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復讐のチビ太

ふくしゅうのちびた

「おそ松さん」第2期の11話サブタイトル。ピアノの不気味なBGMが響く回。
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概要

アニメ「おそ松さん」第2期の第11話。テレ東の本放送は2017年12月12日(11日深夜)。 
第11話の内容はこの1本のみ。EDは遅松66バージョン。予告の担当は十四松(→次回)。

あらすじ(ネタバレあり)

今日もチビ太おでん屋のツケを払わない六つ子
さらに六つ子のせいで大事なものを失った事が引き金となり、チビ太は復讐を決行する。
折りしも外は悪天候で、松野家の電気はうまく点かず、暗い家の中には六つ子だけ。そんな中、チビ太の「松狩り」(松刈り)によって、六つ子は一人また一人と襲撃されていく。
果たして彼らは狂気で満ちたチビ太の魔の手から逃れられるのか、そしてこの出来事の結末は…………

※以下、結末までのネタバレが含まれます。

前半

いつも通りチビ太のおでん屋台に来ていた6つ子達。だが、当の本人は今までタダで飲み食いしてきた分のツケが溜まっているという理由で、今日という今日は何も出さないと言い張る。
困った6つ子達はチビ太やおでんについて褒めたりお世辞を言ったりと、あの手この手を使った甲斐もあって「ちゃんと後日にツケを払う」という条件で何とか食べる事が出来た。

しかし翌日、6つ子達が呑気にパチンコ競馬に行っていたのを見たチビ太は激怒して、逃げる6つ子を追う。川沿いの土手を必死に走りながら弁解する彼らにチビ太は耳を貸さず、転んで逃げ遅れたチョロ松を捕まえる。彼を助けようと立ち向かった5人だったが、その際にチビ太の頭に1本だけ生えていた毛を誤って抜いてしまう。
何とかチョロ松を助けた彼らは、涙をこぼすチビ太に慌てて「そのうちちゃんと払うから」と言い残し、その場から逃げ去っていった。ツケも払わず、挙句の果てに大事な1本の毛を抜かれたチビ太の怒りは、遂に頂点へ達する事に。

一松「何だこの天気、すげえな。……あ?」
翌日の夕方に目を覚ました6つ子達は、圏外を示しているトド松スマホや電源を入れても砂嵐しか流れないテレビ、ずっとパカパカと明滅している金魚の照明を見て、ある異変を感じ始める。
更に、両親の松造松代一松が見当たらないという事態にもなり、ますます謎は深まるばかりであった。……が、丁度その時2階の部屋でガラスが激しく割れる音が5人の耳に入る。
慌ててそこに向かった彼らが目にしたのは、丸刈りされた頭に大きなたんこぶが出来た状態で気絶している一松であった。一体誰が何故こんな事をしたのかと困惑する中、カラ松チビ太が遂に復讐に出たという事を確信する
最初は半信半疑だった4人だが、直後に一松が無理やり詰められたと思われるおでんを吐いた。戦慄した彼らはチビ太を家の中に入れないように急いで戸締りを済ませ、内側から板を打ち付けた……既に彼がそこに潜入しているという事も知らずに

2階でじっとしていた5人はトイレに行きたくなる。怖いので行く順番を譲り合う中、とうとう停電する。
なんやかんやで一番手になったおそ松は一人で廊下をこわごわと歩き、トイレに着いたがドアを開ける勇気が無い。人影に驚いて飛び上がるが、様子を見にみんなで降りて来た兄弟だった。が、カラ松がいない。
居間で彼らが目にしたのは、丸刈り頭にたんこぶが出来て気絶し、耳の穴におでんを詰められたカラ松の逆さ吊りであった。襖には「六つ子おぼえてろ」などの赤い文字が。

チビ太が家の中にいると察する4人。怖がりのトド松が戸締りを破って外へ出ようとするが、中のほうが安全だと兄達が止める。そこへチビ太の笑い声が響き、4人は一目散に逃げる。
トド松は戸棚に、おそ松とチョロ松はトイレに、十四松は天井の角に隠れた。
「まつがり、まつがり、たのしいな」と、犯行をほのめかす歌声が聞こえてくる。
「紫松は口の中、青い松は耳の中。次はどの松、てやんでぇ~♪」

やがてトド松は戸棚を抜け出して2階へ行き、十四松のバットを使って、窓に打ち付けた板を必死で壊す。しかしトイレへ向かっていた誰かが、2階から響く音を聞きつける。
板は剥がれたが外には出られなかった。おそらくチビ太によって、窓は外側からも鉄板で塞がれていた。パニックに陥るトド松は、そのまま部屋に閉じ込められてしまう。
怯えきって「おそ松兄さーん……」と助けを呼ぶトド松。その背後に……。

後半

十四松「イヤミ、武器持ってない? ミサイルとか爆弾とか」
イヤミ「諦めるざんす。チビ太に狙われた時点でチミ達はもう終わりざんす」
家の外へ出たおそ松・チョロ松・十四松の3人。2階から、丸刈りにされて鼻の穴におでんを詰められたトド松が吊るされていた。
雷雨の中を3人は逃げて、イヤミの家へ押し寄せる。
家には女の人(ドブス)がいて気まずいイヤミと3人だったが、それはともかく。
イヤミは宿泊を許し、店屋物を取ってやると言い出ていった。3人は出されたお茶を飲みつつイヤミに感謝するが、優しすぎて怪しいと気づいたとき電灯が消える。
そこへ聞こえる松刈りの歌。チビ太に買収されたイヤミと女が、笑顔で彼を家に招き入れていた。

巨大なバリカンを持ったチビ太が姿を現した。
3人は許しを乞うが、チビ太は抜け毛を遺影のごとく額縁に入れ、「つるっぱげ」になった怒りを叫ぶ。昔からそう思っていた3人は呆気にとられるが、チビ太にとっては一大事だった。
襲いかかるチビ太から逃げる3人だが、玄関の戸が開かない。弟を盾にしようとして逆に盾にされたおそ松は、チビ太の頭突きをくらって気絶。その額に大きなたんこぶが生じる。そう、チビ太は昔から石頭なのだ。
チョロ松を抱えた十四松が、戸を蹴破って外へ飛び出す。どこまでも追ってくるチビ太に2人は砲撃で応戦するが、チョロ松も頭突きで倒され、残った十四松が逃げる。

チビ太「怒られると思って黙ってたな」(うなずく十四松)
チビ太「でもバレてたな」(うなずく十四松)
ホテルの屋上で、十四松とチビ太が対峙する。チビ太は、毛を抜いた犯人が十四松だと知っていた。
そして両者の一騎打ち。結果は……一瞬で服の破れた十四松が倒れ、チビ太の勝利。敗れた十四松にも何が起こったのかわからないほどの早業だった。
(スローモーション再生の回想によると、その一瞬の間に、助っ人のデカパンダヨーンハタ坊が十四松を取り押さえて動きを止め、チビ太は十四松の股を狙って頭突きの金的で仕留めた。3人は報酬の五千円を受け取り、チビ太に挨拶をして帰った。一瞬の間に。)
チビ太は「勝ったぞー!」と子供のように喜んだ。

晴れた空の下、おでん屋台には上機嫌のチビ太と、素っ裸で転がる丸刈りの六つ子がいた。
チビ太は松刈りの歌に合わせて、今度はおでんではなくからしを体に塗りたくる。紫松は口、青い松は耳、桃色松は鼻、緑の松は目玉、赤い松は尻、黄色い松下の松に。
その六つ子を松野家の屋根から逆さ吊りにして、チビ太の復讐は完成したのだった。

なお、行方が分からなかった六つ子の両親は、旅行でハワイを満喫して帰って来た。そして、帰宅して変わり果てた息子の姿を見ても、罰が下ったのだろうからと特に反応する事無く家に入っていった。

そして、最後に登場したトト子が「つるっぱげ」の頭を「こっちのほうがいいね」と撫でた途端、チビ太のコンプレックスは解消した。吊られっぱなしの六つ子の前で「実はオイラもこっちのほうがいいかなって……」と、トト子に照れ笑いをするチビ太であった。

余談

  • 原作『おそ松くん』の似たエピソードでは、「チビ太の復讐」(別冊少年サンデー掲載。竹書房文庫版12巻、eBook版13巻、かわいいおそ松くん2巻に収録)が該当する。この回はおでんを盗み食いしたイヤミがチビ太にその濡れ衣を着せ、6つ子達はそんな彼を土管の中に閉じ込めてしまう。散々な目に遭ったチビ太は彼らにえげつない復讐をするが、最終的に主犯がイヤミであると分かった時は6つ子達と協力して彼をフルボッコにする……という話である。
    • また、第2作目のアニメでも25話『おでんの恨みは怖いザンス!』で上記の原作と同じ内容が放送されている。
  • カラ松がチビ太のおでんを褒める際に言った「ミショラン」はホテルや飲食店の格付け本として有名な「ミシュランガイド」のパロディ。
  • 最初にチビ太から逃亡した際に、チョロ松が転んだにも関わらずカラ松が心配しながらも4とそのまま先に行きかけたシーンは、23話Bパート「ダヨーン族」と似たような展開となっている。
    • ただし当時は上3人の状態で、チョロ松を置いて一緒に逃げた相手はおそ松である。
  • 閉ざされた環境、歌になぞらえた凶行など、1期第8話とは違った方向でミステリーのお約束を思わせる所がある(推理はしないが)。
  • チョロ松がつけたテレビは砂嵐(スノーノイズ)の画面が出ていたが、これはアナログ放送特有のものであり、現在の地上デジタル放送では見ることができない。
  • 頭を丸刈りにされるという出来事は1期9話Aパート「チビ太とおでん」でカラ松だけ既に経験している。
    • またパラレルではあるが、一松も1期20話Bパート「スクール松」で裏番の一松としてハゲ頭の姿を披露していた。
  • イヤミの家が登場したのは1期3話「こぼれ話集」のひとつ「10月31日」以来となる。同話で家を失って以降、イヤミはほとんどホームレスとして登場していた。
    • なお、今話では表札の文字が「伊矢見」となっているが、原作『おそ松くん』では一貫して「井矢見」表記であった。5話ED「イヤミ音頭」でも同様の表記だったが意図的なのか誤記なのかは不明。
    • 3人がイヤミに助けを求めるシーンは2期6話Aパート「イヤミがやって来た」と真逆の流れであり、対比したような構図になっている。
    • 1期15話のドブスが再登場しており、この回ではイヤミの家にいた。お仕事なのか、彼と一緒に暮らしているのか……。なお原作『おそ松さん』では元々ドブスな花の精はイヤミに憑いていたため(姿は異なるが)原点回帰とも言える。
  • 復讐鬼と化したチビ太の衣装(軍服を着て頭に懐中電灯を2本括りつけてる)の元ネタは戦前に起きた某事件の犯人
  • チョロ松と十四松が逃げるシーンで、トラックの荷台に乗ったシーンのみ二人のパーカーの色が入れ替わっている作画ミスがある。
  • チョロ松と十四松がチビ太に向けて放った武器はM202ロケットランチャー
  • 十四松の服が破れる演出は「キルラキル」の戦維喪失が元ネタと思われる。
  • 六つ子がやられる順番の「一松→カラ松→トド松→おそ松→チョロ松→十四松」は、第1期の多くの話や第2期9話「キャンペーン発動!」での六つ子が布団で寝る順番(左から)と同じである。
    • ただし、完成したチビ太の松狩りの歌では「一松→カラ松→トド松→チョロ松→おそ松→十四松」と2人だけ順番が入れ替わっている。
    • また、その後軒下に吊り下げられた順番は「おそ松、カラ松、一松、チョロ松、十四松、トド松」と、兄弟順から2人だけ入れ替わった形となる。 
    六つ子の体にからしを塗るシーンは、第2作目のアニメ3話『天才イヤミの化け薬ザンス』でデカパンに化けたイヤミもやっていたが、ちんこ以外同じ箇所である。 
    • おそ松は、膝の擦り傷に塗られていた。
    • デカパンは、濡れ衣を着せられていたが、後にイヤミ(チビ太も巻き添え)がやったことが六つ子達にバレて、仕返しされる。(からしに加え、七味、塩、胡椒で制裁)

主なスタッフ

脚本 : 松原秀
作画監督 : 神戸環、小林ゆかり、野上慎也、小泉孝司
背景 : アニメ工房婆娑羅
絵コンテ : 高柳哲司
演出 : 前屋俊広

関連タグ

おそ松さん(各話一覧は「おそ松さん(アニメ)」を参照) 2期 11話
おそ松 カラ松 チョロ松 一松 十四松 トド松
チビ太 イヤミ トト子
奇数松 松狩り

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