データ
北アメリカ発の竜脚類で、ディプロドクスの近縁種。全長23~27mとディプロドクスよりは少し小さめ。
外見はディプロドクスによく似ているものの、バロサウルスの方が首が長く、逆に尾が少し短い。
属名は「重たいトカゲ」を意味し、胴体や足はがっかりしているが、首が長いことや隙間が多く軽量化された骨格のおかげで推定体重20t(だいたいゾウ3匹分)というウェイトも割と軽い方。同じディプロドクス科でもアパトサウルスやスーパーサウルスといった連中は骨太で重量級だったので、この名前は彼らにこそふさわしかったのかもしれない。
化石はアメリカのユタ州やサウスダコタ州で見つかっている。
かつてはアフリカのタンザニアにも生息していたと考えられていたが、そちらは別種としてトルニエリアという名前が付けられた。
その後ろ足と尾を支えにして立ち上がった復元図が有名で、ニューヨークのアメリカ自然史博物館ではその姿勢での復元骨格が展示されている(アロサウルスと対峙する格好)。しかし関節の構造などから本当にそのような姿勢が取れたのかは疑問視されてもいる。