※本項目は『超劇場版ケロロ軍曹 撃侵ドラゴンウォリアーズであります!』のネタバレを含みます。 |
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概要
劇中で「竜のしっぽ」と呼ばれるものの正体であり、それの正式名称。
数万年前に地球に卵として産みつけられた宇宙生物。
光のチューブを通し、星のエネルギーを吸い尽くし、死の星とした上で孵化するという寄生生物のような生態を持つ。
岩石、鉱石質のような甲殻で身を覆い、2対の翼を持つ。モン・サン・ミッシェルを優に超える程の巨大な体躯を誇り、ケロン人ベースのドラゴンウォリアーと比較すると無機質な姿をしている。腹部には卵に似たエネルギーの受容部が存在し、竜の尾が変形した管が臍の緒のように伸びている。
地球全てのエネルギーの凝縮体である為、口から放たれるブレスは非常に強力。惑星のエネルギーを吸い尽くし、孵化を果たした後に星を去るのは竜としての本能的な行動であり、生まれて間もない事から、ある意味で無邪気と言える。クルルが言うには生存本能以外の意志や思考は無いというが、時がそうさせたか、シオンとの繋がりがそうさせたか、“優しさ”というものを理解している様子。
活躍と結末
シオンが新しい家族を迎え入れるために地球に出現させた。しかし暴走したケロロドラゴンたちのエネルギーを吸収し過ぎたため彼も暴走。暴走を止めようと意識を取り戻したドラゴン化したケロロたちと角に触る冬樹たちが静止を試みるが、方法がなく止めることができない。そこにシオンが「私が止める」と言いながら地球竜の元に歩み寄った。
最終的にはシオンの言葉で暴走は止まり、エネルギーが結集された子供的な存在であるケロン人体のテララが誕生する。
ゲーム版
ゲーム版では結末が映画とすこし異なる。
まず地球竜としてあの巨大な竜の姿は登場自体はするが、ドララが地球竜をエネルギーの一部を吸収してドラゴン化するため、ドラゴン化したケロロたちと地球竜は直接戦わず、代わりにドラゴン化したドララがケロン人体のケロロ小隊と戦う。
またケロロ小隊の記憶を読み取ることができるため、映画では登場しないキルルを(本ゲームで登場していることもあり)出現させられる能力を持っている。
最終的にドララが地球竜のエネルギーの一部を持って行ったため、不安定状態となり暴走したが、映画同様シオンの言葉で暴走は止まり、最終的に余ったエネルギーがテララとして誕生する。つまり地球竜という存在自体がテララという扱いになっており、映画のような子供の扱いではなくなっている。
裏設定
本作で起こった出来事は本来ゲーム版のものであり、映画版はケロロがストーリー考案・クルルが編集をしたドララたちドララ小隊が関わっていないドララ小隊のレポート内容(つまりは改竄エピソード)をアニメ化したものという設定になっている。この設定が判明するのはゲームの最後の最後で、ドララ自体は本当のことを話すことを覚悟していたが、「都合のいいレポートにされないようにするため」としてクルルがこの映画の元になった改竄レポートをドララに渡した。冬樹は心配をしていたが、考案したケロロ本人は「ドララ殿も悪気があったわけではない」と言い、この改竄レポートの内容については特に反対や心配はしていなかった。
なおその時ケロロが「どっかのアニメ会社の目に留まってアニメ化されないかな~?」と映画が作られることを示唆するような発言(メタ的に言うと完全なるセルフパロディ)を放っており、ギロロから「そんなわけあるか!バカモンッ!」とツッコまれている。
まさか本当にアニメ化されるとはケロロたちも思ってなかっただろう…。
関連タグ
ウォリアースタイル…地球竜のエネルギーによって変身できる形態
テララ…地球竜の子供のような存在
ラヴォス 同じく星に寄生し、星々を渡り歩く生物