陰毛

いんもう

陰部及びその周辺に生える毛。恥毛とも言う。

目次 [非表示]

1 概要

2 芸術の分野とpixivでの陰毛の扱い

3 注意

4 関連イラスト

5 別名・表記ゆれ

6 関連タグ

概要

基本的に第二次性徴が訪れることで生え始める、人類には数少ない体毛の一種。体毛は男性ホルモンとの関係が深いため、男性では肛門や腹にまでかかるほどの剛毛を生やす者が見られる一方、女性では稀に生えない人もいる（更に稀だが男性でも生えないことがある）。

体毛の殆どを退化させた人類が、何故陰毛を存置しているのかという生物学的理由は未だ不明である。

性器を保護するためである（髪や脇毛もそうだが発汗で濡らすことで冷却を兼ねる）という説や、異性を興奮させるフェロモン（体臭）の保持のためであるという説の他、第二次性徴と共に発生・発達する点から性交（即ち子作り）が可能になった事を異性に知らせるサインであるという説もある。

一方、性器の保護のためであるなら生えない個体が一定数存在する説明が付かず、人類に生物学的な意味でのフェロモンの存在は否定され（単純な臭いフェチは認められているが）、栄養を十分に摂取した状態でも毛が生え揃ってから第二次性徴が終わるまで5年以上の時間がかかる等、いずれの説にも反論の余地があり決め手に欠く状態である。

色は基本的に他の体毛と同じである。金髪であれば陰毛も金色のものが生えるし、地毛が赤毛なら陰毛も赤毛となる。よって青や緑等の二次元キャラクターも同様の事が言えると考えられる（ただし陰毛は毛髪と比べずっと太いため、毛の色が同じでも髪に比べ全体的に濃い色目に見える）。

逆に、染髪をする際に陰毛まで染める事は稀であるため、そうした人物が不揃いな色を見せているとなんかエロいという事にもなる。

濃さも他の体毛に比例する傾向にあり、特に眉毛の状態を見る事で類推が可能であると言われている。もっとも、眉毛は誰でも一定程度密集して生えるものであるため、それは俗説の域を出ないが。

余談だが、第二次世界大戦以前の日本では兵士が妻や恋人、母親など身近な女性の陰毛を「お守り」として戦場へ持参するということが行われていた。その理由としては性器崇拝の名残とする説や「女性には“タマ”が無いから弾が当たらなくなる」という言葉遊びに因んだものであるとする説が挙げられている。

また、一説には「処女の陰毛であればより強い霊験が得られる」とも言われているが、上記の実態とは合致しておらず、大戦後に半ば伝説として広められたという側面が強い。

逆三角形やI字型などにあえて形を整える者もおり、型板も市販されている。なお海外では逆三角形はアメリカン、I字型はフレンチ、全部か殆ど剃ったものはブラジリアンと呼ばれている。

芸術の分野とpixivでの陰毛の扱い

一般的に縮れて立体的に生えるため、描く際にはイラストや漫画で表現する際には頭髪の色より少し彩度を落とすとしっくりくると言われる。デフォルメを効かせるなら房状に密集させて「モサ毛」にしてしまうと幾分楽になる。

また裸婦デッサンでは、描く対象になるモデルは「はえてない」よりは「はえてた」方が、一般に体のバランスをつかみやすいといわれている。

だが見た目以上に描くのに高い技術が要求される部位の一つでもあるため、pixivにおいては、陰毛の描写が省略される傾向も少なくない。

また、陰毛が見える状況では高確率で性器本体も見えているため、「R-18」以下性関連タグが優先されて描かれていてもタグ付けされていないという事も多い。

そもそも作品のタグ付けにおいてはpixivは仕様上たった10個しかタグを付けられないため、その作品に当てはまる全ての要素をタグ付けすることは不可能である。

そのため「年齢制限(R-18またはR-18G)」を除いて、タグ付けは基本的に投稿者の自由意思によるものであり、「キャラクター名」「作品名(一次創作の場合はオリジナル)」といったタグでさえその作品をより多くの人に見てもらいやすいようにという意味合いしか持っていない。

注意

「陰毛」について、過激なコメントを投稿する人が残念ながら一部存在する。

大きく分けて「タグ付けについて」と「陰毛の有無について」の二通りである。

前者はpixivにおいて、その投稿作品に見合わないタグ付けをすることは決して好ましくないが、例えば『陰毛が描かれている作品なのに「陰毛」タグが付いていない』とその作品内に描かれた要素のタグが付いていないことを批判するのも宜しくない。

そもそもpixivにおいてタグ付けは最大で10個しかできないため全ての要素のタグ付けなんてできないし、投稿者がその作品内に存在する全ての要素のタグ付けを行わなければならないというルールも存在しない。

閲覧者の年齢等を考慮した「R-18」や「R-18G」はpixivのルールに則って勿論付けるべきだが、それ以外は嫌悪感を抱く人が多いであろう「NTR」や「グロテスク」等の要素ならば注意喚起を付けた方がより丁寧であろう。

しかし、「陰毛」は第二次性徴を迎えた一定の年齢以上の人間であれば程度の差こそあれど基本的に生えているものであり、「陰毛」のタグが付いているかどうかに激昂するのは極めてナンセンスである。

また「陰毛」に限らず、仮に投稿者が付け忘れていただけだとしても喧嘩腰になるのは避けた方が良い。

上記以外のタグもそうであるが、投稿者本人の手でタグ編集をロックしている場合を除いて視聴者側もタグの編集はできるため、文句を言うのではなく、その作品に対して誤っているタグがあれば消去したり(投稿者が付けたタグの場合は編集できないため、間違いをコメント欄で優しく指摘してあげたり)、必要に応じてタグを追加して他の人も利用しやすいようにしてあげた方がより良いだろう。

後者については上述しているが、「陰毛」は第二次性徴を迎えた一定の年齢以上の人間であれば程度の差こそあれど基本的に生えているものであるため、それの有無について異議を唱えるのは対象があからさまに陰毛が生えていたらおかしい存在でもない限り異議を唱えている側の我が儘でしかない(例えば、小学校低学年以下の第二次性徴を迎えていない年齢の子供、あるいは二次創作において公式に陰毛が生えていないことを明言されているキャラクター、等)。

仮に第二次性徴を迎えている年齢のキャラクターに対してその陰毛が描かれていることに文句を言うならば、文句を言ったその人物は余程のロリコン(＝陰毛含む大人っぽい要素を許せない人)か余程の潔癖症(＝陰毛やワキ毛等を全て汚いものと評価し、その除去を他人に強制する人)、または現実の異性の裸体がどんなものかを理解できていない人(＝童貞、処女)、そして何事においても自分の思い通りでないとで気に食わない人(＝自己中心的)であると言っても過言ではない。

少なくともpixivにおいて法律違反(犯罪)や規約違反に関わるようなことでなければ基本的に投稿者の自由意思によって作品を作成、投稿できるものであり、その作品を対価を払ってリクエストした人でも無ければその作品に文句を言うのはおかしい話である。

ネットは顔が見えない場ではあるが、画面の向こう側には別の誰かがいることを意識し、ネットだからと言って好き勝手な発言をすることはその人本人の価値を下げることでもあることを理解するように努めた方が良いだろう。

仮にできないのであれば、その人は自分自身を他者への配慮を含むコミュニケーション能力が著しく欠如した存在であると猛省した方がその人本人のためである。