概要
この「野生体」の始祖は惑星Ziにおいて誕生した金属生命体が元である。進化の過程において惑星Zi人や生息する植物類、その他有機生物とは比較的早期の段階で枝分かれし、地球の生物種と同様、種の進化競争を繰り返しつつ現在のその形質を得た。
ゾイドの先祖となる生物は、惑星Ziの固有環境に則しながらも分岐した臓器を有していた。
それが進化の過程において「ゾイドコア」と呼ばれる心臓と脳を兼ねた器官に一元化されるようになる。
なお、一般的にゾイドとはこのコアを持つ金属生命体を指す。
環境の激変に対応する為に備わったのがゾイドコアなのだ (参照)。
アニメにてバン・フライハイトも述べていたが、ゾイドには「パイロット」や「装備」との相性があり、パイロットの適正もゾイドによって左右される。第1期シリーズの段階で思考コントロールによってゾイドを操縦しており、第2期シリーズにおいてもゾイドの操縦は精神リンクとコンピュータ側の補助を併用して行っているとされる。まさにゾイドは心で動かしているのである。特にバトルストーリーの共和国ゾイドは帝国ゾイドよりも改造の割合が高くないため、相性差が発生する傾向が強い。ゴジュラスなどは高い戦闘力を有しながらも、気性の激しさからパイロットを選ぶ。
これもまた、生物としてのゾイドの側面であろう。
- 後に登場したブロックスゾイドは精神リンクを必要としない設定となっている。また、「機獣新世紀ZOIDS」ではゾイドイヴから直接誕生した第一世代ゾイドを除き、戦闘用ゾイドの意志は普段は表に出てこない設定となっている。
また、アニメ作品では「コンバットシステム」が度々描写されたが、これは「ゾイドの戦闘本能」の指標であり、フリーズするということはゾイドが怯えたり戦意をなくすことを意味する。コンバットシステムの設定は後にバトルストーリーでも、スパークライガーの説明文にて逆輸入されている。
バトルストーリー
過去の時代では多くの野生体が生息していたが、ゾイド人や地球人による家畜化、淘汰、環境の変化や改造・兵器化により、大型化したり戦闘兵器とされてしまっているのが非常に目立ち、野生体のゾイドそのものは後の時代に下るほど減少する傾向にある。
尚、野生体の姿は公式でも発表年数によってまちまちであり、骨のような金属質のものから地球生物により近似したものまで様々である。
古代ゾイド人は、野生ゾイドを捕獲して食用としたり家畜にしたりしていた。
石器の通用しない金属の外皮は食用にはならず、一部の筋肉や臓器が食用とされた。
狩りの方法として、主に磁石を使用して捕縛したり、金属元素を大量に含む心臓の機能を停止させたりしていた。
ゾイドコア
ゾイドコアは、本来の姿に適合した機体に収まらないとボディが動作しない。これはゾイドコアボックス付属の「ヒストリーファイル」にて言及されたものであるが、ゾイドコアに人工的に手を加える改造はシリーズ間でも幾つか登場しており、「ヒストリーファイル」では、生命工学の発展以前には溶鉱炉にコアを漬け込む簡単な改造は既に行われていたとしており、公式ファンブック内でも機獣化と呼ばれる何らかの措置は存在している。
また、Zナイトでは科学技術によってゾイドコアをヒト型のボディに対応させている。
1999年からの第2期シリーズではゾイドコアの改造技術が複数登場しており、凱龍輝においては加工神経によって複数のゾイドを一つのボディに共存させる事が可能になっており、トラ型ゾイドワイツタイガーでは遺伝子情報の封印と解放によってオオカミ型のワイツウルフとモモンガ/ムササビ型ブロックスサビンガにする等、ある程度の成功例もある。
また、オルディオスやバトルクーガーは複数種のゾイドコアを科学的に融合させたコアを使用しているが、「ゾイドグラフィックス増刊号」ではその改造元となった野生体として馬型とドラゴン型は存在しているとされている。「ヒストリーファイル」では馬型の野生ゾイドも描かれているが、これがオルディオスの元になったかは定かではない。
野生下ではゾイド同士の「生態系」があり、他のゾイドのコアを捕食したり、「繁殖」も行う。基本的には、100~200年程の寿命を経て死期が近づくと川の源流に向かい、自分の死と同時に新たなゾイドコアを遺して海へ流す、一種の無性生殖である。そして幼体が水中で生育したあと、陸上種のゾイドは地上に上がり成長する。
漫画「機獣新世紀ZOIDS」の非公式続編「機獣新世紀ZOIDS EX」では「すべてのゾイドはメス」だという見解を示している。
『ゾイド-ZOIDS-』ではデスザウラーが大量のゾイドコアを摂取していたが、これは復活の為にレイヴンたちに収集させたものであった。また、同作の40話では複数のゾイドコアの因子を改変させ新型ゾイドの誕生を試みた者が登場したが、ゾイドコアが崩壊し失敗に終わっている。一連の「ゾイド狩り」ではヒルツが関与してい事が判明しているが、後にヒルツはオーガノイド・アンビエントによって2種類のサソリ型ゾイドを融合させ、デススティンガーを誕生させている。
種類
哺乳類型や昆虫型のほか、恐竜型が現代にいたるまで(環境の変化によって地上から淘汰され地下世界へ追いやられたものの)生き延びている。
肉食の獣脚類型には、尻尾を引きずる(いわばゴジラ体型)タイプと持ちあげるタイプの二種類が存在する。これは同じモチーフでありながらもコアが異なるゾイドが登場した2期シリーズにて特に見受けられ、例としてはデスザウラーとジェノザウラーが挙げられる。
また、同じ種のゾイドであっても大陸ごとの固有差が発生しており、判明している部分では中央大陸と西方大陸ではオオカミ型ゾイドの大きさも異なっている(中央大陸種は家畜化されているという設定もある)。
ドラゴン型の野生体も存在しており、第2期シリーズにおいてはレドラーは暗黒大陸に生息していた事が言及されている。「ヒストリーファイル」においては、共和国成立以前の暗黒大陸軍もドラゴンやワイバーン型のゾイドを使用しており、中央大陸の人々を驚かせたという。
完全野生体
様々な理由から人間の影響を受けずに野生で育ったゾイドは、時代が経過するほど希少化する傾向にある。
惑星Zi大異変後は多くのゾイドが保護下におかれた事もあり、完全な野生体ゾイドは生命力がズバ抜けた個体として扱われている。
ライガーゼロ、ケーニッヒウルフ、ゴジュラスギガ、バーサークフューラー(凱龍輝)、セイスモサウルスのように、「野生体のポテンシャル」を特徴としている機種もいる。ゾイドを凶暴化・活性化させる「オーガノイドシステム」とは、真逆の位置に存在すると言っても過言ではない。
『ゾイド新世紀/ゼロ』では、バトルストーリー側とは同名でありながらも設定が異なった「オーガノイドシステム」を搭載した特殊な個体である「アルティメット・エックス」が登場しているが、こちらは野生の本能を生かしたアプローチではなく、人工知能による学習能力をゾイドに連動させている。
ゾイド人
ゾイド人(惑星Zi人)は原始金属生命体の発生から金属粘膜生命体の段階で、ゾイドと枝分かれした種族とされる。それら古代ゾイド人の一部は身に危険が及んだ際に全身をメッキ化させる能力を持ち合わせていた。
のちの世代のゾイド人や、地球人との混血化世代は全身の金属化や皮膚表面の金属細胞などの古代ゾイド人の特徴は薄れていっている。
- 第1期のキットにおけるパイロットが金または銀、黒よりのメッキであり、メッキ化の設定もここから反映されたともとれる。
- ゾイド人の皮膚表面に金属細胞が現れ、一部ではペイントする旨の設定は「機獣新世紀 ZOIDS」連載時のコロコロコミックにて言及されたもので、同作の作者である上山道郎の発案。のちに後続作品である「ZOIDS惑星Zi」やバトルストーリー側に逆輸入されている。
『ゾイド-ZOIDS-』および『ゾイド新世紀/ゼロ』では、古代ゾイド人が惑星Ziにおける唯一の原生人種であり、それ以外の多数の人間は地球からの入植者世代となる。そのタイミングは不明瞭だが、劇中にてドクター・ディやレイヴンの父は入植者世代の知識を持ち合わせており、さほど日が経っていない事が見受けられる。また、古代ゾイド人の文明が崩壊したタイミングも定かではなく、それを起こしたとされるデスザウラー(および戦闘した二匹のサソリ型ゾイド)は古代遺跡に封印され、長期間にわたって存在も知られていなかった。
『ゾイド新世紀/ゼロ』の時代では、表皮に露出した金属細胞を隠すためのペイントをする習慣がほぼなくなっている。
『機獣新世紀ZOIDS』の続編「機獣新世紀ZOIDS EX」では、同作の人類は劇中から300年前に地球から入植しており、それ以前に存在したとされる文明の詳細も明らかにされていない。フィーネとギュンター・プロイツェンは超古代のカプセルから第一世代のゾイドとされ、オーガノイドと同じ効力を持つ「ジークハート」や「シャドーキー」を自らの身体から生み出す能力を持っている。
アニメ
『ゾイド-ZOIDS-』および『ゾイド新世紀/ゼロ』では、すべてのゾイドが「ゾイドイヴ」から発生した生命体であり、生息環境に適した野生体はみられない。
ただし、人間の手を離れ野生化したゾイド(いわゆる「野良ゾイド」や一部の「スリーパーゾイド」)は見られる。
オーガノイドは、アーバインいわく「普通のゾイドよりも知能が高い」とされ、外付けの武装を持たないが極めて特殊な能力を持ち、バン・フライハイトが「なんて綺麗なんだ」と呟くほど洗練された姿を持っている。
ジークと遭遇した際のバンはその姿から野生ゾイドであるかのように認識し、ロブ・ハーマンとオコーネルは、オーガノイドの存在を知りつつもジークを「野生体ゾイド」と明確に発言しており、アニメ初期では野生ゾイドの存在が設定されていたと思しき一幕がある。このことからも、オーガノイドは野生体に極めて近い姿とも言える。尚、劇中にてフィーネが回想した古代の風景ではゾイドは戦闘用に改造されたものと同じ風貌で、野生ゾイド固有の姿はない。その一方で、「ゾイド狩り」の船長が実験を行っていた際の進化・成長図ではゾイドコアの発生から成長を描いており、最終盤ではすべてのゾイドコアはゾイドイヴによって生み出されたとも説明されており、このあたりは劇中でも一定していない。
戦闘経験値を積む事で自己進化を行うが、オーガノイドの力による短期間の進化(例 シールドライガー→ブレードライガー)は異例らしい。
野良ゾイドは、自分の意志で後付けの武装を使用したりもする。
また、野良でなくても、ゾイドの本能が揺さぶられた際には、ほとんどの外付け武装を外したり、入力された戦闘プログラムを拒否したりもする。
- バン・フライハイトが第一話にて野良ゾイドが武器を撃ってくることはあり得ないと考えていたが、これは武器の使用なのか、そこまでして人間を襲うという意味なのか、曖昧となっている。
- 傾向としては、ガイザックの尻尾のビーム砲や、デスザウラーやバーサークフューラーやデススティンガーなどの荷電粒子砲のように、「体内から発射するエネルギー系の武器」を使用する場面が目立つが、レブラプター(外付けのビーム砲)や、『フューザーズ』や『ジェネシス』ではアイアンコング(外付けのガトリングガン)やエレファンダー(鼻先のビームガン)等の外付けの武装を使う場合もある。
- 『ゾイドジェネシス』の世界では、「ゾイドは人が乗らないと動かないけど、野良ゾイドはどういう訳か動いている」という認識がなされている。
- 「生命体としてのゾイド」と人の関係を取り戻したのがムラサメライガーとルージ・ファミロンだという意見もある。
- 『ゾイドジェネレイションズ』における、マザーバイオをはじめとするバイオゾイドも、その出自から野生体の範疇に当てはまるとも言えなくもない部分がある。
霊魂
ゾイドや(人類を含む)他の生物の霊魂の有無に関しては、バトルストーリーなどでは不明瞭である。
しかしアニメゾイドなどの後年の媒体では、何度かそれらしい描写がされている。
また、「すべてのゾイドの母」とされる「ゾイドイヴ」が「人型」であることも、ゾイドと古代ゾイド人の関連性を示す描写でもある。
チロルは、野生体ではないが野生体由来のゾイドを思わせる白くて無垢な姿をしていて、野生体と比較すると度合は落ちるだろうが、生き生きとした姿を見せている。
- デスザウラーがギュンター・プロイツェンの意識を乗っ取ったり、ヒルツが合体した際には周囲に多数の人面が現れていた。この真相は定かではないが、フィーネの口頭にてデスザウラーは邪悪な意識によって人を掌握し、古代の戦争にも参加していた事が語られている。
- 『ゾイド新世紀/ゼロ』では、スピノサパーの幽霊と少女の幽霊が登場している。
- 『ゾイドフューザーズ』では、ファイヤーフェニックスが凱龍輝の荷電粒子砲によって殺害された際に霊魂が天に昇る場面が存在し、その後、ファイヤーフェニックスの転生体と思われる少女の「フェニス」が登場し、超能力によってジェットファルコンを復活させたり、リヒタースケールとの決戦でも巨大な思念体となって出現している。
- フェニスの登場は、全ゾイドシリーズでも珍しい「転生」や、「金属生命体から有機生命体に転生」等の超自然現象を示唆させる描写となっている。
- 『ゾイドジェネシス』では、明確に「ナンバー」ムラサメライガーの「エヴォルト」の原理が、「パイロットの思考に感応した姿に変化する」「瞬間的に生と死を繰り返す」という解釈がされた。
- 『ゾイドワイルド』では、ベーコンの魂がファングタイガーに憑依しているかの様な描写がされていた。
- 『機獣新世紀ZOIDS』では、オーガノイドのジークの「魂」の姿は幼女であり、ギュンター・プロイツェンも「超古代に誕生した人型ゾイド」とされている。
- アニメ版でも、「すべてのゾイドの母」とされる「ゾイドイヴ」が人型である事や、上記のフェニスの登場など類似性が見られる。
- 『ゾイドジェネレイションズ』でも、「霊魂」の存在を思わせる描写がいくつか散見された。
ゾイド以外の生物
過去のアニメの時代にも、惑星Ziにて犬やウサギに近い哺乳類型の野生動物、イグアナ、鳥、魚、虫、蟹、オウムガイとタニシを合わせたかのような生物等が生息している事が確認されたが、これらの生物がグローバリーIII世号と共に飛来した地球由来の存在なのか、それとも土着の生物の子孫なのかは不明。
『ゾイド-ZOIDS-』では、ダブルソーダとサイカーチスの共通の先祖の古代昆虫が登場している。
なお、様々な資料から、少なくとも「犬」「ゴリラ」「ゾウ」「バッタ」「ミジンコ」「ミトコンドリア」などの地球産と同じ生物学のカテゴリーは認識されている。
『ゾイドジェネシス』の時代では、地球由来の動物と外見が異なる有機生命体が目立つが、これらが「大異変」を経て進化・適応したのかは不明である。
ゾイドワイルドシリーズ
『ゾイドワイルド』シリーズのゾイドは、「ワイルドブラスト」のように一部外付けの大型武装ありきで「本能開放」としているなど、野生体に当てはまるのかどうか判断しにくい部分もある。
地球が舞台であり、「生態系の頂点に君臨する」と紹介されているが、これが地球由来の生物の生態系にゾイドが組み込まれたのかどうかを表すのかは未知数である。
なお、落雷などのきっかけによって発掘後などのゾイドが自然復元されることもあるらしい。
また、デスメタル帝国がゾイドを復元する際に電撃を使用していたことから、「電気」が重要なファクターとなっている可能性もある。
またファングタイガーの骨格は電気を帯びており、方位磁石がその電気に反応した事で発見された。
公式で野生体の姿が判明している種類
『ゾイド 邪神復活! ~ジェノブレイカー編』を含む。
※は、見た目的に可能性が高い種類なので確定ではない。
- アイアンコング※
- ウオディック※
- エレファンダー※
- オルディオス※
- ガイザック
- 凱龍輝・バーサークフューラー
- ガン・ギャラド
- グスタフ
- ゴジュラスギガ
- ゴジュラス※
- ゴドス
- コマンドウルフ※
- ゴルドス※
- シールドライガー
- シンカー※
- ストームソーダー※
- セイバータイガー
- ディバイソン※
- デスザウラー
- バリゲーター※
- プテラス
- ペガサロス
- ホエールキング(より生物的なフォルム※ とより兵器的なフォルムあり?)
- ゾイドマンモス
- モルガ※
- ライガーゼロ(メイン画像、エナジーライガーと同じタイプ)(HMM版においては、シールドライガーの野生体と同種の原体としている)
- レッドホーン※
- レブラプター※
- ロードスキッパー※
その他(種類の判別が困難)
追加あればよろしくお願いいたします。
余談
- ゾイド人の生物としての出生は不明であるが、ゾイドコアを持たないためゾイドとは別の種族だと推測されている。
地球人との混血化により、全身の金属化や皮膚表面の金属細胞などの古代ゾイド人の特徴は薄れていっている。
アニメ世界において、第一作には金属細胞の名残が刺青のように皮膚上に見える者が少なかくなかったのだが、第二作では更に減り(というかほぼいない)、その後は一切見られなくなった (アニメにて惑星Zi上の話を描くのは『ゾイドジェネシス』が最後だったが、『ゾイドフューザーズ』までは特殊な髪色の人間の割合も少なくないため、これが金属細胞の名残なのかもしれないという意見もあるが)。
- 惑星Ziは、今でこそ砂漠の惑星という印象が強いが(アニメシリーズにおいてもそのような描写がある)、元々は自然豊かな気候の惑星であったらしく、古代ゾイド人のエレシーヌ・リネはその頃の光景を目にしていた。
- 公式にて野生ゾイドの系統図も設定されているものの、その扱いは作品や時期によってやや差異もある。第1期シリーズ初期のコロコロコミックでは、ゾイドは宇宙線によって突然変異した金属生命体とされているものも存在した。もっとも、この設定は1期の他の媒体や後続の作品でもその後言及されず、『装甲巨神Zナイト』の冊子にてメタルハート(同作におけるゾイドコア相当の心臓部)が宇宙線を取り込み稼働する説明が見られる程度である。
- 野生ゾイドが生物進化の果てに登場した設定は最初期から存在しているものの、アニメ『ゾイド-ZOIDS-』ではゾイドイヴから発生した存在とされており、同作では野生ゾイドが直接的には登場していない。後に電撃ホビーマガジン誌の記事「SMACK ZOIDS」では、(バトルストーリーにおける)ゾイドは古代人または外宇宙人による人工生命体とする説が存在するとされているが、それ自体は惑星Ziでも荒唐無稽な説としている。尚、バトルストーリー側のゾイドが地球生物に類似した形質を持つ点は収斂進化によるものとされている。
- その後、『ZOIDS concept art』では過去の時代にタイムスリップした地球からの入植船によって、惑星ゾイド由来の原始金属生命体に地球生物のDNAを取り込み改造したものが野生ゾイドと設定付けられている。後の『ゾイドワイルドZERO』でも地球ゾイドが地球人(元惑星Zi人)の技術を介して誕生する経緯は同様だが、時代の異なる宇宙船が地球を旅立った形跡が存在する事から、両惑星間で文明の興亡が繰り返されている可能性も言及されている。
- 英語では、軍艦やロボットなどは全て女性格である「SHE」と呼ばれる。『ZOIDS』シリーズは『トランスフォーマー』と同じく、凱旋帰国して国内で人気を帯びたコンテンツでもある。
奇遇だが、上記の「全てのゾイドはメス」という意見と、いわばゾイドの育ての親である海外の概念には似たような部分がある。女体化はあくまでも同人だが。