CV:小西克幸
概要
DS版『超劇場版ケロロ軍曹 撃侵ドラゴンウォリアーズであります!』のゲームオリジナルキャラ。謎の存在「竜のしっぽ」を調査するため、ケロン軍本部の命令で地球にやってきた調査員。その正体は宇宙の辺境で古代ケロン軍の事後処理、記録改竄などを行う特別指定危険種監視部隊「ドララ小隊」の隊長である。
普段は軍人らしく喋っているが、気を抜いたり高ぶったりすると田舎くさい口調になる。本人はこのなまりをとても恥ずかしく思っており、人前でなまって話すことを拒んでいる。また都会慣れしてないためか、都会に対してすこし間違った考えも持っている模様。
一方ドラゴンについてやたら詳しかったり、地球竜復活の際に冷静でいられるなど、どこか謎の多い人物でもある。
ステージ上ではスタート地点やゴール地点にドララがいる場合があり、その場合は話しかけることでケロロ小隊に操作説明などをしてくれる(本作におけるモアと同等の扱い)。また、ある特定のコマンドを入力すると隠しキャラとして操作できるようにもなる(後述)。
なお、映画と同時上映された短編の『ケロ0』にも(ほんの少しだけだが)登場している。
プレイヤーとしての性能
彼をプレイヤーとして操作可能にさせるには、普通にプレイしていても入手はできない。ある特定のコマンドを入力することでプレイヤーとして操作できるようになる。
ケロロ小隊の得意スキルを流用しており、他の隊員には行けない壁や障害物をすべて壊すことができたり、翼を使って無限に空を飛ぶことも出来る。さらに超必殺技は「近くにいる敵をすべて倒す」というもはやチート能力。易しく言えば「初心者でも簡単にクリアできるキャラ」となっている。
ただしケロロ小隊にある「好物」が存在しないので、ステージ上にあるアイテムの回復量はすべて1個分になる。
下記はその能力を詳しくまとめたもの。
- ケロロ
- 相手を掴んで投げられる。
- ギロロ
- 手榴弾を投げられる。
- 二発目の攻撃でビームを打てる。
- タママ
- 一発目の攻撃でレンガブロックを壊せる。
- クルル
- 翼のおかげでゆっくり降りられる。
- ドロロ
- 一発目の攻撃でスライムの壁を破ける。
- チャージ技で分身できる。
関連タグ
ペコポン人スーツ…前作のケロロ小隊オールマイティーに当たるキャラ。
以下、ゲームの重大なネタバレを含みます。
ネタバレ
『ペコポン…シンリャク…スル…』
『ドラドラアァァァァァァァァッ!!!!』
実は彼ははじめから地球竜の正体を知っており、シオンによって出現された地球竜のエネルギーを自らの体に吸収し地球侵略を行うのが彼の真の目的である。
彼は元々「宇宙の端っこで古代ケロンの後始末をする」という自身の任務に対して強い不満を抱いており、同時に地球を侵略するはずのケロロ小隊が地球を侵略しないことに不満を抱いていた。そのため「地球を侵略しないケロロ小隊よりも目立たないのはおかしい」と考え、ケロロ小隊に代わって自身が侵略しようと自らドラゴン化を謀ろうとした。つまり本作の黒幕はシオンなのだが、ラスボスは彼ということになる。
そして終盤、彼は
『ペコポン人の少女よ。お前は何も知らない』
『地球竜の恐ろしさも。その力の使い方も』
『そして…』
『我々ケロン人が…侵略者であるという事もだ…!!!』
『もう…宇宙のはしっこで、古代ケロンのあとしまつをするのはまっぴらだ…!!!』
『私が…オラが!!!』
『この力で、ペコポンを侵略してやるだぁぁぁぁぁぁぁーーーーーッ!!!』
『………ドラ……』
ケロロ『げ、ゲロ…!?』
『ドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラ…!!!』
ケロロ『ゲロォォォォーッ!?!?!?』
地球竜の吸い上げたペコポンエネルギーをリストバンド型メカですべて吸収、半ドラゴン化したような状態で巨大化、暴走してしまった。
ラスボス戦では額のマークを一定回数当てれば彼を倒すことができる。操作するのは前作のラスボス同様「クルル→ギロロ→タママ→ドロロ→ケロロ」と必ず1人1回は操作する仕様になっており、順番の変身はできない。額のマークに当てるには各操作キャラクターのテクニックが必要になってくるが、実はサポートや超必殺技を使う方が楽に勝てる(ただし後者の方は正規の倒し方ではないので、初見の場合は正規である前者の方を推奨する)。
しかし、その後はケロロ小隊に敗北すると同時に彼らと地球人たちの熱い絆を見て改心し、潔くケロン軍本部へと戻った。
その際ドララは厳罰を覚悟していたが、ケロロの計らいにより報告レポート上ではドララ小隊そのものが地球竜事件に関与していないということになっている。映画本編のストーリーがこの改竄レポートであり、このゲームシナリオ自体が実際にあった事というような描写になっている。