「…死ね!」
機体スペック
分類 | モビルファイター |
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頭頂高 | 24.6m(スタンディングモード時) |
全高 | 21.4m(アタックモード時) |
全長 | 27.5m(アタックモード時) |
重量 | 23.4t |
装甲材質 |
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パイロット | ジェントル・チャップマン |
概要
陸戦型のデビルガンダム四天王。ジョンブルガンダムがDG細胞の力で変質した姿。獅王争覇(ししおうそうは)の称号を頂く。
ドモン・カッシュに敗れた末に病に倒れた後、DG細胞に冒されて蘇った元・ネオイングランド代表のジェントル・チャップマンがパイロットを務めている。
重装甲を誇るパワー型の機体。マスターを除く他の四天王機体も巨大ではあるが、グランドガンダムはその中でも最大の巨躯を持つ。
それ故に機動性は低いものの、その重量を活かして敵を押し潰す攻撃を得意としている。
四足のアタックモードと二足のスタンディングモードを持つ、が、他の機体と異なりスタンディングモードでは二本足で立つようになって人型になるだけであり、基本的に使えなくなる武装はないと思われる。
四足の機体であるため、スタンディングモードでも腕の部分にマニピュレーターはなく、畳まれた脚がクロー状となり、相手を押さえつけることができる。
更に、装甲にDG細胞が使われている為、高い再生能力を持っていると同時に、砲撃等の弾数も無限である。
漫画作品である「超級!機動武闘伝Gガンダム」では、ガンダムヘブンズソード共々シャッフル同盟の後継機を追い込むまでに強化されていた。
武装・能力
- 踏みつけ(ジオラマフロントより)
スタンディングモードの十八番と言える攻撃方法。立ち上がった状態で全体重を脚にかけるというエグい攻撃。これを単体で破った機体は劇中に存在しない。
- グランドホーン
最も印象に残るであろう武装。背中の二本装備された角状の刺突武器。DG細胞の能力かかなり延長させることが可能で、ガンダムローズを串刺しにしている。
- グランドサンダー
グランドホーンから放つ高エネルギーの電撃攻撃。
- グランドキャノン
背中の大砲から放つ砲撃。唯一ジョンブルガンダムの面影が見える長距離射撃攻撃。目視出来ない距離から一方的に目標を狙撃できるほどの射程に加え、火力も並外れている。このため、近接パワータイプな見た目に見合わず射撃戦も滅法強い。
- グランドボンバー
グランドキャノンから発射されるもう一つの武器。ワイヤーで繋がれたマニピュレーターを射出して、敵を捕縛したり殴りつけることができる。劇中では岸壁をワイヤーアームで掴んで体勢を立て直している。
関連動画
最期
ランタオ島にて、ジョルジュ・ド・サンドのガンダムローズとチボデー・クロケットのガンダムマックスターの2体を圧倒的なパワーで追い詰めるも、後一歩のところでジョルジュに態勢を崩され、最期はガンダムローズのローゼスビットを借りてギガンティックマグナムに装填したチボデーによってコックピットを撃たれ、敗北した。
「超級!機動武闘伝Gガンダム」ではシャッフル同盟が放つ超級覇王電影弾(ゴッドガンダムが、弾丸となった他のシャッフル機を撃ち出す技)によって、ガンダムヘブンズソード共々敗北した。
余談
不細工
今川泰宏監督によるとグランドガンダムはデビルガンダム四天王の中でも不細工を極めたデザインとのこと。ヘブンズソードが四天王のかっこいい担当らしく、それと対になるようデザインしたらしい。あんまりな表現だが、当時の書籍で誇張表現一切なしで本人が本当にそう言ってるのだからしょうがない。
ただし当時は宇宙世紀ものばかりで現在ほどガンダムに割り切ったデザインがなかった時代背景だったのもある。特に二年後のシリーズで「ゲテモノガンダム」なる単語が生まれてしまったり、次々と増えていったアナザーガンダムで常軌を逸したデザインのモビルスーツも珍しくなくなってきたのもあり、現在では四天王はマスター以外の全3機ひっくるめてゲテモノガンダム呼ばわりされるのが常になっている。
また、頭部だけ見るとヘブンズソードよりもよっぽどガンダムとしては真っ当なかっこいいデザインである。
ゲーム
PS2用ゲームソフト「ガンダム トゥルーオデッセイ」では四天王の中で唯一専用曲がある。
但し、実力は最下位だが。
PS2ゲームソフト・Gジェネレーションウォーズ参戦の際、デビルガンダム四天王で唯一3Lサイズになっている。
元より超重量級のMFである為、妥当かも知れないが、設定上の全長はガンダムヘブンズソードよりも小さい為、一部のファンから残念がられている(元よりグランドガンダムが同シリーズに参戦した際は、必ずデビルガンダム四天王で唯一、宇宙運用が出来ないと言う嬉しくない個性があり、その上でサイズによる枷が増えた為)。