概要
アニメ「おそ松さん」第2期の第16話Aパート(アバン)。テレ東の本放送は2018年1月23日(22日深夜)。
また、同日に放送された他のエピソードはこちら↓
Bパート「グルメ回」
Cパート「となりのかわい子ちゃん」
あらすじ
いつか何処かの時代。ふと敵の前に現れる度に、いつも敵兵達の攻撃を振り切り金や武力、権力、女を奪う男が居た。
彼の名前はシャーザー(CV.安原義人)。全世界に存在するあらゆる物が彼の獲物であったが、ある時すべてに飽き、退屈を払拭する為に、今までの生活や記憶を一度全てリセットして新たな道を行く事を決意する。
帝国軍の敵兵達はシャーザーの宇宙船を追いつめたが、船内に残っていた者は愛人だけで、彼はすでにどこかへ去っていた。
シャーザーは博士の機械の力を借りてコールドスリープし、おそらくは別人の顔になって別の場所へ送られた。そして20年後、長年の執念の末、遂に敵兵達は彼の居場所と確信した地球へと足を踏み込んだ。銃先を突き付けられた相手は…………。
ネタバレ
銃先を突き付けられた相手はダヨーンであった。
ちなみに場所はデカパンのラボである。ダヨーンは4人の兵に向き直り「違うよ~ん。俺はダヨーンだよ~ん」と否定するが、兵達は「元からそんな顔した人間がいるか!」「シャーザーだ!」と引き下がらない。
そこへデカパンが何事かと駆けつけるが、兵達は今度はデカパンを疑い、「元からそんな恰好をした人間がいるか!」と銃を向ける。
外で騒ぎを聞きつけたイヤミもやって来るが、兵達は「元からこんな悪人面した人間はいない!」と今度はイヤミを疑う。
誰がシャーザーなのかと兵が問うと、ダヨーンは「こいつだよん」とデカパンを盾にした。銃を向けられ慌てたデカパンは「彼だス!」とイヤミを指差し、イヤミも慌てて「チミざんしょ!?」とダヨーンを指差し、三すくみになった。正体をなすりつけ合う3人と、迷って銃先をしきりに動かす兵達。
その様子を、窓の外からハタ坊が覗いていた。ハタ坊は笑みを浮かべて踏み台から降りると、黙ってその場を去った。
結局、シャーザーの正体は不明(?)のまま終わった。
ゲスト
- シャーザー (CV.安原義人)…長い金髪の美丈夫。「退屈は悪だ」と考え、何処かに転生したと思われる。
- 女性 (CV:無し)…シャーザーが助けた水色髪の美女。
- アンドロイド (CV.勝生真沙子)…博士と一緒に機械を作動させた。
- 博士 (CV:福田信昭)…白髪の博士。シャーザーに報酬を貰って彼を機械に入れた。
- 敵兵 (CV:松川裕輝、伊原正明、利根健太朗)
余談(ネタバレ注意)
- 記憶を消して顔を変えた宇宙海賊という元ネタは寺沢武一の『COBRA』。
- サーチライトに照らされながら逃亡するシーンは、ルパン三世で度々描かれているあのシーンのパロディ。両作は共に当時の東京ムービー(現在のトムス・エンタテインメント)がアニメを制作している。
- ちなみに、原作のコブラを演じた野沢那智は以前放送されたパロディ回の一つである1期18話Bパートの元ネタとなった『チキチキマシン猛レース』で実況を担当している。
- また、この回に登場する博士を演じた福田信昭は第2作目のおそ松くんでヤッチンというキャラクターも担当している。
- 第1期の16話Aも別のアニメが始まったかと思うような絵柄だったが、今回は途中でいつもの絵柄に戻り、戻った所でようやくサブタイトルのロゴが出る。