概要
ガイロス帝国国防軍のテストパイロットで階級は中尉。
ゾイドの操縦に魅せられて最高のゾイド乗りになる事を夢見て軍に入隊した。しかし争い事や殺し合いを嫌って、テストパイロットを選んだ。
優秀なパイロットでどんな状況においても常に沈着冷静であることからアイスマンと言う異名を持っている。
主な乗機はオーガノイドシステム搭載ゾイドの第1号であるジェノザウラーでこのジェノザウラー、強いてはOSとの出会いが彼の運命を大きく変えてしまった。
戦歴
ZAC2100年1月、ヘリック共和国本土への侵攻に備えて決戦用の新型ゾイド開発計画で作られたジェノザウラーのテストパイロットとして本国から西方大陸のニクシー基地に呼ばれた。その採用をかけた模擬戦闘でジェノザウラーのOSに振り回されるも相手側であるレッドホーンGCとセイバータイガーATを虐殺同然で叩きのめし、ジェノザウラーを採用させたがOSのせいでパイロットに負担がかかっていた為進まず仕舞いになってしまう。
3月、OSの完成の為にまだ見ぬ遺跡が数多くある南エウロペ大陸へ派兵され、エルガイル海岸にて先に来て布陣していたゴジュラスを含む共和国の1個大隊をわずか1時間で全滅させてしまう。この時リッツはOSによりわずか2か月で殺戮マシンに成り果てようとしていた。
だが狙いのガリル遺跡にてアーサー・ボーグマンの駆る共和国軍のOS機体ブレードライガーと宿命のように遭遇、交戦するもアーサー機に圧倒される。ジェノザウラーが損傷するも任務を優先して、遺跡内に安置されていたゾイド核を入手、遺跡から逃走して上空を警戒飛行していたストームソーダーを撃墜して帰還した。
その後、ブレードライガーに勝ちたいと言う理由でジェノザウラーの強化を主張した結果、技術部によりジェノザウラーの改造機ジェノブレイカーが誕生した。
7月に第2次全面会戦で敗走する羽目になった味方部隊の撤退援護の為、テストも満足にしていないジェノブレイカーで出動、わずか半日で基地から3000キロ離れた戦場であるヘスペリデス湖の橋に来て共和国軍追撃部隊を攻撃、量産型ブレードライガーも一蹴し、味方の撤退が完了した後に橋を破壊した。
9月に共和国軍のウルトラザウルスを中心としたデストロイヤー兵団によるニクシー基地攻撃作戦を阻止するべく、ウルトラザウルス撃滅の為の決死隊の一員として出撃、共和国軍の防衛線を7回も突破しながら10月にアーサーのブレードライガーと激突、だがその最中に暴走して消息を絶っていたデススティンガーに襲撃される。しかも迷い込んだデススティンガーの巣でデススティンガー増殖と言う事態に際して惑星Zi全体の危機と認識してアーサーと共闘する。激闘の中で自分がOSを言い訳にしてゾイドで戦っていた事を感じるとアーサーが自分に託すように犠牲となり、それを無駄にしないと隙を突いてデススティンガーに辛くも勝利する。
だがその直後、ニクシー基地はデストロイヤー兵団の砲撃を食らっていた。結果的にZiを救ったがその為に本来の任務を放棄してしまった。
デススティンガーの巣を破壊し、顔も見ずに死んだ宿敵の墓を作って弔った彼は、この戦いでジェノブレイカーの悲しい心を理解した。OSが危険な代物である事をわかるとOS計画を止めるべくジェノブレイカーと共に姿を消した。帝国軍の記録では「生死不明」とされた。
だが、その後の顛末が明らかとなった。
西方大陸戦の後に本土に戻っていたが、計画を止める活動として敵味方問わずにOS機体を潰しまわっていた。だが機体の整備不良でとうとうガイロス軍に拘束されるも、自分を拘束したアイアンコングのパイロットから「ルドルフがOSの廃止を決意した事」を告げられ、またOSを作り続けるネオゼネバス帝国と戦ってほしいと頼まれ、特務中尉としてヘリック共和国軍へ加勢するために中央大陸に派遣され、2106年8月にクック要塞でネオゼネバス軍の攻撃で壊滅状態に追い込まれつつあった共和国軍を救うべく、ブレードライガーのレーザーブレードを付けたジェノブレイカーで加勢し、ジェノザウラーやバーサークフューラーを一蹴し、共和国軍を救った。その後の2109年1月の最終決戦にも参戦している。