曖昧さ回避
- 「ケロロ軍曹」の表記揺れ。
- 上記作品内で制作されたアニメーション作品。本項で説明。
概要
アニメ「ケロロ軍曹」第33話でケロロ小隊が制作したアニメーション作品。
どこが伝説なのかというのは後述で説明するとして、色々とすごい作品なのである。
一応言っておくが、黒歴史でもトラウマ回でもない。むしろ神回である。
アニメの内容
「ケロロぐんそう」というタイトルが表示されスタート!
↓
「わがはい、けろろぐんそうであります!」
「け~ろり~ぃ~ん♪ け~ろり~ぃ~ん♪」
楽しそうに踊るケロロ
↓
「たままいんぱくとぉー!」
日向家を破壊するタママ
「おぉーー! おぉーーっ!」
↓
「くっくっく~ くぅ~っくっく~」
こちらを振り向いて笑ってくるクルル
↓
「といやぁー」
「とぉー、とぉー!」
剣を持って月(?)を切るドロロ
↓
「ふっ…!」(銃声が入った音)「ふっ…!」「ふっ…」
カッコつけるギロロ
↓
「がんぷらはいちにちにしてならずっ!げろげろげろ!」
ガンプラを持ってスクリーンの前でいうケロロ
↓
白い文字で「おわり」と書かれる
おしまい
スタッフ
脚本 - ケロロ軍曹
絵コンテ - タママ二等兵
作画 - ギロロ伍長
仕上げ(色付け) - ドロロ兵長
背景 - クルル曹長
音響 - アンゴル=モア
キャスト
ケロロ軍曹(CV:ケロロ軍曹)
タママ二等兵(CV:タママ二等兵)
ギロロ伍長(CV:ギロロ伍長)
クルル曹長(CV:クルル曹長)
ドロロ兵長(CV:ドロロ兵長)
主題歌
ケロッ!とマーチ(歌:すもも)
ここからが「伝説」
- (いろんな意味で)逆作画崩壊
- ケロロ小隊が棒読み(逆に言えば声優の本気)
- ギロロ伍長担当の作画で自身のシーンだけ無駄にカッコイイ
などなど、ここまでは普通の劇中劇と変わらない。
ただしこのアニメーション作品、その回のエンディングのクレジットを見ると「アニメ『ケロロぐんそう』原画 渡辺久美子 小桜エツ子 中田譲治 子安武人 草尾毅」と記載されているのが目撃できる。
そう、つまり本当にケロロ小隊(の中の人)が制作しているアニメなのである。
担当がキャラクターと同じなのかは不明だが、下記の中田譲治氏の作画を見るに同じと思われる。
この回はファンの間ではかなり有名になっており、「ケロロ小隊が作った例のアニメ」として浸透している。
特典映像化
なおケロロ軍曹のDVD9巻には映像特典としてこのアニメの完全版が収録されている。内容は最初にタママがタママインパクトを撃ってくるという出オチからはじまり、その後例のアニメが通常のバージョンよりもすこしだけ長くなって収録され、「おわり」の後には丁寧に簡易的に作られたクレジットが流れて終わるというもの。収録時間は1分38秒だが、上記のタママインパクトのイラストは本家のものであるため、そこを除くと1分24秒ほどとなる。
まさかの再登場
エピソードがエピソードのため、一度キリの登場かと思われたが、第74話である『ゲロゲロ30分』内の「ケロロ☆ シネマパラダイス であります」という回で『ゲロ口艦長』というゲロロ艦長の表紙・ロゴをそのままパクった明らかに違法の映画を流す際の嘘アニメとしてまさかの再登場をする。結果は言うまでもないだろうが、察してあげてください。
さらに196話の『帰ってきたゲロゲロ30分』のコーナーの1つ「第287回 定例作戦会議」内でケロロたちがこのアニメを作ったことを思い出すという空想扱い(アニメ自体は回想としてちゃんと登場した)で三度目の登場を果たしている。まさに伝説。
余談
余談だが、ギロロ役の中田譲治氏が「ケロロ 中田譲治オリジナルイラストTシャツ」というものを発売した。そこには中田譲治作のケロロ小隊が描かれていたため、当時見ていた人からは「あっ、あの時のやつだ」と思った人は少なくないだろう。ちなみに公式ハッシュタグで「#中田譲治Tシャツ」というものが存在する。
関連タグ
星のデデデ…アニメ内のキャラクター達がアニメを制作する前例。