ニコル(ゾイド)
にこる
CV:くまいもとこ
第51話「遺跡の少年」に登場。
ジェノブレイカーとの戦いに敗れブレードライガーから投げ出された上に負傷し、辺境のノーデンスの村に流れ着いたバンを助けたノーデンスの少年。
白いヘルキャットチロルと共にいる。ゾイドを絵に描くほどに大好きで将来はゾイド乗りになりたいと夢見ている。しかし村の人々は保守的故にゾイドを戦争の道具として恐れている。仲良くなったバンから彼はチロルの操縦を教わった(バン曰く年齢の割には技量は優れていたらしい)。
その後、リーゼに操られてノーデンスを襲ったガイロス帝国軍のシーパーズ隊を撃退したバンはアーバインやフィーネらと再会、リーゼはサイコジェノザウラーで陰からバン達を仕留めようとするがチロルに乗ったニコルがそれを妨げた。
予想外の邪魔にリーゼは動揺し、いつになくしおらしい声でつぶやく。
リーゼ「なぜ邪魔をするの……!? ニコル」
その後、バンはニコルの事を皆に話したがノーデンスの村の事を調べたトーマと村の老人によるとニコルは10年前に死亡している事が判明、更に遺跡にはチロルの残骸が放棄されていた。
実はリーゼとはかなり親しい関係であり、10年前にヘリック共和国軍が遺跡で偶然にも発見された古代ゾイド人の少女を捕獲しようと村に殴り込んだ際にその少女の発見者であるニコルは匿おうとした為に射殺されてしまっていたのであった(しかも保身に走った軍人が存在したのかこの事件に関する事は極秘扱いになっていた模様でこの事から主人公サイドではある共和国軍にも腐敗した側面があるのも分かった)。
つまりバンが出会ったのは彼の幽霊であったのだ・・・
そして彼が命懸けで守った古代ゾイド人の少女こそリーゼであり、その悲劇が彼女が悪堕ち及び人間嫌いになったきっかけでもあったがニコルの霊との遭遇・再会が後にリーゼに変化をもたらすのであった。
1話だけの登場だったが、本エピソードによりリーゼの正体や過去が判明している(それ以前の回でも断片的に描かれていた)。
リーゼとニコルの関係はバンとフィーネに似ており最悪の場合、バンとフィーネも彼らと似たような末路を辿った可能性もあり得ると言える。
スピノサパー:次回作で同じく幽霊に関係したゾイド。
ベガ・オブスキュラ:次回作で中の人が同じの少年ゾイド乗り。愛機がジェノザウラー系統に近いゾイドである。
ニコル・アマルフィ:放送局が同じロボットアニメの同名人物。彼の機体もヘルキャットのように背景に溶け込む事が可能。