概要
CV:田の中勇→大竹宏(『モーレツア太郎』アニメ第1作)、緒方賢一(『元祖天才バカボン』)、千葉繁(『おそ松くん』アニメ第2作)、神谷明(『モーレツア太郎』アニメ第2作)、小島一慶(ニャロメのおもしろ数学教室)、西村朋紘(『みいファぷー』)、浅野忠信(『これでいいのだ!!映画★赤塚不二夫』)
レコード:大野進
もーれつア太郎のキャラクターであるが、作品を越えて高い人気を誇り、赤塚不二夫作品を代表するキャラクターである。
のちに『おそ松くん』など他の作品にも出演している。
どんな境遇にあってもくじけない根性のあるネコ。だがキャラクター中1番金にも女にも弱いのでネズミ男のような立ち回りになることもある。よく八百×にイタズラをしたり、普段のア太郎やデコッ八に対する態度が悪いためか、特にア太郎には理不尽な目に合わされる事もしばしば。しかしどうしても許せない不正や、助けたい者が居ると傷ついても誤解されても折れずに己を全うし、時としてデコッ八の心を動かす。体色は赤色の他に黄色やオレンジ色などがある。
赤塚キャラクターが数学、麻雀など様々なものを解説する漫画では、説明役に回ることも多い。
「ニャロメにも誕生日があった」によると、生年月日は1941年7月17日。
原作版
八百×の近所にケムンパスとべしと一緒に暮らす猫。と言っても最初はデコッ八がいじめっ子から助けるためにお金を払って買った猫で四足歩行で「ニャロメ」を初め猫っぽくしか鳴かなかった。ア太郎には全く懐かず、ご飯を炊いたら全部食べちゃったりする困った猫。そのうちに捜索願いが出されてことを知り、持ち主に返されるが持ち主の元を逃げ出していつのまにか野良猫として定着する。山で猫たちと宴会しケムンパスとべしにあった辺りから現在のニャロメのように振る舞っていたが、しばらくは「ニャロメ」と鳴いてすぐ出番終了ということが多かった。主役回もあったり、デコッ八との話や裏切りの話もある。八百×とはいたずらしたらいじめられてまたいたずらというループが基本である。
基本は同居のケムンパスとべしをいじめているが、ケムンパスの場合はケムンパスを食べようとココロのボスと争い、べしに賞金がかけられた時はべしに「花は美しいべし」「生きていることは楽しいべし」と言われて花を渡された時に初めて金より仲間のべしを選んだ。ア太郎でさえもべしを引き渡そうとしていたのに対し、自分は死んでもいいからべしを渡さないという態度にデコッ八は心を打たれ、ア太郎に「俺を殺せ」と反抗した。その他ひき逃げ事件で子供をひき逃げした人間を追い詰めたり、置き去りの赤子を助けようとした。誕生日が発覚した話で実年齢28歳。
原作リメイク版
第1話ではアニメ第2作同様デコッ八の実家の温泉宿の近所に住んでいてデコッ八の荷物に紛れて上京しにきたところまでは同じ。だがデコッ八と喧嘩にならず、すぐに八百×を出ていった。その後は八百×の二人にノせられてオモチャにされることもあるが、唯一このバージョンでは八百×の手伝いをたまにしている。仕入れに付き添って事故に巻き込まれたり、二人とも風邪でダウンしているときに店番をしたり任せられれば責任をもってやる誠実な一面もある。
でも基本的な性格は変わらないのでいたずら心や普段の報復する気持ちもあるので、事故の件で仮死状態になった二人の身体が別な霊に乗っ取られた時(その霊を追い出さないとア太郎とデコッ八は自分の身体に戻れない)はやり過ぎなぐらいに棒でフルボッコにして霊を追い出し、海でいじめられた時は魚介類の新しい仲間とココロのボスと一緒に復讐をした。
風邪の件では女の子に恋をし、人間になろうと一生懸命努力したが叶わず、ア太郎とデコッ八の同情を誘った。だが別の日にメス猫に恋をしやっぱり猫だなと二人を呆れさせた。
GCニャロメ
ニャロメが主役のスピンオフ。ケムンパス、べしと同居なのは相変わらずで、3匹で協力して金を稼ぎ夢のために頑張っているが、上手い話に乗せられて金を失うことも。それでも希望を捨てずに3匹で前向きに生きる話。
アニメ版
第1作
第2作
デコッ八の実家である「雪田屋」の近所に住み、温泉に入った客に流しをやっていた猫。「子供がお腹をすかせている」「父が病気で」等の理由で同情をひき歌を聴かせていたが、余りに音痴で酷い声であった。すぐにデコッ八に追い払われ、デコッ八がア太郎の子分になろうと八百×を訪ねた際に一緒に東京で一旗あげるために荷物に紛れていた。デコッ八とその場で喧嘩になり、ア太郎に怒られると一目散に逃げ出しその後はボロボロで窓がないワゴン車にケムンパス、べしとともに暮らす。また、ハナタレ小僧の「菊千代」にとても懐かれている。
誕生日が発覚した話で20歳。
影響
三島由紀夫
故・三島由紀夫は生前、もーれつア太郎を欠かさず読んでおり、ケムンパスとベしと共にこのニャロメのファンだったという。
他作品におけるニャロメ
おそ松くん
魚泥棒を働いたり、ゴミを漁ったりと、普通の野良猫のように描か れているが、二本足で歩いたり言葉を話したりするシーンがある。
『週刊少年サンデー』掲載時の作品よりも『週刊少年キング』掲載時の作品に多く出演してい る。
アニメ第2作目では、ニャロ子という彼女がいる。
花の菊千代
『月刊コロコロコミック』に連載されていた『花の菊千代』では1981年8 - 9月号掲載分にニャロ メと名乗る野良猫が登場。菊千代いわく、どこかで見た顔だという。空腹と陽射しで干物になり、お湯をかけると生き返る。
ニャロメのおもしろ入門シリーズ
1981年に出版された『ニャロメのおもしろ数学教室』では、ニャロメは学識はあるが口の悪い博士役として数学のトピックを説明するキャラクターとして活躍。他にも多くの赤塚キャラが登場 して分かりやすく展開した。この作品が好評となり、翌年以降『ニャロメシリーズ』として科学分野を中心とする入門コミックが次々と描かれた。
アニメ週刊DX!みいファぷー
ネコの目ニュース
イメージソングなどの関連ソング
関連タグ
ガニメ・・・名前の由来の一部になった。