データ
化石はポルトガル中西部、ロウリンニャのポルト・ディンヘイロにあるカマーダス・デ・アルコバッサ累層のジュラ紀後期の地層から見つかった。ディンヘイロサウルスの化石は1987年から続いた発掘調査により1992年に発見され、ボナパルテとMateusにより1999年に「ロウリンニャ・ディンヘイロの爬虫類」を意味するディンヘイロサウルス・ロウリンニャエンシスと記載された。 この化石は初め、既に記載されていて、類似点が見て取れる同時代の属であるロウリンハサウルスのものであるとされた。後の分析により別の種類の竜脚類のものであることが明らかになり、ディンヘイロサウルスとして記載された。この2つの属はその後もしばらくシノニムであるとみなされることがあったが、両者の化石へのさらなる解釈によりこれらが互いに独立の属であることは疑いないものになっている。
ところが2015年になって、ディンヘイロサウルスはアメリカに生息したスーパーサウルスのシノニムであるとする論文が発表され、現在はスーパーサウルス・ロウリンニャエンシスとなっている。