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概要

遊牧民ナバテア人によって造られた町。砂漠の真ん中にあり、岩盤を彫って建物が作られている。

東西貿易の要衝として栄えた都市で、エル・ハズネは特に有名。

インディ・ジョーンズのモデルとしても知られている。


歴史

紀元前2世紀ごろに築かれ、立地に優れたペトラはナバテア王国の首都となった。ナバテア人は優れた治水技術を持っており、ペトラは貯水や灌漑の面でも重要な役割を果たし、その技術でも収入を得、絢爛な建物を築いていった。1世紀頃に交易都市として栄え、最盛期、人口は3万人を超えたという。

しかし、106年にローマ帝国にナバテア王国は征服される。交易ルートが変わったことや大地震などによって衰退。ローマ風の街が築かれ、ローマ時代からビザンチン時代にかけ、遺跡はキリスト教関連施設や裁判所として使われたが、8世紀に襲った地震により、ナバテア人は完全に放棄した。

1812年にスイス人の探検家が発掘し、再び日の目を見た。1985年、世界遺産に登録。


建物

主な建物に「エル・ハズネ」や「エド・ディル」などがある。

前者は霊堂として建てられたもので、ペトラと言えばこれのイメージが強いだろうか。紀元前30年から9年ころに造られた。後者は1世紀半ばに建てられた神殿で、ローマ時代は修道院として使われた。

ペトラへ続く特徴的な谷はシークと呼ばれ、長さは1.5キロ、高さは100mに達する。壁には宗教的な遺物が遺されており、「シークを訪れる人々の魂を導く」といった意味があったと考えられる。


関連タグ

遺跡 商業都市

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