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イヤミはひとり風の中

いやみはひとりかぜのなか

『おそ松くん』と『おそ松さん』のエピソードのひとつで、イヤミメイン回。原作屈指の名作として名高く、過去2回にわたってアニメ化されている。
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概要

{1} 漫画「おそ松くん」の長編ストーリーの1つでファンの間からも評価が高い作品。初出は『週刊少年サンデー』1967年(昭和42年)41号。

単行本では曙出版の『おそ松くん全集』第21巻の表題作にもなった。竹書房文庫版18巻ではフジオ・プロの峯松孝佳(=吉勝太。現・作画チーフ)がイヤミとその話のオリジナルヒロインのを描き下ろしており、アケボノコミックス版の表紙が口絵となった。小学館文庫『赤塚不二夫名作選/おそ松くん』では「チビ太の金庫破り」「オメガのジョーを消せ」と並んで本作が収録され、電子書籍のeBook版では22巻に収録された。

また、本作はオムニバス単行本『泣けるアカツカ』にも収録されている。


{2} 第2作目のアニメ「おそ松くん」のOVA作品。1990年8月25日発売。本来は78話「イヤミの長家の灯」として放送される予定だったが放映されず、このような形となった。

TVシリーズが早い段階でDVD化されたのに対して、本作は長らくその機会に恵まれないまま視聴困難な状況となっていた。

しかし、2011年5月21日に東映まんがまつりなどで公開された赤塚作品の劇場版やTVスペシャル、OVAなどを寄せ集めたコンピレーションDVD『赤塚不二夫アニメコレクション 映画・TVスペシャル・OVA豪華13本立てなのだ!』においてようやく初収録される運びとなった。


{3} アニメ「おそ松さん」第2期の第18話のサブタイトル。テレ東の本放送は2018年2月6日(5日深夜)。BD/DVD『第6松』に収録。

今期では2度目の原作オマージュ回となっているが、こちらは時代が原作の江戸時代から戦後高度経済成長期までの昭和の時代に変更されている


あらすじ(ネタバレ注意)

漫画「おそ松くん

OVAは一部の配役が原作と異なる。


江戸の片隅に、腹の空いた連中ばかりが集まっている長屋があった。誰が名付けたのかその長屋は"ハラペコ長屋"と呼ばれていた。

そこに住む一人の浪人の名はイヤミ。長屋の大家のデカパンには「あんたみたいな怠け者は見た事が無い」と言われ、チビ太扮する若チビが長屋の前で朝食を見せびらかし、落とした物があれば「侍の癖にみっともない」と言われてもがっつく。「誇りは無いのか」と言われれば「埃だらけ」と返し、子供の物でも何とか媚びて貰おうとするそんな卑しい野郎であった。


そんな時、イヤミはとある少女に出会う。彼女は盲目の花売りで、最初は彼もお金を誤魔化して花を受け取ろうとするが、お釣は無いと言われ「じゃあお釣はいらない」と返すと、少女はイヤミを「きっと良い人ね」と言う。

初めて人に褒められた彼は照れる素振りをした。この少女には両親も居ず、自分はよく騙され誤魔化されるといい、イヤミは自分の行いに赤面する。

「どんな顔をしているのか」と聞かれれば、「目はパッチリ鼻が高く口許優しく白い歯がちょいと覗いている」と返し、少女は素敵な顔と喜んだ。そして、去り際にイヤミは花をもう一本貰った。

ところが、馬がやって来てイヤミは踏まれ、少女の悲鳴を聞き彼は慌てて駆けた。物臭な自分が生まれて初めてこんなに走れるのかというくらいに。

その先には散った花の中に倒れる少女の姿。彼はお菊と名乗った少女と暮らすことを決意する。

お菊の目を治せないかと思ったイヤミは、知り合いの医師黒ひげ先生に診察してもらった。

「自分には治せないが、いま長崎にいるオランダ人医師なら治せる」、それが黒ひげ先生の結論だった。しかしそのためには、とてつもない大金が必要だった。

イヤミはひとり風の中

そこで、イヤミがまず向かった先は若チビの御前試合。彼は予選で次々と勝ち抜いていったが、あと一歩の所で若チビの策略で負けてしまう。一方、長屋ではデカパンがお菊から話を聞き、彼の変わりように感心していた。

試合の賞金を当てに出来なくなったイヤミは昼夜関係無く働いた。そんなある日、長屋に遊びに来た若チビはお菊に恋をしてしまう。

若チビなら治療費を簡単に出せるが何度出向いても、彼女はイヤミを信じて申し出を断った。嫉妬した彼はイヤミの仕事を次々と奪い、金策を絶っていった。

更に悪い事は続き、目を治せる先生がオランダに帰ると言われイヤミは困り果てたが、若チビも流石にお菊の事を好いていると同時に目を何とか治したいと思っていたので、イヤミに大金が渡るよう一計を案じる。

そして、彼は強盗で奪った金を無事黒ひげ先生に渡し、お菊を連れ旅立たせる事に成功したが、その代わりにイヤミだけが捕まるという若チビの計略にはめられてしまった。投獄された後も、彼はずっとお菊のことを案じていた。


それから4年後。ようやく釈放されたイヤミが、元居たハラペコ長屋に戻ってみると………彼の知り合いは一人もおらず、お菊を託した黒ひげ先生も、すでに死んでいた。

お菊を探そうにも手がかりが無く、絶望して働く気力も無くした彼は、とうとう乞食にまで落ちぶれてしまう。

本物の乞食として苛められていたその時、茶店で働くとある女性がイヤミを助けてくれた。親切にしてくれた事に礼を言うイヤミに彼女はこんな事を言った……「自分も人の親切で目が見えるようになった」と。

イヤミはその女性がお菊だという事に気付き、嬉し涙を流す。その様子を見た彼女は、彼がかつて自分を助けてくれたおじさんの喋り方に似ている事に気付くが、当の本人はあえて否定する。

お菊は長屋に戻っても優しくしてくれた人達は既に誰も居なくなっており、お金を貯めてここでイヤミを待ち続けていた。本物の彼をこの目で見たいと涙を浮かべる彼女に当の本人もまた涙を流す。

そして、お菊は乞食のイヤミに金を持たせようとするが、彼はいつか会える日までとっておくようにと受け取りを拒否した。

イヤミは生き生きとした笑顔で働く彼女を見ながら「しあわせになるんらんすよ」と茶店を後にし、風の中を去っていった。なぜか彼を慕ってついて来た、野良猫を抱いて……。


一方、物語の悪役だった若チビは、誰も予想できなかった形でその報いを受けてしまう。それが報いであることすら、知ること無く………。


おそ松さん

前回の第17話では恒例の次回予告の台詞が無く、いざ始まるとOPの『まぼろしウインク』が流れるのは数秒のみ。EDも本来の『大人÷6×子供×6』ではなく哀愁漂うBGMが流れる異例の回となった。


かつての古き良き昭和のとある時代(東京タワーが建築中)。ハラペコ町では、決して裕福では無いものの多くの人々が日々一生懸命働いて暮らしていた。

しかし、長屋に住む無職のイヤミだけは大家のダヨーンに対し滞納している家賃を払おうとせず、時折隙を狙っては食べ物を盗んで皆に追いかけ回されたりと、あまりにも堕落した生活を送っていた。

また、大金持ちのチビ太チンピラ6つ子達を連れて外で威張りながら堂々と食事をした時には、イヤミは彼が地面に落とした食べ物ですら口にする程執念深い所を見せ、ますます住民から嫌われていた。


ある日、彼はの上で花売りをしている盲目の少女と出会う。誰かにぶつかって倒れた衝撃で花籠を落としてしまい、慌てて一つ一つ拾おうとした彼女の様子を見たイヤミは、ふとした優しさで手伝ってあげた。

少女はお礼を伝えた後、1本5円のお花を買ってほしいと彼にお願いする。当初は渡す金額を50円玉と嘘をついてお釣りを貰おうとしたが、「まだ今日は1本も売れてなくて釣り銭も無い」と聞き、お釣りはいらないからそのまま貰ってほしいと慌てて5円玉を渡した。花を買ってくれた事が嬉しかった彼女から「おじさんは良い人ね」と言われたイヤミは内心で照れまくりになる。

その後、何故ここで花を売っているのかと彼女に聞いた所、両親を亡くしてから生活の為にしている事を知る。世知辛い世の中だとしみじみ思うイヤミは、別れ際にお礼として花をもう一本貰えた。

彼が立ち去ろうとしたその時、今度は車にぶつかりそうになって倒れた少女はまた花籠を落としてしまう。慌ててもう一度拾い直そうとする彼女の様子に心動かされたイヤミは、もう花を拾わなくて良いと言う。そして、「チミもミーと一緒に来るザンスよ!ミーも貧乏だけど、これからはミーがついてるザンス!問題解決ザンス!」と慰め、優しさに触れた彼女は思わず彼の懐に抱きついて涙を流した。


道中でお互い済ませた自己紹介では、彼女はと名乗った。イヤミも自身の名前を教えた後、彼女から「どんな顔なのか」と聞かれ「二枚目の紳士ザンスかね」と答える(その直後、近所に住んでいた松造松代夫婦から馬鹿にされたが)。

その後、医者のデカパンに菊の目を診てもらった所、彼自身は残念ながら治せないものの、今日本に滞在しているアメリカ人の名医であるカショー(カーショーかも)を頼ると良いとアドバイスされる。希望が見えたと喜んだ2人だったが、そのためには莫大な治療費がかかると告げられてしまった。


それでも菊の目を治したいと強く願ったイヤミ。まずチビ太主催の『賞金デスマッチ・プロレス』に出場し、一儲けを計画する。未だに無敗のムキムキなプロレスラーを相手に、ひょろひょろな体付きな彼を見た人々は大笑いし、「あの野郎死んだな」とチビ太や6つ子達も彼を馬鹿にする。

しかし、その直後に観客席でただ一人イヤミを応援する菊を見たチビ太は彼女に一目惚れしてしまい、同時に何故彼の元にあんな可愛い少女が居るのかと戸惑う。

そして、一進一退の攻防が繰り広げられる中"シェー固め"で優勢になったイヤミだったが、チビ太から目潰しとして予め子分のカラ松が用意しておいた練り辛子を投げられる妨害を受け、結局敗れてしまう。


帰宅したイヤミは憤るが、しかし諦めない。目潰しのせいで一時的に菊の苦労を実感したのだから尚更だった。


イヤミは牛乳新聞の宅配、の持ち運び、屋根の修理など町中で何でも必死で働き始めた。その改心ぶりは「あの子に出会ったおかげで、ろくでなしがまともになっちゃった」と魚屋のトト子が言ってしまう程であった。町の住民達も感心するその様子を見て嫉妬したチビ太は、彼より先に大金を受け取って貰おうと6つ子達と一緒に菊の所に赴いた。

しかし、幾ら彼らが説得しても彼女は「私の目は大好きなイヤミおじさんが治してくれます」と断言し、本当にその事を信じているのかというチビ太の問いにも迷い無く頷くだけで、結局大金は受け取ろうとしなかった。


昼も夜も彼女の為に働き続けたイヤミだったが、ある雨の日に帰宅した直後、無理が祟って倒れてしまう。「これでもう一生分の仕事をしたざんす。だからもう死ぬまで働かなくて良いザンスよ」と笑って呟いた彼は、貯まったお金を菊に託す。しかし診療をしていたデカパンは苦々しい表情を浮かべながら全然治療代には及ばない事を告げ、自分自身もそこまでの貯金が無い事をイヤミに打ち明けた。

更に、この状況に追い討ちをかけるかのようにカショー先生は明日の夜の汽車で去ってしまう事も告げられた。


助ける事が出来ない悔しさのあまり、思わず外に出たイヤミは雨が降りしきる中で土下座をして、腹の底から「お金が要るザンス!」と叫び、今までのハラペコ町の人たちに対する謝罪と、どうしてもお金を借して欲しい事を訴え続けた。

彼の懇願は町中の人々の所に響き、心を揺さぶった。しかし彼らも貧乏で、菊の為に手を貸したくても貸してあげられない現実に歯を食いしばる他無かった。

この様子を陰から見ていた6つ子達は、ある事をチビ太に提案する。


翌朝。今夜チビ太が100万円を持って町に来るとこれみよがしに噂をする6つ子の会話を、落ち込むイヤミが耳にした。


そして、その日の夜。6つ子達の作戦の甲斐もあってか、イヤミはチビ太達の元に泥棒に扮して脅しに来る……が、彼のあまりのビビリっぷりな様子にこれは一体どういう事なのかと逆に彼らが戸惑ってしまう。

何とかきっかけを作ってイヤミにお金が渡るようにしよう、と6つ子達はあの手この手を使って試みるがどれも上手く行かず、最終的にチビ太本人が上手く金を渡してあげた。

ようやく手に入れた大金を持って行こうと駆け出したイヤミだったが、今までの疲れが取れていなかったのも仇となって倒れてしまう。更に、厄介な事に偶然近くを通りかかった警察から強盗犯と誤解されてしまった。

6つ子達が必死に警察に弁解するのも虚しく、イヤミが手錠をかけられようとするのを見たチビ太は、悔しさのあまり大声で助けを求める。

しかし、昨日のようにまた誰も来ない…………と思われた次の瞬間。


何と町の住民達が次々とイヤミの元に押し寄せて来た。最初は日頃の恨みを晴らす為と思われたが、実際は彼をボッコボコにすると見せかけ周りの砂を叩き起しただけで、警察を撹乱させて逮捕の妨害をしていたのだ。彼らに秘められた優しさや団結力に気付いたチビ太は思わず感動する。

一体何が起こったのかと呆然としているイヤミに6つ子達が駆け寄り、早く菊の所へ金を届けに行けと急かす。一時は彼に代わって「俺達が金を届けて……」とおそ松が提案するが、直後にチビ太が駄目出しをしてイヤミの元に駆け寄り、彼も一言言い放つ。


おい立てよ……走れよ。駅でお菊ちゃんが待ってんぞ


プロレスの時とはもはや違うチビ太の優しさに気付いた彼は、それでもどうしたらいいのか分からず呆然としていた。

その様子を見かねたチビ太の一喝で我に返ったイヤミは、脳裏に菊との思い出が蘇った。


目が見えない中、いつもただ一人で健気に橋の上で花売りをして佇んでいた菊の姿を。

貧しいにもかかわらず、彼の長屋で共に楽しげに過ごしていた菊の様子を。

そして…………今は亡き両親と一緒に写っている写真を掴みながら、静かに涙を流しつつ眠っていた菊の顔を。


意を決した彼はシェーで高く飛び上がり近くの屋根に着地した後、あえて誤解を正さずに警察に言い放つ。


うっひょー!この金は頂いたザンス!シェーーーーーー!!!


イヤミは一目散に走り出した。四方八方から警察達の足や怒声、更にサイレンを鳴らした無数のパトカーが迫る中、菊が待っている汽車の駅の元へ。

結局、イヤミは強盗罪で逮捕されてしまう。しかし、彼はチビ太から貰った金を無事に届け、彼女は治療の為カショー先生に連れて行ってもらう事が出来た。誤解が解かれないまま刑務所に投獄された後も、彼は菊の身を案じていた。


それから数年後。ようやく釈放されて帰って来たイヤミが目にしたのは高層ビル東京タワー、撤去されたハラペコ町の看板、新設予定の建物の工事現場として跡形も無くなった元・自分の長屋、整備された橋、汽車の路線など………彼が知らない間、町はかつての面影を忘れてしまったかのように変貌してしまっていた。そして、菊の行方を知る人も居なかった。

行く宛も無くフラフラとさ迷っていた中、イヤミはとある街の一角で花屋を見つける。丁度その時来たお客さんに声をかけられて振り向いたその女性の店員に、彼はハッと思い出した。

あの髪型に、とても優しい表情や花を手に取る仕草、そして彼への伝え切れない感謝の思いもあるのだろうか『イヤミ花店』という店名…………イヤミは、彼女が菊である事を確信する

18話目のアレ〜キレイナモノ〜お菊ちゃん

かつて見えなかった目が無事回復し、昔の花売りから素敵な花屋さんを開いて立派な女性になっていた彼女を見て、彼は遠くから嬉し涙を流す。当の本人も、誰かの気配に気付いたのかふと顔を上げて辺りを見回したが、もう既に誰も居なかった。一体何を感じたのだろうと思った菊の心残りも、次のお客さんの応対でその事もすぐに忘れてしまった。

花

そして、イヤミは何も語らないまま、一人何処かへ立ち去って行った……………橋の上での偶然の出会いから、彼の隣についていった野良猫と一緒に………。



余談

  • ストーリー下敷きは1931年に公開されたチャップリンの『街の灯』が元になっている。
    • 特に『おそ松さん』では、舞台が日本であるという点を除けば大まかな展開は比較的こちらの方とよく似ている。

  • 第2作目のOVA『おそ松くん』では終始フルカラーで物語が展開されるのに対し、『おそ松さん』では殆どのシーンが時代の雰囲気に合わせてなのか第1期と第2期の第1話のようなモノクロセピア)映像で物語が進む。しかし花のピンクなど要所でパートカラーが入り、そしてラストでようやくフルカラーの映像に変化する展開となっている。
    • ただし、主線は終始一貫して毎度お馴染みの青色で描かれている。また、6つ子達が着ている松柄衣装の地の色は彼らそれぞれのイメージカラーが序盤から既にうっすらと確認出来る。(画像参照)

18話模写#2


  • 今回の6つ子達は、『おそ松くん』ではチビ太との関わりが殆ど無いごく普通のモブだったのに対し、『おそ松さん』では親分である彼に従う子分というサブキャラで登場している。
    • アプリゲームのしま松やたび松では同じ衣装が「チンピラ」「チンピラ松」という名称で登場した。
  • また、今回悪役ポジションで登場したチビ太は原作では江戸時代の将軍に当たる若殿で、イヤミにお金を稼げないようにしようという酷い仕打ちをするなど終始悪役だったが、『おそ松さん』では6つ子達を子分として引き連れるギャングの親分で、こちらの方でもイヤミには嫉妬するが先述のような妨害はせず、中盤からは6つ子達と共に菊を助ける為彼に手助けや一喝をした事から、原作より行動がかなり協力的になっている。

  • 菊の両親はどちらも本編開始時で既に故人となっているが、死因はそれぞれ異なっている(厳密には原作では記載が無い為不明だが、第2作目のOVAでは病死、『おそ松さん』では作中の描写から戦時中に起きた本土空襲で犠牲となった可能性が高い)。


  • おそ松さんでは医者に治してもらう為には「アメリカに行く」筈なのだが、菊とデカパンやカショー先生らが待ち、イヤミが駆けつけるのは何故か上野駅であった。船で旅立つとしても東北本線常磐線は使わない筈だが、今回はあまり気にする必要は無いだろう。
    • なお、当時は上野駅~東京駅間には東北本線の列車線がまだ存在していたので、上野から南下する列車も(山手線京浜東北線以外にも)存在していた(しかし、後に新幹線ホーム設置のため列車線は撤去され、更に21世紀に入ってから上野東京ラインとして再敷設された)。
    • 因みに、1期9話Bパート『恋する十四松』の回でも東北新幹線系統(E2系)に乗って東京を離れる十四松の彼女を見送る駅も、設備や背景から同じ駅がモデルとなっていた。そして今回は、“時計のある鉄筋コンクリ造りの駅舎”に、“右手が山(恩賜動物園)、左手はすでに建物が並んでいる背景の地上ホーム”(上野駅地上ホームから鶯谷方を見た時の光景)が見られる事から、こちらも上野駅の可能性が高いと思われる。
    • 更に、過去の赤塚映像作品でも上野駅は別れのシーンにしばしば使われた。


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時代劇おそ松さんおそ松さんにおける時代劇をモチーフにしたエピソード。


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