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センシティブな作品

概要

『メカ生体ゾイド』の1989年~1991年(旧シリーズこと新バトルストーリー)において描かれた戦争で現在では中央大陸戦争と並ぶ旧大戦の一つとして数えられており、後に第一次大陸間戦争と呼ばれる。

惑星Ziの中央大陸での内戦同然の戦争が終わった直後に発生した暗黒大陸ニクスのガイロス帝国と中央大陸のヘリック共和国の戦いで5年に渡って続き、その最後の最後でこれまでの戦乱の報いなのか惑星Ziにとんでもない事態が発生してしまった。

戦いの始まり

ZAC2051年3月、数十年に及ぶヘリック共和国とゼネバス帝国の戦い中央大陸戦争はヘリック共和国の勝利に終わった。

ニカイドス島にまで追い詰められたゼネバス・ムーロア率いるゼネバス帝国軍は暗黒軍ことガイロス帝国軍に救援を要請するも残存していたゾイドと将兵を連れ去られてしまった。その最中に共和国軍はゼネバス兵を奪ったホエールカイザーの1機を撃墜し、その中から発見された資料からガイロス帝国が共和国の侵略を目的に最終兵器を開発している事が判明、共和国大統領ヘリック・ムーロア2世はガイロス皇帝の野望を阻止するために暗黒大陸への進出を開始する。

暗黒大陸への上陸

マッドサンダーを主力とした海空同時の第一次暗黒大陸上陸作戦は失敗に終わるが、別地点より新型ゾイドを投入した第二次上陸作戦は成功し、エントランス湾と名付けられた上陸エリアは共和国軍の橋頭堡となる。共和国軍は最終兵器を探し出すべく偵察隊を編成し、発見した工場をマッドサンダーを囮とした奇策で襲撃したが、最終兵器そのものは発見できなかった。暗黒軍もゼネバス軍のゾイドのみならず自前のゾイドであるヘルディガンナーやデッドボーダーなどを投入して共和国軍を苦しめていった。

ギル・ベイダーの猛威

ZAC2053年10月、暗黒軍はとうとう最終兵器である強力巨大ゾイドギル・ベイダーを投入した。あのデスザウラーさえも上回るギル・ベイダーは共和国軍の前線基地を壊滅させ、更には中央大陸の共和国首都ヘリックシティを空襲し、8万人の市民と防空任務に当たっていたグラハム空軍大尉を虐殺した。共和国軍はギル・ベイダーを補給中に基地ごと攻撃しようとしたが失敗に終わり、一気に劣勢に追い込まれしまう。

ZAC2054年5月、業を煮やした共和国軍は中央大陸のマッドサンダー全部を改造して暗黒大陸へ向かわせるという作戦をとる。そして5月10日のヘリック共和国海軍記念日に改造マッドサンダー「サンダーパイレーツ」を旗艦とする35隻のマッド艦隊が出撃、危険な海域であるトライアングルダラスにて一機のギル・ベイダーと接触した艦隊はこれを撃墜したが、なんと着水したギル・ベイダーは水中から艦隊を攻撃し、対潜用の兵器を持たない艦隊は反撃できぬまま、ギル・ベイダーの第二次攻撃部隊により全滅させられてしまう。

オルディオスの活躍

ZAC2054年6月2日、ギル・ベイダーに苦しむ共和国軍は新型空戦ゾイド、オルディオスを完成させた。歴戦の英雄であるロイ・ジー・クルーガ中尉はオルディオスでギル・ベイダーを超高空へと誘い出し撃墜に成功する。またオルディオスを500機配備したと言う偽情報を垂れ流した事で、ガイロス皇帝は中央大陸に向かわせたギル・ベイダー大隊を撤収させた。

共和国の反撃

ZAC2055年、サラマンダーF2により制空権を手に入れた共和国軍は暗黒大陸内部への進行を開始する[11]。ゴッドクライやデビルメイズまで歩を進めた共和国軍であったが、待ち構えていたシュテルマー中尉の駆るギルベイダーによって大反撃を受け、窮地に立たされる、退却してしまう。ガイロス皇帝は暗黒軍にその追撃を命令した。

ゼネバス救出作戦

ZAC2056年、ゼネバス・ムーロア皇帝はゼネバス兵を戦わせるための人質としてガイロスに捕らわれていた。共和国は彼を救出する為の作戦を始めた。

オルディオス飛行中隊とトランスファイターゾイド部隊が彼の救出へ向かったがガン・ギャラド、デス・キャット、アイス・ブレーザーを始めとする暗黒軍団により作戦は失敗てしまう。

最終決戦

同年、共和国軍と暗黒軍の激戦が続く中、共和国軍は最終決戦用の超強力ゾイドキングゴジュラスをロールアウトした。ギル・ベイダーをも超える戦闘力を持つキングゴジュラスの投入により、形勢は一気に共和国軍に傾いた。キングゴジュラスは暗黒軍団さえものともせず帝都まで圧し進む。ところが・・・

惑星Zi大異変グランドカタストロフ

共和国軍と暗黒軍の最終決戦が行われようとしている時に、なんと巨大な彗星が衛星の一つに直撃、その大量の欠片が隕石となってZi各所に落下すると言う大惨事になった。

中央大陸は3つに割れたり、暗黒大陸の一部が水没したりと何万もの死者が出ると言う未曽有の大被害になりこの大災害により両軍は戦闘不能となった事で戦争は勝者も無く終結してしまった。尚、この大惨事の中でゼネバスは兄ヘリック2世と再会・和解する事も無く、そして故郷である中央大陸へ帰る事も無くひっそりと死亡してしまった。

ただでさえ難所と言われた強電磁海トライアングルダラスも電磁波嵐が更に強化し、航行するのがほぼ出来なくなった。

また野生ゾイドも数多く死滅してしまっており、特にゴジュラスやデスザウラー、マッドサンダーなどの大型ゾイドの被害は尋常では無かった。なお東方大陸もこの大異変で生態系が滅茶苦茶になりゾイドがほとんど絶滅してしまう。また磁気異常が何年も発生し、マグネッサーシステムを持った飛行ゾイドもしばらくの間使い物にならなくなってしまった。

しかもクリスタルレーダーやゾイドコア合成技術、重力兵器、ディオハリコンを使った発光器官やアイスメタル装甲といった当時の高度な技術は消失してしまっている。

その後の戦い

『ゾイドリバースセンチュリー』では大異変後の物語が語られた。

大異変で両国は戦闘不能になったが、まだ国家間で正式な休戦協定を結ばれたわけでは無く、再び交戦状態になるかどうかわからない不安定な緊張状態の中にあった。だが、現状では双方とも大異変の影響で軍事行動を起こせるほど戦力が無く、また主戦力であるゾイドも大異変による磁気嵐の影響で機能が低下した状態でまったくの無力であった。

それから1年後のZAC2057年、西方大陸エウロペに位置する砂漠地帯「レッドラスト」にあるカシル村にてゼネバスの娘、エレナ・ムーロアを仲介役に休戦協定の会談が行われようとしていたがガイロス軍上層部の多くは和平に反対しており、新型機ヴァルガとヘルディガンナーで目障りなエレナ抹殺を目論んだが共和国軍の抵抗で失敗、結局休戦交渉は決裂し、エレナは共和国に亡命することになった。そして、回収されたヘルディガンナーの残骸や分析されたヴァルガとの戦闘データから、帝国軍が失われた技術を再生させようと企んでいると知った共和国軍はそれを阻止すべく、挙兵を決意。

ZAC2059年10月、共和国軍諜報部はリーバンテ島にあるガイロス軍の研究所でキングゴジュラスの残骸からオーバーテクノロジーの再生を行っている事を知り、島の攻略戦を開始した。だが結局島は帝国軍の罠により崩壊し、共和国部隊は脱出するも作戦は失敗する。

戦後

その後、Ziの各国は大異変からの復興を開始し、ヘリック共和国もまた滅茶苦茶になった中央大陸の復興を行っている。エレナは自分に愛情を注いでくれた叔父であるヘリックの側近としてガイロス側との友好や旧ゼネバス国民と旧ヘリック国民の融和に努め、後に正体を隠して共和国の大統領へと上り詰めた(これは共和国国民に悪感情を抱かせない為であり、一応ゼネバスの子供が中央大陸の支配者となったようなものでゼネバス皇帝の無念は晴らされたと言える)。

またガイロス帝国も復興を行っていたが打倒共和国の為の軍備再建に予算の多くを使う始末であった。またガイロス内部ではゼネバス帝国関係者達が冷遇されている状況であり、その中でゼネバスの血を引くある男が自分の素性を隠して異変後の混乱期での暴徒鎮圧や国の立て直しなどの功績により摂政へと出世、ガイロス帝国内部で頭角を現していった。

そして大異変から40数年後にしてガイロス皇帝の死から1年後のZAC2099年、ガイロス帝国により新たな戦いが始まる。全てはギュンター・プロイツェン摂政を始めとするガイロス帝国とヘリック共和国に復讐しようとする者達の陰謀である事は誰も知らずにいた…

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