ゾイドについてはセイスモサウルス(ゾイド)を参照。
概要
中生代のジュラ紀に生きていたディプロドクス科の竜脚類…とされていた。
名称は「地を揺るがす爬虫類」の意。英語圏での通称は「The Earthshaker」。
一昔前の図鑑では「全長40~50m」と表記されていることが多く、長らく最大級の恐竜及び地上最大の生物の名をほしいままにしていた。
が、最新の研究では推定全長33m・推定体重40tとなっており、後に発見された推定全長35m以上・推定体重73t(50t説や100t説あり)にもなるアルゼンチノサウルスにその座を譲る事となった。それでも十分にトップクラスだが、上には上があるのだった…。
ちなみにディプロドクスは比較的身軽でスレンダー、アルゼンチノサウルスは骨太。ディプロドクスに近いアパトサウルスやスーパーサウルスも後者であった。
なお最近では属の独自性が疑わしいディプロドクスの大型個体(同じ種類、もしくは亜種)だったのではという説が有力となっており、それをうけて2004年にセイスモサウルスから「ディプロドクス・ハロルム」と改名。
現在セイスモサウルスという名前は無効名となって使われなくなった。
この改名に至った事件が起きたのはなんと日本である。
2002年に恐竜博を行う際に、セイスモサウルスだと言われていた化石を綺麗にクリーニングしたところ、ディプロドクスとの違いと言われてた突起部分がカルシウムで固結した石の塊であることが判明。恐竜博のメインとして扱う予定だったのにメインを消してしまうという事態になってしまったという逸話がある。
発見されてからしばらく経ってその存在を否定された恐竜はウルトラサウルスなどの例があるが、セイスモサウルスもその例に加えられることになった。
しかしわずかな化石しか見つかっていないものも多く、話が二転三転する。今当たり前のように知られている説も否定される可能性は大いにあるのだ。
古代王者恐竜キング
当時からディプロドクスと同一種という説が出ていたが、稼働終了までこの名義で通した(公式ガイドの図鑑説明には「ディプロドクスと同じ恐竜ではないかと言われている」と言及されている)。ちなみに鳴き声はアクロカントサウルスの流用。
竜脚類はスピノサウルス科と共に水属性を割り当てられているが、メインを張るにはあまりに巨大すぎるからか、本種とスーパーサウルスはわざカードに回されている。
初登場は2紀に登場した草属性の超わざ「朋巨大圧(ビッグフットアサルト)」。
アメリカ自然史博物館のバロサウルスを意識したのか、後ろ足で立ち上がって前足で相手を踏み潰す……が、どう見ても50~60メートルくらいありそうな体格で描かれている。カードには全長40m程と記載されているが…
DS版ではオリジナルの強化版として「タイタンフットアサルト」があり、通常はビッグフットアサルトと同じモーションだが、雷属性のフィールドで使うとモーションが専用のものになり、3回も踏みつけをお見舞いする。通常は1.6倍とビッグフットアサルトよりちょっと強いだけなのが、このときは3倍ダメージと「スーパーインパクト(2.5倍)」を越える最強の大技に化ける。
その後は激闘!ザンジャークで登場したわざ「ツープラトンクラッシュ」にも登場。スーパーサウルスと相手を挟み撃ちにして攻撃するわざ。
同作に登場する恐竜の中では最大で、ショルダーネームは「メガトンモンスター」。
- 上記のアルゼンチノサウルスは登場しなかった。
テレビアニメでは第19話で初登場。博物館に展示してあるセイスモサウルスの化石の近くにカードが落ちていた。
登場作品
- ゾイド:冒頭を参照。
- ドラえもん のび太の創世日記
- ザ・ドラえもんズスペシャル:第4巻「ロストワールド」にてクローン恐竜として「世界一でっけえサイズモサウルス」が登場。こちらは英語読み。
- ドラえもん のび太の恐竜2006DS
- 獣電戦隊キョウリュウジャー:セイスモサウルスをモチーフにしたビヨンスモが登場。
- 恐竜惑星:サイズモサウルスという名前で登場。
- どうぶつの森:化石として登場。同作に登場する化石が2、3パーツで分かれている中、セイスモサウルスの化石だけ唯一4つのパーツ(とびだせに至っては5つのパーツ)に分かれている。また劇場版ではフータが博物館に展示したい化石としてセイスモサウルスを上げていた。尚、あつまれどうぶつの森ではディプロドクスと差し替えられる形でリストラとなった。