概要
白亜紀後期(6700万年くらい前)のインドに生息していた中型の肉食恐竜。
化石は20世紀後半にインド西部のナルマダ川周辺で発見され、1982年には頭骨が見つかった。2001年に分類学的位置が認識され、2003年に「ナルマダの王者トカゲ」を意味するラジャサウルス・ナルマデンシスと命名された。
かつては推定全長9mとされていたが、近年6.6mほどに下方修正。これはアベリサウルス科としては小さめ。
体型はおそらく短足で、あまり速く走れなかった模様(前肢は見つかっていないが、近縁種と同様に短かったと思われる)。そのため狩りは待ち伏せスタイルか、イシサウルスのように動きの遅い恐竜を襲ったり、動物の死骸を漁ったりしたと考えられている。
頭頂部には近縁種のマジュンガサウルスと同じく短い一本角がある。これがなんの役に立ったのかは不明だが、オスがアピールのために備えていたとする説が有力。
こうした共通点に加え、当時のインドとマダガスカルは地続きだったとする説があり、マジュンガサウルスと同属ないし同一種である可能性も示唆されている。
フィクション
当時の学説に沿って9mとされている。
「7つのかけら」で先行登場し、激闘!ザンジャーク第2紀でアーケード版にも登場した。
「インドの猛竜」と国名を冠した珍しい通り名を持ち、同様に国名を背負っているのはフクイラプトル(日本のエース)くらい。
つよさ1400の炎属性だが、マジュンガサウルスは風属性のつよさ1800。この差ってなんだろう?
ちなみに同郷のインドスクスと、この科では最古参のカルノタウルスは風属性、アベリサウルス本種は炎属性(つよさはインドスクスが1400、カルノタウルス2000、アベリサウルス1600)。
必殺わざはチョキ、バトルタイプはかいふくタイプ。「7つのかけら」では回復タイプがないのでピンチタイプになっている。
目覚めよ!新たなる力!!ではスーパー恐竜と超アクト恐竜も登場した。唯一スーパー恐竜と超アクト恐竜の両方になった恐竜である(DS版ではアクロカントサウルスに出番を譲り登場せず)。
テレビアニメでは第71話に宇宙海賊ザンジャークのミハサの恐竜として登場。わざカードは「フライトブレイズスピン」を使用した。
シーズン2第2話「不毛地帯の恐竜たち」に登場。
同話ではイシサウルスの幼体を捕食する姿が描かれた。