紀伊

きい

きい

曖昧さ回避

曖昧さ回避

1. 和歌山県及び三重県南部の旧律令国名「紀伊国」。
2. 近畿地方南部の半島「紀伊半島」。
3. 1から付けられた戦艦「紀伊型戦艦」。ワシントン海軍軍縮条約により建造が中止される。
4. 1に由来するかつて存在した国鉄の列車の愛称。下記急行→特急「紀伊」を参照。
5. 1から付けられた架空の（主に）大和型戦艦。架空戦記などで登場する。
6. 5を擬人化したモンスターストライクの登場キャラ。→紀伊(モンスト)
7. 平安時代院政期の女流歌人

急行→特急「紀伊」

急行→特急「紀伊」

1968年から東京駅～王寺駅・鳥羽駅・紀伊勝浦駅間を関西本線・紀勢本線などを経由して結んだ夜行急行列車。

もともとこの区間を運行していた「伊勢」、「大和」、「那智」の3本の急行を統合する形で運行を開始した。

1972年に「那智」に由来する紀伊勝浦駅行のみの運行となり、「銀河」1往復と東名間を併結。1975年に格上げされ14系を使用した寝台特急となる。

ちなみに併結相手の「銀河1・1号（1978年改正以前のため上りも1号）」は発着駅を大阪駅から米子駅に変更し特急「いなば」になった。

1973年の伊勢線開業時、並行する特急「くろしお」や急行「紀州」が伊勢線経由に変更される中、唯一亀山駅経由のまま運行された。

1982年に名古屋駅での機関車付け替えで衝突事故を起こす。原因は機関士の飲酒運転だった。

利用率低迷もあり1984年に廃止。寝台特急としては僅か9年という短い運転であった。

急行時代から東名間を「銀河→いなば→出雲3・2号」と併結運転していたことや作業合理化もあり特急化後もヘッドマークは掲出されなかったが、運行末期にはテールマークのみイラスト入りのものになっていた。