スペック
機体名 | ゴルドス |
---|---|
番号 | RBOZ-004(旧) / RZ-008(新) |
所属 | ヘリック共和国 |
分類 | 恐竜型 / ステゴサウルス型 |
全長 | 30.3m |
全高 | 15.1m |
全幅 | 9.3m |
重量 | 199.0t |
最高速度 | 80km/h |
乗員人数 | 2名 |
武装 |
|
概要
ヘリック共和国軍のステゴサウルス型電子戦ゾイド。サイズは大型ゾイド。
大型ゾイドとしておとなしく扱いやすいため、中央大陸戦争以前から輸送用として使用されていた。
開戦後は背びれを全天候レーダーに改造し、ヘリック共和国軍の電子戦用ゾイドとして強行偵察や情報収集などに活躍した。
歴史に残る共和国の大作戦に於いては、必ず偵察による情報収集や、敵の動きを正確に把握して目立たない形で大きな支援活動を行うゴルドスの姿があり、そういった情報戦による戦いは、共和国に大勝利をもたらす大きな要因となった。
ZAC2044年、後継機でより優れた電子戦用ゾイド・ゴルヘックス完成に伴い第一線から退く。
しかしZAC2099年の第二次大陸間戦争開戦後はそのゴルヘックスが諸事情で投入不能になった為にレーダーをGPS磁気探知機に改装して電子装備を一新、実戦に復帰した。
機動性が低く、接近戦が苦手なことが弱点であり、巨体であるために発見されやすく、狙われやすい上に、機体の防御能力もそれほど高くはないデメリットを持つ。
近接戦闘における戦闘力はそれほど高くなく、レッドホーンを初めとする中型機にさえ苦戦することが多かった。
しかし2099年任務復帰時には、チタンスパイク(尾のトゲに該当するパーツ)とハイパーバイトファング(歯に該当するパーツ)が格闘用兵装に追加され、接近戦にもある程度対処できるようになっている。
また、電子装備の充実により射撃能力が非常に高い。さらに元々が200tクラスの大型ゾイドであるため、ゲーターやゴルヘックスにはできない重装備の使用も可能である。
ZAC2099年以降はゴジュラスMk2が使用するロングレンジバスターキャノンを装備した長距離射撃タイプも配備されており、こちらはレーダーを活用した精密な砲撃能力とバスターキャノンの破壊力の相乗効果によって遠距離攻撃能力が劇的に上昇。カノントータスなどと共に共和国軍重砲隊の主力を担った。
またゴジュラスやマンモスと違い、前述の通り扱いやすい上に配備数も多いため、大型機の主力の地位も占めている。
キットについて
ビガザウロのボディをベースにして射撃系の武装及びキャノピーを流用し、新規による背びれを模したレーダーやキャノン砲(新ではレールガン)や脚部用の装甲パーツなどを付け、さらに後ろ足に下駄パーツを履かせて剣竜類特有の後脚部の長さを再現している。
アニメでの活躍
『ゾイド -ZOIDS-』第3話に青いキャノピーと白い機体色の通称ホワイトゴルドスとして初登場する。
この機体は劇中では50年前の戦争で放棄され野生化し、かつては基地ではあった遺跡を住処にして理由問わず遺跡に侵入してきた者達を追い払いながら仲間達がいつか戻る時を待ち続けていた。
時期は不明だが前脚を損傷した上に50年も整備されていない状態だった。
尚且つパイロットを欠いていたにも拘らず、アーバインのコマンドウルフと本来苦手とする接近戦で正面から渡り合い、彼をして「歴戦のゾイド」と言わしめる高水準の戦闘力を見せた。
初めはバン達を敵として追い払おうとしたが、遺跡内にあった日記で事情を知ったバンにアーバイン戦後損傷箇所の応急修理してもらい、その恩返しとしてアーバインに苦戦するバンを助けるが、その後別れを告げるように遺跡へ帰り仲間たちを待つ日々に戻った。
この第3話とホワイトゴルドスの登場により、ゾイドが戦争に扱われる事はあれど「モビルスーツ等のような完全な道具としてのロボット」ではなく「意思を持ち、たとえ言葉は通じなくても想いは通じる事ができる可能性を持つ生命体」である事を証明し、レギュラーキャラ以外でゾイドが人と心を通わせることを印象づけた稀有な例である。
後に共和国仕様のゴルドスが多数登場するが脱走した帝国軍の捕虜が奪った強化型コマンドウルフにやられたり、レイヴンのジェノザウラーに数で攻めるが逆に返り討ちに遭い、さらにはデスザウラーのコピー体を完成させる為にゾイドコアを抜き取られるなど引き立て役になる事があるが共和国の通常ゾイドの中では高い火力を誇る為、デスザウラーのコピー体との決戦等では導入されている。
関連項目