データ
ディプロドクスの仲間で、その中でも特大サイズを誇る恐竜(推定34メートル前後)。
当初はごく僅かな化石しか見つからなかったが、そこに含まれていた約2.4メートルに達する肩の骨は学者たちに衝撃を与え、「ものすごいトカゲ」というこの名前がついた。ちなみに2.4メートルとはトリケラトプスの頭(フリル込み)とほぼ同じくらいの長さ。
現時点で見つかっているのは首・尾・骨盤の一部と胴体の後ろ半分相当の背骨、肩。全身の半分ほどである。
名称は「超越した存在」を意味する英語「Super」と爬虫類を意味する「Sauros」のミックス。学名は通常ギリシア語化した単語で名付けられるのが慣習なので、本来は「スペルサウルス」とギリシア風に発音すべき(らしいのだ)が、何故かスーパーサウルスという英語風の発音が浸透した。スーパーな恐竜だ!
推定全長は33~35メートル、体重は推定40~50トン。一日に最大で500キロの植物を食べ、寿命は最長で200歳近くに達したという説まである。
なおこれ程食べなければならなかったのは、栄養価が少ないため量を食べないと必要な養分を確保できないという理由から。
化石はアメリカのコロラド州とワイオミング州で見つかっているが、2015年にポルトガルに棲息していたディンヘイロサウルスもスーパーサウルス属に含めるという学説が発表された。
全身骨格はまだ見つかっていないが、所謂30メートルオーバーの恐竜としては最も化石の産出が多く、そのサイズにも信憑性が高い。
かつてウルトラサウルス(後にウルトラサウロスと命名され直した)と呼ばれていた恐竜は、本種とブラキオサウルスの化石が混在したキメラであることがわかっている。
発見当初はブラキオサウルス類と考えられたが、近年の研究によりディプロドクス上科の中でもアパトサウルスに比較的近縁である事、骨太でどっしりとした体型であった事、全長の割合に対し比較的頸の占める割合が高めだった事(アパトサウルスでは頸よりも尾の割合が高い)、更に体重を軽くする為に骨の一部が含気骨(がんきこつ)と呼ばれるスポンジ状の構造になっているが判明している。
古代王者恐竜キング
2007第1紀に登場した草属性の超わざ「超竜衝撃(スーパーインパクト)」で登場。通り名は「ジュラ紀の超竜」。
セイスモサウルス(当時はディプロドクスとは別種とされていた)が「朋巨大圧(ビッグフットアサルト)」で強烈な踏みつけをお見舞いするのに対し、こっちは召還した草属性の恐竜を首に乗せて上空に投げ飛ばすジャンプ台の役。あとは飛ばされた恐竜が急降下で頭突きをする。
激闘!ザンジャークに登場した草属性の超わざ「ツープラトンクラッシュ」にも登場し、セイスモサウルスと相手を挟み撃ちにして攻撃するわざ。
同作ではセイスモサウルスに次いで大きな恐竜である。
ちなみに「7つのかけら」ではなぜかアーケード版と鳴き声が違っており、ランダムでラジャサウルス・アクロカントサウルス・ブラキケラトプス・フタバサウルス(フィールド上)のどれかになる。どの鳴き声でも技の性能は同じ。
なおセイスモサウルスはアーケード・DSともアクロカントサウルスの流用。
その他メディアでの活躍
- NHKスペシャル 恐竜VSほ乳類 第1集にて最大かつ無敵の恐竜として登場。ステゴサウルスとアロサウルスの戦いを止めた。
またアロサウルスを尻尾一振りで追い払うという桁違いのパワーを見せつけたが、このくらいの巨体だと先端がマッハに達する程のスピードが出たと考えられているため強力な武器になったと考えられておる。