の代わりに用事を頼まれて欲しいと隠し財宝の話を聞かされてルパンはモロッコへ向かうが、道中の列車内で銭形警部だけでなく蠍の貞千代率いる謎の殺し屋集団の妨害に遭う。

 キナ臭さを感じながらもルパンは目的地に到着すると、そこは街の実権を支配する多数派のイゴ族とかつて王国を築いていた少数派のゲルト族が対立していた。

 さらにゲルト族内でも2派閥の分かれて内乱状態であり、そのような状況下でルパンはララという少女と出会う。モロッコを舞台に財宝の鍵であるもう一つのトワイライトを探すルパンだったが結社の追跡や情報入手の困難にピンチを迎える。しかし、相棒の次元にトワイライトのことを知る老婆を紹介され、不二子に財宝の分け前を承認する代わりにと情報を入手してゲルト族の秘密にも迫っていく。貞千代と傭兵部隊にゲルトのメンバーやララを捕らわれて、貞千代との一騎打ちに危うくなるが、貞千代を追ってきた五ェ門のおかげで命拾いしてそのままララと二人で結社や警察から逃げるように砂漠に出て、ゲルトの遺跡を目指すことになる。他のメンバー達もゲルトの遺跡に導かれていき、ゲルトの遺跡にて全てをかけた決戦が始まろうとしていた。


メインメンバー

ルパン三世(キャラクター) CV:栗田貫一

ご存じ大泥棒。

今回はいつもの赤いジャケットを脱いで白い身なりで物語は進む。

はじめはドルーネのお使いぐらいな気持ちでトワイライトに関することを探りつつも、そのさなかでゲルト族のララと出会い、ララとドルーネ、そしてトワイライトの秘密を知っていく。モロッコではゲルトのゲリラの隠れ家に厄介になるが民族の問題には首を突っ込まないようにするなど、他者への配慮も怠らない。

毎回何かと不二子とあんなことやこんなことをしようとするも失敗するルパンだが、今作は何度か良いところまでいっている描写が多々見られる。


次元大介 CV:小林清志


トワイライトの事を知る老婆を探し出す等、今作の次元は徹底してルパンのサポートをしている。モロッコでは共に行動することは少なく単独行動が多かったが、ゲルトの情報を集めるに連れてルパンがゲルトの遺跡に向かうことを確信して追いかけるなど長年の相棒関係の良さが感じられる。

射撃の腕前は相変わらず超一流。夜の暗い路地で、車を運転しながら細いワイヤーを一発で撃ち抜くという離れ業を披露。

また、ルパン一味では唯一、不二子の乳房を見ていない(少なくともルパンはホテルで一瞬、五エ門は結社アジトにて見れた可能性あり)。


峰不二子 CV:増山江威子


ルパンがモロッコに来たわけをオイシイ色仕掛けで探るなど、お色気担当。今回はカリオストロの城以来の金髪に髪を染めて、初登場時はマリリン・モンローよろしく背中の開いた白いドレスを着ての登場であった(モンロー効果は無いが後のそれ以上のお色気をやれることになる)。

事あるごとに裏切って痛い目を見るのがお約束な展開が、今回無い。おっぱいをさらけ出して、極めつけにTバック一枚で吊るされるという刺激がつよいシーンを提供してくれる。

溜まりにたまった鬱憤が結果的に良い亀裂を生んでくれた。


石川五ェ門 CV:井上真樹夫


同じ流派である貞千代を討つため、モロッコに。ルパン達と出会ったのは偶然であり、ゲルトの財宝とは無関係である(宝の配当の中にも含まれていなかった)。終盤、一対一の勝負で互角の戦いを行うが斬鉄剣に悲劇がおこり…。


銭形警部 CV:納谷悟朗


ご存じICPO。

ルパン逮捕のためモロッコにきた。現地の警察に協力を願うもお荷物扱いされるブルトカリーを付けさせられる。しかし、隠れゲルト族である彼のおかげで着実にルパンの後を追う。上司であるジャン本部長を信頼して慕っているが、モロッコにて彼の言動や経歴に徐々に違和感を感じていく。モロッコの警察の対応の悪さから呆れて、唯一信頼しているブルトカリーの導きでゲルトの遺跡に向かうがそこで自身の所属するICPOに隠れていた悪の権化を目にする事になる。ルパン逮捕に念入りなのは序盤のみで後半はルパンを追うがその後は、ルパンがモロッコを離れるまで「逮捕」しようとはしなかった。


主なゲストキャラクター

ララ CV:久川綾

詳しくはリンク先を参照。


・ドルーネ CV:森山周一郎


フランス及び欧州の裏社会の重鎮。

高齢と病で体の自由が利かなくなったため、トワイライトとそれに纏わる野暮用をルパンに託す。

その昔ゲルト族のために戦い英雄と呼ばれる存在であった。また若い時の容姿は現在のルパンに良く似ており、不二子も肖像画を見たときはルパンと間違えるほどであった。また、隠居の身であってもゲルトの長老とは秘密裏に繋がっておりララのことも把握していた。ルパンとは駆け出しの頃から彼を可愛がっており「気に入っている」と本人に話すほど。

全てが終わってルパンの報告を聞き終わると、それまで「ベイビー」と呼んでいたルパンを初めて名前で呼んで感謝をし、安堵の涙を流した。


・ジャン・ピエール CV:菅生隆之


大学教員から任命されたばかりのICPOの新本部長。

ルパン逮捕をICPOの悲願として専任捜査官の銭形に期待している。

モロッコの出身で祖父がイゴ族の英雄であった。

後の伏線でもあるが、中盤からは自ら故郷のモロッコに向かい、ルパン逮捕の陣頭指揮を執る。その執着心はモロッコ内のゲリラ問題も無視しても優先しようとして、ルパン逮捕に一途な銭形警部にまで引かれていた。

実は本作の黒幕であり、裏の顔は結社の首領であり、大学の教え子であるガルからゲルト族の財宝の話を聞いて殺していた。財宝の鍵となるトワイライトの捜索に必死になっており、ルパン逮捕に拘るのもそれが本音である。警察だけでなく結社も動かしてルパンを追い詰めるが同時にもう片方のトワイライトの捜索も難航しており、余裕が無くなってきたのかゲルトのゲリラメンバー達を捕らえて直に尋問を行ったり、捕えた不二子から逆に情報を聞き出すために貞千代に拷問の仕事を与えたりなど手段を取らなくなっていく。ついにはルパンたちが砂漠を移動していることを聞くと慌てて貞千代含む傭兵部隊、結社全員でヘリでトワイライト奪還のためゲルトの遺跡に向かい結社のアジトを用済みの不二子を残して放棄する。ゲルトの遺跡ではルパンの推理が的中したことに観念して正体を現すが、すぐに部下たちに皆殺しを命令。自身は戦闘に加わらなかったが隙をついてララを捕らえて衣服を引き千切り辱めて、トワイライトごと連れ去ろうとするが、かつて利用したガルの父親である長老額を撃ち抜かれてヘリを誤射して爆発を起こして死亡。因果応報の末路を迎えた。

ルパンシリーズの悪役の中では戦闘力も高くなく小物感があるが、町中にて変装しているルパンと短い会話をしただけで正体を感づくが泳がせたり、色仕掛けで取引を持ちかける不二子を見ても誘惑されずに利用するために貞千代に拷問させるなど頭脳を使った悪役といった印象である。自身が利用した者も価値が無くなれば自身で引導を渡して処分を行っている(例外として囚われていた不二子は助かっているが、囚えている間に状況が変わり、組織の者を全員出動させるため時間がなかったなどの理由が考えられ、直接始末はされずに無人のアジトに裸に近い姿で拘束して置き去りにする処分を行っている。不二子は置き去りされた直後に五ェ門に救出されて助かっているが、もしそのまま放置の場合、昼夜の気候の変化が激しいモロッコで服も着ないままでは体温調節もままならず、飲食も取れないのでいずれ死亡するのは明確である。仮に結社がルパン達を皆殺しにして財宝を手に入れた場合、アジトに帰還する可能性もあるがもしそれまで生き抜いたとしても末路は変わらないと考えられる)。


貞千代 CV:野沢那智


凄腕のオカマ殺し屋

どこかコミカルな美形という事もあり作中で一番色濃いキャラクターで、とにかくルパンの命を狙い続ける。拷問が大好きというサディストでもある。

詳しくはリンク先を参照。


・警察署長 CV:藤本譲


モロッコ警察の署長。イゴ族出身。名前不明。

ゲルト族排除に全力で没頭しておりゲルト族の集会があると数分で自ら警官隊を率いて検挙に向かうほど。逆にゲルト族排除以外のこのには無関心らしく、ICPOからのルパン逮捕のための協力に関する要請書を読んでは銭形の前で愚痴をこぼし、捜査協力も昼行灯扱いしていたブルトガリー巡査のみを押し付けていた。ジャンがモロッコ到着後は本人から直接命令されてしぶしぶではあるがルパン捜査に協力を行う。ルパンとララが街から出た時、ジャンも留守にしていることをいいことに追跡も行わず、銭形が問い詰めても適当にあしらっていた。

自身の出身のイゴ族に妄信的なところがあるのかイゴ族出身でかつての英雄の子孫であるジャンの言うことには疑いなく従い、銭形に対してイゴ族の話をするときの笑顔にもそのような描写が見られる。

また、ジャンの正体に関しては知らなかったと思われ、結社の連中たちの行動にも黙認していたのか、ララたちのゲルト族と同じものとして見ていた可能性がある。


・ブルトカリー巡査 CV:北村弘一


現地の警察署に勤める小柄な老警官で、臨時で銭形の部下となる。

署長からはお荷物扱いされている昼行灯であるが実はカリという本名を持つゲルト族であり、差別や迫害を免れるために普段はやる気のない演技をしていた。実はジャンの部下たちでは太刀打ちできないほど戦闘能力が高く、戦闘を継続しつつララを窮地から救えるほどの実力者。

今作における銭形のパートナーであり、彼がルパンを逮捕するために気を利かせて様々なサポートや助言を行うなど物語が進むにつれて無能な警官というイメージは消えていった。ルパンがゲルト族のために動いている事を知ると独断で銭形をその行き先の遺跡まで案内し、敵との交戦やララの救助で活躍を見せた。一連の事件が収まってもゲルト族には戻らず、モロッコで警官を続けている。


・長老 cv:峰恵研


ゲルト族の現長老。

訳あってか普段は姿を隠しており、モロッコの町から離れた砂漠などでゲリラ達とキャンプをしていたり、用事がある時は変装して町に出向くこともある。また、ララたちゲリラメンバーとは最低限の連絡や会合はしている様子。

嘗てはドルーネと共にゲルトのために戦った戦士でもあった。経緯は不明であるが、嘗ての友ドルーネと忠誠を誓ったローレの約束のためにもゲルト族を細々と維持しており、ゲリラ活動なども指揮していると思われる。ララの出生の秘密を知っており、そのことは自身の息子にも話していなかった。また後継者になるはずの息子が自身を裏切り「結社」を組織して殺人などの行為を行うことに親としての罪を感じていたが、同時に違和感もあったようでルパン一味であり、スパイとしては有名である不二子がモロッコに入国したことを知ると、自ら危険を冒して町で接触して裏の仕事として結社と首領になったガルの調査を依頼する。

また2つに割れたトワイライトがそれぞれどこにあるのかも全て把握していたが不二子には話していなかった。依頼人としての関係か不二子とはある程度の信頼関係が構築されており、後半は2人がセットで映る場面が多い。不二子からのスキンシップには参っている様子。齢100歳を超えているはずだが、ドルーネとは違い身体は健康であり、戦闘行為になっても自身も武器を取り指揮する。また次元も驚く射撃の腕前であった。


キーワード

ゲルト族

かつてモロッコにて繁栄していた民族。元々イゴ族との民族同士の争いが絶えず行われていたが、本編開始から100年前の戦いにてイギリスの助力を得たイゴ族に敗れて虐殺された者や散り散りになりながら生き延びた者もいる。現在もモロッコ国内に生存しているが街では迫害を受けており、ゲルト族と判ると職に就けず、スラム街で生活をしている者もいる。そのためブルトカリーのように隠れゲルトとして出自を偽り、職について生活を送る者もいる。

警察の目を欺いては広場などで人形劇などを通して人々に訴えて、民族の復興を目指す穏健派の者たちもいる。


イゴ族

ゲルト民族と同じくモロッコにて繁栄していた民族でありゲルト民族とは犬猿の仲で民族間の争いは絶えなかった。100年ほど前にイギリス商人との取引で戦車などの近代武装を手に入れてゲルト民族を制圧しモロッコの実権を握った。ただし、生き残ったゲルト民族のゲリラ活動の鎮圧に日々追われたりなど完全な支配はできておらず街にも一部ゲリラたちが住み着くスラム街の存在を黙認している。また街の中や外にもキャラバンの一団で住みついている他部族の存在も特に問題として扱っていない。街の要職の者たちはだいたいはイゴ族の出身のようである。


ゲルト族の財宝

本作に登場するお宝。約300年以上前にゲルト族の先祖が隠した財宝。その価値は時価数千億フランにも及ぶとされるが、当代のほとんどのゲルト族の者たちにはおとぎ話的な存在であり信じられていない。長老でさえも実在することを知っていても、財宝が具体的に何なのかはまでは知らなかった。


トワイライト

ゲルト族の財宝を手に入れるために必要とされる大きなピンクダイヤ。本来は2つで1つのダイヤモンドであり本編開始時にダイヤの片方はドルーネからルパンに託されていた。


結社

ゲルト族長老の息子ガルが、長老や穏健派を差し置いて、ゲルト族復興を掲げて設立した組織。本作の敵である。幹部以上の者たちはゲルトの伝統装束である白いローブに身を包み不気味な仮面をしている。トップのガルも大司教を名乗り他の者たちとは違う仮面を装着している。信者たちは頭から白い頭巾を被り白い民族衣装を着て大司教を崇拝している。また傭兵の貞千代を雇い、武装したスーツや武器を身に着けた戦闘部隊もいてルパンたちと対立する。


余談

最後にルパン達が向かうゲルト族の遺跡はヨルダンペトラ遺跡がモデルになっている。


終盤では何故か有頂天の不二子が銭形にキスとハグをするという珍しいラストとなった。また貞千代が不二子の衣服を破壊した際、破壊する度に服のダメージが変化するなど非常に非常に細かく描写されている。

貞千代とジャンによる衣服破壊シーン

※画像例による原画では右乳を曝け出される瞬間は正面からのアングルだが、本編では右へのアングルに移動になるなど違いが存在する。


栗田貫一の本業がモノマネ芸人である事から、作中でルパンが古畑任三郎志村けんなどのモノマネをするシーンが存在する。実は「クリカンだから成立しえる」このくだりは以降の作品ではあまり見られない。


二十数年後のTVシリーズPART5の第6話では「ドリフ」のオマージュ演出があった事から、ルパンは志村氏に加えいかりや長介のモノマネを披露している。翌年のワルサーP38(ルパン三世)とは繋がっていると思われる線がいくつかある(金髪に染めている不二子、今作終盤から次作の前半から共に行動している不二子と五エ門など)。


関連イラスト


関連項目

ルパン三世 ルパン三世長編シリーズ

モロッコ ダイヤモンド ララ

貞千代 峰不二子



前作今作次作
ハリマオの財宝を追え!!トワイライト☆ジェミニの秘密ワルサーP38

概要

北アフリカモロッコ砂漠地帯を舞台とする本作は主演を務める栗田貫一ルパン三世に正式に採用されてから2作目のTVスペシャルであり、「栗貫ルパンの完成」とも呼ばれた。

序盤までルパンは赤いジャケットを着用しているが、物語の大部分でPARTIIIシリーズで着る予定だったという白いジャケットを着用しているため(しかもノーネクタイである)、いつもと違ったカラーリングが見ることが出来る。


本作の「ルパン三世のテーマ」は96バージョンであるが、編曲したのはいつもの大野雄二ではなく本作の劇伴も手がけた根岸貴幸が担当した。

歴代のTVスペシャルの中で大野が劇伴を手がけていないのは本作のみである。


他のTVスペシャルと比べても過激なお色気シーンが多いのも特徴である。


あらすじ

 ある夜、知り合いでフランスの大物ギャングの老首領のドルーネの病床に呼び出されたルパンは、「トワイライト」と呼ばれるピンク色のダイヤモンドのかけらを渡される。

 生い先の短い自分の代わりに用事を頼まれて欲しいと隠し財宝の話を聞かされてルパンはモロッコへ向かうが、道中の列車内で銭形警部だけでなく蠍の貞千代率いる謎の殺し屋集団の妨害に遭う。

 キナ臭さを感じながらもルパンは目的地に到着すると、そこは街の実権を支配する多数派のイゴ族とかつて王国を築いていた少数派のゲルト族が対立していた。

 さらにゲルト族内でも2派閥の分かれて内乱状態であり、そのような状況下でルパンはララという少女と出会う。モロッコを舞台に財宝の鍵であるもう一つのトワイライトを探すルパンだったが結社の追跡や情報入手の困難にピンチを迎える。しかし、相棒の次元にトワイライトのことを知る老婆を紹介され、不二子に財宝の分け前を承認する代わりにと情報を入手してゲルト族の秘密にも迫っていく。貞千代と傭兵部隊にゲルトのメンバーやララを捕らわれて、貞千代との一騎打ちに危うくなるが、貞千代を追ってきた五ェ門のおかげで命拾いしてそのままララと二人で結社や警察から逃げるように砂漠に出て、ゲルトの遺跡を目指すことになる。他のメンバー達もゲルトの遺跡に導かれていき、ゲルトの遺跡にて全てをかけた決戦が始まろうとしていた。


メインメンバー

ルパン三世(キャラクター) CV:栗田貫一

ご存じ大泥棒。

今回はいつもの赤いジャケットを脱いで白い身なりで物語は進む。

はじめはドルーネのお使いぐらいな気持ちでトワイライトに関することを探りつつも、そのさなかでゲルト族のララと出会い、ララとドルーネ、そしてトワイライトの秘密を知っていく。モロッコではゲルトのゲリラの隠れ家に厄介になるが民族の問題には首を突っ込まないようにするなど、他者への配慮も怠らない。

毎回何かと不二子とあんなことやこんなことをしようとするも失敗するルパンだが、今作は何度か良いところまでいっている描写が多々見られる。


次元大介 CV:小林清志


トワイライトの事を知る老婆を探し出す等、今作の次元は徹底してルパンのサポートをしている。モロッコでは共に行動することは少なく単独行動が多かったが、ゲルトの情報を集めるに連れてルパンがゲルトの遺跡に向かうことを確信して追いかけるなど長年の相棒関係の良さが感じられる。

射撃の腕前は相変わらず超一流。夜の暗い路地で、車を運転しながら細いワイヤーを一発で撃ち抜くという離れ業を披露。

また、ルパン一味では唯一、不二子の乳房を見ていない(少なくともルパンはホテルで一瞬、五エ門は結社アジトにて見れた可能性あり)。


峰不二子 CV:増山江威子


ルパンがモロッコに来たわけをオイシイ色仕掛けで探るなど、お色気担当。今回はカリオストロの城以来の金髪に髪を染めて、初登場時はマリリン・モンローよろしく背中の開いた白いドレスを着ての登場であった(モンロー効果は無いが後のそれ以上のお色気をやれることになる)。

事あるごとに裏切って痛い目を見るのがお約束な展開が、今回無い。おっぱいをさらけ出して、極めつけにTバック一枚で吊るされるという刺激がつよいシーンを提供してくれる。

溜まりにたまった鬱憤が結果的に良い亀裂を生んでくれた。


石川五ェ門 CV:井上真樹夫


同じ流派である貞千代を討つため、モロッコに。ルパン達と出会ったのは偶然であり、ゲルトの財宝とは無関係である(宝の配当の中にも含まれていなかった)。終盤、一対一の勝負で互角の戦いを行うが斬鉄剣に悲劇がおこり…。


銭形警部 CV:納谷悟朗


ご存じICPO。

ルパン逮捕のためモロッコにきた。現地の警察に協力を願うもお荷物扱いされるブルトカリーを付けさせられる。しかし、隠れゲルト族である彼のおかげで着実にルパンの後を追う。上司であるジャン本部長を信頼して慕っているが、モロッコにて彼の言動や経歴に徐々に違和感を感じていく。モロッコの警察の対応の悪さから呆れて、唯一信頼しているブルトカリーの導きでゲルトの遺跡に向かうがそこで自身の所属するICPOに隠れていた悪の権化を目にする事になる。ルパン逮捕に念入りなのは序盤のみで後半はルパンを追うがその後は、ルパンがモロッコを離れるまで「逮捕」しようとはしなかった。


主なゲストキャラクター

ララ CV:久川綾

詳しくはリンク先を参照。


・ドルーネ CV:森山周一郎


フランス及び欧州の裏社会の重鎮。

高齢と病で体の自由が利かなくなったため、トワイライトとそれに纏わる野暮用をルパンに託す。

その昔ゲルト族のために戦い英雄と呼ばれる存在であった。また若い時の容姿は現在のルパンに良く似ており、不二子も肖像画を見たときはルパンと間違えるほどであった。また、隠居の身であってもゲルトの長老とは秘密裏に繋がっておりララのことも把握していた。ルパンとは駆け出しの頃から彼を可愛がっており「気に入っている」と本人に話すほど。

全てが終わってルパンの報告を聞き終わると、それまで「ベイビー」と呼んでいたルパンを初めて名前で呼んで感謝をし、安堵の涙を流した。


・ジャン・ピエール CV:菅生隆之


大学教員から任命されたばかりのICPOの新本部長。

ルパン逮捕をICPOの悲願として専任捜査官の銭形に期待している。

モロッコの出身で祖父がイゴ族の英雄であった。

後の伏線でもあるが、中盤からは自ら故郷のモロッコに向かい、ルパン逮捕の陣頭指揮を執る。その執着心はモロッコ内のゲリラ問題も無視しても優先しようとして、ルパン逮捕に一途な銭形警部にまで引かれていた。

実は本作の黒幕であり、裏の顔は結社の首領であり、大学の教え子であるガルからゲルト族の財宝の話を聞いて殺していた。財宝の鍵となるトワイライトの捜索に必死になっており、ルパン逮捕に拘るのもそれが本音である。警察だけでなく結社も動かしてルパンを追い詰めるが同時にもう片方のトワイライトの捜索も難航しており、余裕が無くなってきたのかゲルトのゲリラメンバー達を捕らえて直に尋問を行ったり、捕えた不二子から逆に情報を聞き出すために貞千代に拷問の仕事を与えたりなど手段を取らなくなっていく。ついにはルパンたちが砂漠を移動していることを聞くと慌てて貞千代含む傭兵部隊、結社全員でヘリでトワイライト奪還のためゲルトの遺跡に向かい結社のアジトを用済みの不二子を残して放棄する。ゲルトの遺跡ではルパンの推理が的中したことに観念して正体を現すが、すぐに部下たちに皆殺しを命令。自身は戦闘に加わらなかったが隙をついてララを捕らえて衣服を引き千切り辱めて、トワイライトごと連れ去ろうとするが、かつて利用したガルの父親である長老額を撃ち抜かれてヘリを誤射して爆発を起こして死亡。因果応報の末路を迎えた。

ルパンシリーズの悪役の中では戦闘力も高くなく小物感があるが、町中にて変装しているルパンと短い会話をしただけで正体を感づくが泳がせたり、色仕掛けで取引を持ちかける不二子を見ても誘惑されずに利用するために貞千代に拷問させるなど頭脳を使った悪役といった印象である。自身が利用した者も価値が無くなれば自身で引導を渡して処分を行っている(例外として囚われていた不二子は助かっているが、囚えている間に状況が変わり、組織の者を全員出動させるため時間がなかったなどの理由が考えられ、直接始末はされずに無人のアジトに裸に近い姿で拘束して置き去りにする処分を行っている。不二子は置き去りされた直後に五ェ門に救出されて助かっているが、もしそのまま放置の場合、昼夜の気候の変化が激しいモロッコで服も着ないままでは体温調節もままならず、飲食も取れないのでいずれ死亡するのは明確である。仮に結社がルパン達を皆殺しにして財宝を手に入れた場合、アジトに帰還する可能性もあるがもしそれまで生き抜いたとしても末路は変わらないと考えられる)。


貞千代 CV:野沢那智


凄腕のオカマ殺し屋

どこかコミカルな美形という事もあり作中で一番色濃いキャラクターで、とにかくルパンの命を狙い続ける。拷問が大好きというサディストでもある。

詳しくはリンク先を参照。


・警察署長 CV:藤本譲


モロッコ警察の署長。イゴ族出身。名前不明。

ゲルト族排除に全力で没頭しておりゲルト族の集会があると数分で自ら警官隊を率いて検挙に向かうほど。逆にゲルト族排除以外のこのには無関心らしく、ICPOからのルパン逮捕のための協力に関する要請書を読んでは銭形の前で愚痴をこぼし、捜査協力も昼行灯扱いしていたブルトガリー巡査のみを押し付けていた。ジャンがモロッコ到着後は本人から直接命令されてしぶしぶではあるがルパン捜査に協力を行う。ルパンとララが街から出た時、ジャンも留守にしていることをいいことに追跡も行わず、銭形が問い詰めても適当にあしらっていた。

自身の出身のイゴ族に妄信的なところがあるのかイゴ族出身でかつての英雄の子孫であるジャンの言うことには疑いなく従い、銭形に対してイゴ族の話をするときの笑顔にもそのような描写が見られる。

また、ジャンの正体に関しては知らなかったと思われ、結社の連中たちの行動にも黙認していたのか、ララたちのゲルト族と同じものとして見ていた可能性がある。


・ブルトカリー巡査 CV:北村弘一


現地の警察署に勤める小柄な老警官で、臨時で銭形の部下となる。

署長からはお荷物扱いされている昼行灯であるが実はカリという本名を持つゲルト族であり、差別や迫害を免れるために普段はやる気のない演技をしていた。実はジャンの部下たちでは太刀打ちできないほど戦闘能力が高く、戦闘を継続しつつララを窮地から救えるほどの実力者。

今作における銭形のパートナーであり、彼がルパンを逮捕するために気を利かせて様々なサポートや助言を行うなど物語が進むにつれて無能な警官というイメージは消えていった。ルパンがゲルト族のために動いている事を知ると独断で銭形をその行き先の遺跡まで案内し、敵との交戦やララの救助で活躍を見せた。一連の事件が収まってもゲルト族には戻らず、モロッコで警官を続けている。


・長老 cv:峰恵研


ゲルト族の現長老。

訳あってか普段は姿を隠しており、モロッコの町から離れた砂漠などでゲリラ達とキャンプをしていたり、用事がある時は変装して町に出向くこともある。また、ララたちゲリラメンバーとは最低限の連絡や会合はしている様子。

嘗てはドルーネと共にゲルトのために戦った戦士でもあった。経緯は不明であるが、嘗ての友ドルーネと忠誠を誓ったローレの約束のためにもゲルト族を細々と維持しており、ゲリラ活動なども指揮していると思われる。ララの出生の秘密を知っており、そのことは自身の息子にも話していなかった。また後継者になるはずの息子が自身を裏切り「結社」を組織して殺人などの行為を行うことに親としての罪を感じていたが、同時に違和感もあったようでルパン一味であり、スパイとしては有名である不二子がモロッコに入国したことを知ると、自ら危険を冒して町で接触して裏の仕事として結社と首領になったガルの調査を依頼する。

また2つに割れたトワイライトがそれぞれどこにあるのかも全て把握していたが不二子には話していなかった。依頼人としての関係か不二子とはある程度の信頼関係が構築されており、後半は2人がセットで映る場面が多い。不二子からのスキンシップには参っている様子。齢100歳を超えているはずだが、ドルーネとは違い身体は健康であり、戦闘行為になっても自身も武器を取り指揮する。また次元も驚く射撃の腕前であった。


キーワード

ゲルト族

かつてモロッコにて繁栄していた民族。元々イゴ族との民族同士の争いが絶えず行われていたが、本編開始から100年前の戦いにてイギリスの助力を得たイゴ族に敗れて虐殺された者や散り散りになりながら生き延びた者もいる。現在もモロッコ国内に生存しているが街では迫害を受けており、ゲルト族と判ると職に就けず、スラム街で生活をしている者もいる。そのためブルトカリーのように隠れゲルトとして出自を偽り、職について生活を送る者もいる。

警察の目を欺いては広場などで人形劇などを通して人々に訴えて、民族の復興を目指す穏健派の者たちもいる。


イゴ族

ゲルト民族と同じくモロッコにて繁栄していた民族でありゲルト民族とは犬猿の仲で民族間の争いは絶えなかった。100年ほど前にイギリス商人との取引で戦車などの近代武装を手に入れてゲルト民族を制圧しモロッコの実権を握った。ただし、生き残ったゲルト民族のゲリラ活動の鎮圧に日々追われたりなど完全な支配はできておらず街にも一部ゲリラたちが住み着くスラム街の存在を黙認している。また街の中や外にもキャラバンの一団で住みついている他部族の存在も特に問題として扱っていない。街の要職の者たちはだいたいはイゴ族の出身のようである。


ゲルト族の財宝

本作に登場するお宝。約300年以上前にゲルト族の先祖が隠した財宝。その価値は時価数千億フランにも及ぶとされるが、当代のほとんどのゲルト族の者たちにはおとぎ話的な存在であり信じられていない。長老でさえも実在することを知っていても、財宝が具体的に何なのかはまでは知らなかった。


トワイライト

ゲルト族の財宝を手に入れるために必要とされる大きなピンクダイヤ。本来は2つで1つのダイヤモンドであり本編開始時にダイヤの片方はドルーネからルパンに託されていた。


結社

ゲルト族長老の息子ガルが、長老や穏健派を差し置いて、ゲルト族復興を掲げて設立した組織。本作の敵である。幹部以上の者たちはゲルトの伝統装束である白いローブに身を包み不気味な仮面をしている。トップのガルも大司教を名乗り他の者たちとは違う仮面を装着している。信者たちは頭から白い頭巾を被り白い民族衣装を着て大司教を崇拝している。また傭兵の貞千代を雇い、武装したスーツや武器を身に着けた戦闘部隊もいてルパンたちと対立する。


余談

最後にルパン達が向かうゲルト族の遺跡はヨルダンペトラ遺跡がモデルになっている。


終盤では何故か有頂天の不二子が銭形にキスとハグをするという珍しいラストとなった。また貞千代が不二子の衣服を破壊した際、破壊する度に服のダメージが変化するなど非常に非常に細かく描写されている。

貞千代とジャンによる衣服破壊シーン

※画像例による原画では右乳を曝け出される瞬間は正面からのアングルだが、本編では右へのアングルに移動になるなど違いが存在する。


栗田貫一の本業がモノマネ芸人である事から、作中でルパンが古畑任三郎志村けんなどのモノマネをするシーンが存在する。実は「クリカンだから成立しえる」このくだりは以降の作品ではあまり見られない。


二十数年後のTVシリーズPART5の第6話では「ドリフ」のオマージュ演出があった事から、ルパンは志村氏に加えいかりや長介のモノマネを披露している。翌年のワルサーP38(ルパン三世)とは繋がっていると思われる線がいくつかある(金髪に染めている不二子、今作終盤から次作の前半から共に行動している不二子と五エ門など)。


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