概要
『ケロロ軍曹』に存在する架空の変身形態であり、別名「ドラコノケロン」。竜の書には「ドラゴンウォリアー」と記載されている。
形態の初登場はアニメ劇場版である『超劇場版ケロロ軍曹 撃侵ドラゴンウォリアーズであります!』。
簡潔に言うとケロン人がドラゴン化する形態の名称であり、元々は大昔に地球に生息していた恐竜たちに立ち向かう為のフォームで、何人かのケロン人が変身していた。ブラックスターによると「『必要以上の破壊活動をしてはいけない』という条約の制定前の力を持っている」と言われており、大規模な戦闘能力を持っていることが示唆されている。実際アニメ356話でもガルル中尉が「ケロン星に驚異をもたらす大敵に対抗する為に古代のケロン軍が開発していたが、あまりに危険すぎるために『竜の書』と『地球竜』を通じて地球に封印されていた」と言及している。
進化するためには「竜の書」と「地球竜」のパワーが必要であり、現在はフェリシタシオン・ドゥ・ドラクーンのみが進化させることができる。一度変身すると、それまでの記憶や人間関係などが一気に抹消され敵味方関係なく攻撃を行うようになるが、唯一「地球竜を守る」という使命だけは刷り込まれている模様。暴走時は角や瞳が怪しく光るが、その角を触れると正気に戻ることが出来る(ケロロドラゴンのみ、劇場版で自身に立ち向かう冬樹を見て一瞬攻撃を戸惑う描写が見られる)。なおアニメで2度めの登場となる356話では、クルルが「竜の書」を復元した際にそういったデメリットを解消できた模様であり、変身した際には5人とも正気を保っている。
しかし上記アニメ&劇場版と世界線が異なる原作版では、上記の他にも「超☆隊長命令」と同じくケロンスターの力で変身できるかのような設定が存在しており、第174話ではケロロが「湿度高騰・ケロンスター所持・雷直撃」でドラゴンに変身し、その前兆や気絶の際は角や牙のような物が生えていた。またドラゴンに変化した際の記憶を一切持っていない状態となっていたものの、冬樹を助けたと思われる描写も見られた。現状でこの条件はどうやら偶然が重なって起きた例外条件であるようで、クルルが「この俺がマジビビりかよ…」と言いながら少し焦っていた他、最後のページに映画版へとつながるシオンが竜の書を手に入れる描写が描かれている。
変身した人物
※ケロロ以外は基本的に全員原作未登場である。
- ケロロ軍曹 ⇒ 「ケロロドラゴン」
- タママ二等兵 ⇒ 「タママドラゴン」
- ギロロ伍長 ⇒ 「ギロロドラゴン」
- クルル曹長 ⇒ 「クルルドラゴン」
- ドロロ兵長 ⇒ 「ドロロドラゴン」
- ドララ特務兵(※厳密にはエネルギーの一部を吸収しただけ)