黒衣の男「『空飛ぶ大鉄塊』の下巻を探してるんです。この本は素晴らしい出来だ。血沸き肉躍る……」
DATA
概要
第2話「空飛ぶ大鉄塊」に登場。
その異名が示すように、体長わずか40cmの昆虫を思わせる容姿をした小型の宇宙人。肉体的には極めて脆弱な種族であるため、複数で行動することが多いが、その外見からはうかがい知れないほどの高い知性と、他の知的生命体や機械に取り付いて自分の手足のように操縦する特殊能力を持っている。
20年以上前から地球侵略を目論み暗躍しており、キュルウ星人(辺見芳哉)が執筆した児童向けSF小説『空飛ぶ大鉄塊』に隠されていた『大鉄塊』の設計図を基に、本来はキュルウ星人の宇宙船である大鉄塊を侵略兵器として再現していた。
しかし、作ったのはいいが、肝心要の大鉄塊の制御方法が分からなかったため、完全にコントロール下に置くことができず、小説も設計図しか載っていない上巻しか出版されていなかったため、大鉄塊の制御法が記されているであろう下巻を探していた。
現代に入り、地球防衛軍が強硬に推し進める「フレンドシップ計画」を恐れ、先に地球を占領しようと行動を活発化。一度あからさまに怪しい黒衣の男に憑依して休暇中のサトミ隊員の前に現れ、下巻の所在を聞き出そうとしたが、下巻が存在しないことを知らされたため方針を変更、制御法を知るキュルウ星人を探すべく、三体がたまたま近くで釣りをしていた地球人の若者たちに憑依して行動を再開する。
そしてついにキュルウ星人を発見するが、カザモリ隊員(モロボシ・ダン)に邪魔され、三体ともウルトラガンで射殺される。これを受けて、残りの個体が急遽とある火山の火口内に隠していた大鉄塊を出撃させ、ウルトラ警備隊と戦闘を開始した。
大鉄塊のパワーと量子エネルギー変換装置でウルトラセブンを圧倒し、セブンを助けるためにあえて彼らに捕まることを望んだキュルウ星人を捕らえることに成功。
キュルウ星人を支配下に置いて大鉄塊を完全なものにしようとしたが、彼の強い精神力により叶わず、大鉄塊のコントロールを奪われてしまい、最後は大鉄塊の量子エネルギー変換装置をセブンに抉り出され、キュルウ星人もろとも爆散・全滅した。
ウルトラマンタイガ
第15話「キミの声が聞こえない」に登場。
チブル星人マブゼが怪獣を生み出すため、実験材料として捕獲していた怪獣の一体。マブゼが管理するラボで実験を施されている状態で工藤ヒロユキに発見された。
ガロ星人が映像作品に登場したのは実に20年ぶり、モブではあるが『平成ウルトラセブン』からの初客演となる。
関連項目
シャッガイからの昆虫怪物:『外見以上の知識を持つ』・『生物などに取り憑く』・『肉体が脆弱』などの類似性の多さから、元ネタではないかと推測される。