概要
『ゾイド-ZOIDS-』に登場する、本作におけるキーアイテムならぬキーシステムというべき存在。
フィーネが失っていた記憶の中で唯一覚えていた言葉でもあり、それを手掛かりに記憶を取り戻すためにバンとシールドライガーと共に旅に出ることになる。
記憶を取り戻した彼女によると、「惑星Ziの全てのゾイドの源」であるらしい。
ガーディアンフォース編終盤、破滅の魔獣すなわちデスザウラーと精神リンクしたダークカイザーことプロイツェンにより様々な詳細が明らかになる。
漫画「機獣新世紀ZOIDS」においては最初のゾイドを生み出したものである事がゾイドのホウライにより語られている。
詳細
レアヘルツの谷の地下奥深くにあった古代都市「イヴポリス」にあり、外見は門構えの装置に囲まれ無数のサーバーに繋がれた、巨大な裸の女性の像。ただの像ではなく、意思を持つように叫び声らしきものを上げる描写がある。
文字通り全てのゾイドのブレーカーないしは電源装置といえ、停止させた場合は全てのゾイドどころかフィーネやヒルツ、リーゼら古代ゾイド人も「死ぬ」運命にあるらしい。
長らく不完全な活動の休眠状態にあり、プロイツェンに取り憑いたデスザウラーはイヴポリスに封印されたボディを取り戻しつつゾイドイヴを再起動させることで永遠にゾイドを「本来の姿である破壊の道具」として生かそうと企んでいた。
プロイツェンに連れ去られたフィーネの呪文でイヴポリスが地上に表出、ゾイドイヴへのゲートが開いたもののフィーネはデスザウラーの意思とは逆にイヴを完全停止させ、破滅の魔獣の復活を防ぎ悲劇を終わらせようと考えていた。ところが彼女の思いとは裏腹に、ためらっている間に衝撃でゾイドイヴは再起動しデスザウラーのボディの封印も解け、破滅の魔獣は完全復活を果たしてしまう。
デスザウラーが破壊活動を続ける中、その悲惨な様に胸を痛めたフィーネはジークと共に自らの犠牲も問わずイヴを完全停止させようとアクセスするが、すんでのところでバンに静止される。
その後バンのブレードライガーがデスザウラーを撃破すると、それに伴いデスザウラーの残骸と共にイヴポリス諸共再び地中深くへ沈降していった。