「さらばだ、時代遅れの妖怪ども…」
CV/加藤精三
概要
強大な力を持つPS2専用ソフト『ゲゲゲの鬼太郎 異聞妖怪奇譚』の物語の真の黒幕。
巨大な一つ目の妖怪で、翼と一体化したマントを身に付け、角の生えた兜を被っている。
自らを“大妖怪”、あるいは“情報を総べる者”と称する謎に包まれた妖怪で、ネットの情報に介入する能力を持っており、人間が持つ五感を含めありとあらゆる情報を自在に操る事が出来る情報戦に特化した力を持つ(即ち、目の前にいるのにもかかわらず任意の対象を認識できないし、その人物の声も聞こえないという事もできる)。
これがどういう事かと言うと、情報操作を行ってたとえそれがデマだろうがフェイクニュースだろうがなんだろうがその情報が正しいと相手に思わせる事が出来る=黒を白に変えてしまう事が可能という、情報社会である現代社会にとっては脅威以外の何者でもないというとんでもない物。
普段は裏で情報操作を行っている為、自身が表舞台に登場する事は滅多にないが、強大な力を誇っており、戦闘の際は妖力で生み出した幻覚で惑わせたり、雷を落として高出来する事も可能で、情報を取り込めば、自身の妖力を使って精巧な偽者を生み出す事もできる。
劇中では情報操作を駆使して鬼太郎に濡れ衣を着せる等の行為を行い精神的に追い詰めて行き、1度は鬼太郎の心を折ることに成功して戦闘不能へと追い込むほどの実力者。
これほどの実力を持っていながら、その性格は幼い子供と同じで、自分の思い通りにいかなければ直ぐに癇癪を起こし、その行動目的は自身が快楽を得る為という典型的な愉快犯であり、そんな彼に疑念を抱いた西洋妖怪のボスであるドラキュラは彼の正体を突き止めようと密かに調べていたが、ギーガについて記された文献を全く見つける事が出来ず、結局その正体を掴めなかった。
関連項目
以下ネタバレに付き閲覧注意‼
その正体は、ネット世界に凝り固まって存在していた人間の感情(本人の口ぶりから恐らく負の感情と思われる)がグレムリンを媒介にして実体化した全く新しい妖怪(その為、古今東西あらゆる事態の文献にもその記載がなかったと思われる)。
機械好きの妖怪であるグレムリンがネットを弄っていた時に、大量の情報と共にグレムリンを取り込み体を乗っ取り誕生した(なお、グレムリンとしての人格は意思はギーガとしての人格に飲み込まれて眠っている状態となっている)。
最終的には実体を失いギーガそのものは消滅したものの、元々が負の感情の集合体のような存在であり、残留思念がコンピューターウイルスのようになって情報を操作し、大規模なサイバーテロを引き起こしたことが、本作のエンディングで語られている。