皆殺しだ・・・・・人間・・皆殺しだ・・
概要
地獄の鬼三兄弟の長兄。赤い体色の鬼。地獄で美奈子の魂を餌食にした。
鵺野鳴介の「鬼の手」はこの鬼を左手に封印したもので、美奈子が内から抑えるという、二重の封印をしていた。そのため、鵺野の力か美奈子先生の力かのどちらか一方でも弱まれば封印は解けかけ鵺野の体を侵食してしまう。特に美奈子先生の力が弱まった場合は、完全に覇鬼に飲み込まれてしまうこととなる。
美奈子による制御は覇鬼にとって相当うっとうしいらしい。
3兄弟の中では最も強大な妖力を持つが、反面戦いの最中に他のことに気をとられたり子供のおもちゃに大喜びするなど、何かと幼児性が目立つ性格で、鵺野たちから頭が弱いと言われた(弟の絶鬼にも「頭が弱い」「鬼族の恥さらし」呼ばわりされている上、頭の弱さを利用したいたずらも仕掛けられている始末である)。
しかし、それを利用して覇鬼を倒そうとした鵺野たちの攻撃を防ごうとした眠鬼が傷を負ったことで逆上し、何もかも破壊し尽くす最強の鬼と化し凄まじい勢いで破壊の限りを尽くし始める。
眠鬼の協力を得た鵺野と戦った末、眠鬼の涙ながらの絶交宣言を聞き、眠鬼を本当の妹のように思い自分の攻撃から庇って重傷を負った鵺野を美奈子先生から習得したヒーリングで救い、憎まれ口を叩きつつ二度と人間を殺さないと誓った。
その後、人間界に居残ると言い張る眠鬼を見守るべく自分も人間界に残ることを決め、再び鬼の手となる。これによってもう内側からの封印が必要なくなったため美奈子先生は解放された。
人間など認めないと言いつつ最終的には和解に応じる意思を見せている。
また、ぬ~べ~が九州へ転任する際、鬼兄弟もそろってくっついてくることに懸念する様子を見せたゆきめに対し「迷惑はかけないから心配するな」と他者に対する気遣いを見せるなどの意外な一面も見せている。
なお「鬼の手」としての登場は勿論1話からで、封印前の姿が明かされたのも102話と比較的早かったが、名前が明らかになるのは弟の絶鬼から知らされた204話と結構後半になってからである。
性格に至っては判明したのが最終盤である。
旧作のラスボスである岩天狗戦では、ぬ~べ~に呼び出される形で登場。最大の技を受けたにもかかわらずまったくの無傷であり、ただの拳打で岩天狗を粉砕した。
人間体
2m近くあるパンクファッション風の外人の様な姿をしている。当初人間に変身したとき、うっかりパンツとズボンをはいてなかった為に人間に下半身を見せる醜態をさらしてしまい、妹の眠鬼に蹴りを入れられてしまった。(その後はちゃんとズボンもはいてる)。また絶鬼、眠鬼同様、人間体でも妖力波を放つことができる。
地獄先生ぬ~べ~NEO
鵺野が九州の小学校に転勤してから5年後に地獄で問題が起きて帰ってしまったことが、物語序盤で明かされており、後に眠鬼と、復活させた絶鬼と共に鬼天帝と呼ばれる恐ろしい存在と戦っている事が明らかになった。