※この記事はゾイド専用です(絵を検索する)。
一般的なアイスキャンディーのものについては、「ダブルソーダ」の記事を参照してください。
スペック
型番 |
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所属 | ヘリック共和国(バトスト) |
分類 | |
全長 | 11.6m |
全高 | 3.96m |
全幅 | 9.72m |
重量 | 19.7t |
最高飛行速度 | 415km/h |
乗員数 | 2名 |
武装(旧→新) | |
武装(新のみ) |
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概要
ヘリック共和国軍が開発したクワガタムシ型対地攻撃機ゾイド。サイズは小型ゾイドクラス。
甲虫は上手く飛ぶことは出来ないが、この機体はなんの問題も無く空を飛べる。地球の昆虫と惑星Ziの生命体を一緒に考えてはいけない。
主な任務は偵察だが、豊富な武装と大顎のお陰で戦闘も得意。後翅は武器にもなっており、すれ違いざまに敵を切り裂くことも出来る。通称・空の掃除屋。地球に於ける戦闘ヘリ的なポジションにある。
また複座型であることを活かして部隊指揮官機として運用された記録も存在する。
ゼネバス帝国軍の飛行ゾイド・サイカーチスに対抗して作られた。打倒・サイカーチスを目指して開発されているため、スピード・攻撃力など全てのスペックにおいて上回っている。惑星Ziではカブトムシよりもクワガタムシのほうが強いみたいだ。
なお空戦用のゾイドであるにも拘わらず、サイカーチスと同様にコクピットは屋根のない吹き曝しである。正直乗りたくない。
- 後述の通り、アニメの世界ではダブルソーダとサイカーチスは共通の先祖を持つとされる。
Zi大異変の後も生き残っており、西方大陸戦争序盤にてサイカーチスに苦しむ共和国軍が本国から急遽派遣してきた。
活躍
アニメ『ゾイド-ZOIDS-』ではリーゼの初代乗機として登場した。
オーガノイドとの合体によって進化しており、バンのブレードライガーを追い詰める活躍を見せている。また、また、スペキュラーの影響でデススティンガーに匹敵する超大型ゾイドに変貌していた。
- (ケルベロスの様な幻影ではなく)実際に小型ゾイドが超大型ゾイドに変化したという事例であり、同作では他にはハンマーカイザーがいる。類似した事例に、マルダーがホバーカーゴに変異したというものがある。
- 後述の通り、キットカタログにおけるデスザウラーのライバルという設定を活かした可能性がある。
本作では、ダブルソーダとサイカーチスの共通の先祖の古代昆虫が登場している。サイコジェノザウラーと同様に、精神攻撃を得意とする。
後のアニメシリーズでも出演しているが、やはりキットよりも巨大に描かれている。
『ゾイドフューザーズ』では17話に登場したハイジャック犯が、ホエールキング内に分解した状態で密かに持ち込み、乗客を人質に取るために用いた。また、ブレイクソードはある種の高周波ブレードのように物体を切る描写がある。
特異例
当時(無印時)発売されたキットカタログVol.2では、あろうことかデスザウラーのライバルとして表紙を飾っている。
このカタログはダブルソーダが映像デビューする前のものであり、リーゼ機をはじめ、アニメでの彼らが誇張ではないことを示している。
また、バトルストーリーでは、共和国のコマンド部隊ブルーパイレーツの援護に登場しており、レッドホーンを罠で倒している他、チェスター教授の救出作戦にも参加していると言う活躍をしている。
このチェスター教授救出作戦は、当時の児童誌に掲載されたジオラマではデスザウラーの追撃を見事に振り切っている。
このように大型ゾイドを相手に立ち回ることが多く、当時の共和国軍のエースとして活躍したことが窺える。
平成シリーズにおいての新大戦でも、西方大陸戦争序盤にてガイロス帝国に占拠されたオリンポス山の山頂の偵察を行ったり、またデスザウラーの暴走で山頂の基地が壊滅した際には危険を顧みずに生存者を探し、その結果高速部隊の生き残りであるトミー・パリス中尉をコマンドウルフの頭部部分と一緒に救出した。
なおこの時、コマンドウルフの頭部には基地で入手した古代文明のテクノロジーのデータ、つまりオーガノイドシステムの情報が入っており、ある意味では後の戦局に影響を及ぼしたと言える。