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※注意

本記事は各作品の本編におけるネタバレを多大に含みます。
閲覧の際はその点を重々留意した上で閲覧して下さい。

概要

タイトルの通り、各シリーズに登場する飛び抜けて強い怪獣を指す。

明確な基準こそないが、その実態はほとんどファンからの評価圧倒的なまでの強さ(主に防御力再生能力)を有し、ウルトラ戦士たちの宿敵という側面が強い。

歴代のウルトラ戦士を撃破する、もしくは地球侵略を果たすなどの実績を上げ、後世にまで語り継がれる程の強烈なインパクトを残している。その後、奇跡の復活を遂げた主人公によって撃破されてしまうのが大半だが、それ自体がほぼ一度限りの奇跡的な条件であるため、ほとんど格を落とさずに最強認定を維持している場合が多い。

ファンの間で根強い人気を獲得し、「人気怪獣」としてカテゴライズされる怪獣も多く存在する。物語の展開上、各シリーズにおけるラスボスクラスの存在や劇場版作品のボスが該当する扱いが多く、特に平成以降の作品ではそれが顕著である。

巨体による質量差で分かりやすく圧倒する点から、超巨大怪獣の比率も高い。それ以外のパターンとしては、「複数の怪獣の要素や力が合わさって、通常の怪獣よりも強くなるイメージがある」との理由から合体怪獣、「生物と違って痛覚や疲労、「死」への恐怖などの弱点を持たず、多彩なギミックや高水準な防御力、パワーを併せ持つため強敵になりやすい」との理由からロボット怪獣等もよく候補に挙げられやすい。

ちなみに、元より肩書きに「最強」と入っている存在も稀にいるが、その場合たまに名前負けしているパターンも少なからず存在している。

ウルトラシリーズ

殿堂入り

以下の怪獣については、議論の余地がない確定メンバー

昭和シリーズ

勝利


史上初となるウルトラ戦士を死に追いやった宇宙恐竜。ラスボスに相応しい実績を持ち、ファン認定最強怪獣の元祖とも評すべき存在。
ウルトラマンこそ倒したが、その最期は人間の科学力によって倒されたという意味でも印象深く、「対ウルトラマン特化という意味では最強」「今ではウルトラマンの間でも対処法が確立されているため元最強」という意見もあるが、放送当時のインパクトが根強く記憶に刻まれているファンにとっては、今も衰えぬ高い評価とカリスマ性を誇っている。

キングジョー


インパクトや人気の高さはゼットンと並び、昭和ロボット怪獣最強格との呼び声も高いペダン星のスーパーロボット。
桁違いの防御力を誇り、地球の兵器はおろかウルトラセブンの攻撃すら全く受け付けず、単純なパワーだけでセブンを易々と抑え込む程。基本的に戦闘向きではない知能犯が多いセブンの敵の中でも、コイツは真正面からのぶつかり合いでセブンを二度も圧倒した。地球人が作った新兵器が完成していなければ、人類側の勝利はあり得なかっただろう。
後のシリーズでも、個体差はあれどウルトラ戦士を苦戦させる強豪として登場することが多く、公式からの扱いも優遇されている。

プリズ魔


物質にまで圧縮された光の塊である光怪獣。
本能的にエネルギー源である強い光を求めており、劇中では部分的に結晶化しながら生還した外国人が病衣を残して消滅している。この怪獣に襲われ、MATに救出された被害者は「白い悪魔」と呼称していた。
体表も強固であり、ウルトラマンジャックのチョップやキックを全く寄せ付けず、その他の攻撃もことごとくプリズ魔光線で跳ね返している。最終的にはウルトラマンが勝利したが、変身が解けたの口から「俺にとって…ギリギリの賭けだった」と言わしめる程の大苦戦となった。

仕事絵【ウルトラマン フュージョンファイト!】


異次元人ヤプールが生み出した、ゴルゴダ星ゾフィーたちウルトラ兄弟の必殺技を奪った異次元超人。
エースロボット相手に完勝し、本物のエースを真っ向から圧倒する等、格の違いを見せ付けた。
その他にも拡張性の高さが自慢であり、戦闘するウルトラヒーローに応じてそのウルトラ戦士の技をヤプールが学習させて再現するという運用方法が可能で、メビウスキラービクトリーキラーゼットキラー等、複数のバリエーションが登場している。

暴君


歴代の怪獣たちが有する強力なパーツで構成された合体怪獣。
ゾフィーからエースまでのウルトラ5兄弟相手に連戦連勝するという驚異のウルトラ戦士5人抜きを達成した怪獣で、どの相手にも臆することなく凄まじい猛攻を展開する等、その強さを遺憾なく見せ付けた。
最期は末弟のタロウに敗れ去ったものの、立て続けにウルトラ兄弟を軽々と退けたその偉業は今もなお語り継がれている。
ただし、後年の作品・媒体によっては、歴戦のウルトラ戦士たちに倒されるかませ犬のような立場になることも少なくない。
強力な怪獣には違いないのだが、初代の『タロウ』で見せたインパクトがあまりにも強過ぎた影響か、作品によって格や立場が大きく異なる等、振り幅の大きい怪獣でもある。

超合体怪獣グランドキング


宇宙の帝王ジュダが宇宙に漂っている怪獣たちの怨念を結集させ、自身のエネルギーを注ぎ込んで誕生した合体怪獣。
特筆すべきはその防御力の高さであり、ウルトラ6兄弟の攻撃は必殺光線ですら一切ダメージにならず、兄弟たちが力を一つにすることでようやく倒すことができた。
これを生み出したジュダもまた、一声掛けるだけで宇宙中から凶悪怪獣や宇宙人を招集できる程の権限を有し、宇宙の歪みが生み出した悪魔であるために歪みが正されても時間をかけて復活するという、まさしく「宇宙の帝王」の名に相応しい巨悪だと言える。
新世代作品以降はも増え、いずれも攻略が容易ではない難敵として立ちはだかっている。

平成シリーズ

邪神


超古代怪獣の上位に君臨し、(TV版と劇場版で経緯に相違があるものの)超古代文明を最終的に滅ぼしたとされる邪神。
現代に復活すると、マルチタイプスカイタイプパワータイプの攻撃等に屈することなく、ティガの光を奪って石像化させ、世界中を闇で覆い尽くし、ティガの復活オペレーションすらも妨害するなどして、ゼットンと並ぶか、もしくはそれ以上のトラウマと絶望感を視聴者に刻み込んだ。
最終的にグリッターティガに倒されはしたものの、その理由はティガ単体の力ではなく、地球の子供たちの希望の光が集結したことによる奇跡に起因するため、やはり最強格には変わりないという声も根強い。またグリッターティガの状態でもグリッターゼペリオン光線だけでは倒せず、タイマーフラッシュスペシャルの追い打ちでやっと消滅している。

センシティブな作品


上述したガタノゾーアの怨念と、3000万年前当時の地球に数多く存在していたはずの光の巨人(ウルトラマン)たちを倒し、ルルイエで朽ちる大量の石像群に変えた闇の巨人を率いるカミーラが融合した、ネオフロンティアスペース最大の邪神。
最終的に体内からゼラデスビームを放ったグリッターティガに倒されてはいるが、マルチタイプのティガをタイプチェンジする余裕も与えず一方的に軽く倒し、ルルイエで果てた大勢の光の巨人達の光が集結して復活したグリッターティガすらも触手で捕獲し、体内に取り込んでしまっている。

暗黒惑星 グランスフィア


惑星サイズの超巨大スフィア…と言うより、スフィアが惑星一つと丸ごと一体化したというとんでもなく強大な存在
全長1万2756キロメートル(地球の赤道面の直径とほぼ同じ)というあまりにもデカ過ぎるサイズの上に、自身周辺の重力を操作してブラックホールのような高重力場を発生させ、冥王星等の太陽系外縁部の惑星や準惑星すらも飲み込んでおり、もはや「怪獣」と呼んで良いのかすら分からないレベルである。
強力な電撃攻撃や多数の怪獣の虚像を作り出す能力を持つが、特筆すべきは二段構えのイカれた防御力で、先述のブラックホールのような高重力場で大抵の攻撃は本体に届きすらせず、それを突破してもゲランダやクリオモス島を蒸発同然に消し飛ばしたネオマキシマ砲さえも防ぐバリアを展開する。
最終的に「バリアを一方向にしか展開できない」という弱点を突かれ、ダイナソルジェント光線で倒されているが、第一段階のブラックホールのような高重力場を突破して弾道を確保できる兵器があったからこそ成り立つ上に、正面からバリアを破壊してダイナ達が勝利した訳ではないため、防御力自体は最強クラスである。
そして、その強さもさることながら、最終的に死んでもタダでは転ばないとばかりに、高重力場崩壊により発生した時空の歪みに飲み込まれたダイナは闇の中に消え、およそ10年以上もの間消息不明となってしまった

降臨—根源破滅天使 ゾグ


根源的破滅招来体の刺客たる根源破滅天使で、純白の女神のような第1形態と、禍々しい魔獣のような第2形態を持つ。
第1形態の時点で、自らエネルギーを全回復させたガイアアグルの二人をいとも容易く撃破するという格の違いを見せ付ける。
第2形態では、ウルトラマンが豆粒のように小さく見える程の超巨大サイズになり、質量差で二人のウルトラマンを圧倒した。
これ程の強さを持ちながら、あくまでもコイツは破滅招来体にとって手先に過ぎないのである。

ファイナルリセッター  ギガエンドラ


宇宙正義の守護者・デラシオンが作った惑星破壊用兵器。
「ファイナルリセッター」の別名に相応しく、一発で惑星一つを消し飛ばす超高温プラズマ弾「イレイザーボール」を放つ。
これだけでも十分凄まじいが、全長1600メートルの大質量ボディは最強タイプに変身したコスモスジャスティスの単独光線技はおろか、合体光線を食らっても全くの無傷という恐ろしい性能を持つ。
最終的に歴代最強格のウルトラマンレジェンドが登場してようやく撃破という、ロボット怪獣屈指の強豪である。

破壊神


『ネクサス』における黒幕たる暗黒破壊神。
M80さそり座球状星団の超新星爆発にも耐え得る防御力や戦いの中で無限に進化する自己進化能力、ウルトラマンノアの必殺技に酷似した数々の必殺技を有している。
自らの肉体を復活させるための計画を着々と進行する等、知性も極めて高いことから、歴代の闇の巨人の中でも上位に位置する強さを誇る。

完全生命体イフ(第四形態)


あらゆる攻撃を例外なく吸収して自身の力に変え、その姿を無限に変化させる完全生命体。
最終的に一人の少女の笛の音を吸収し、音楽を奏でるだけの人畜無害な存在へ姿を変えたため、死亡した描写がなく、そもそもどうすれば死亡するのかも不明という特殊な存在。
逆にこちらが関わりさえしなければ本当に何もせず、関わっても楽器を奏でる程度では人畜無害な存在であるため、「倒そうとした時点でアウト」、転じて「争うことの愚かさ」を示すメタファーとしてファンから評価されることもある。

30秒ライティング


「怪獣がウルトラマンを倒す」シナリオのために生み出された変幻自在の夢幻神獣。
「ウルトラマンを倒す」という物語の結末に向かって動くため、物語の登場人物であるウルトラマンが倒すことは不可能というメタの極みのような存在。作家が異なる結末になるようシナリオを書き足したことで、劇中では倒されたことになったが…。
登場回自体がメタフィクションを題材にした異色中の異色回であるためか、もはや他の怪獣とは文字通り次元が違うという意味で、ほぼ議論に挙げられることがない。

最強の宇宙忍者


言わずと知れたウルトラ戦士の宿敵・バルタン星人の1体。
歴代の中でも傑出した能力を誇り、二度に渡りマックスを圧倒した。二代目のようなスペルゲン反射光はもちろんのこと、身長357メートル級への巨大化、空を埋め尽くすレベルでの分身、首だけの状態からでも再生とやりたい放題。
本人曰く、「バルタン星の科学はウルトラの星を超えている」らしい。

機械獣 ギガバーサーク


地底文明デロスの自動防衛システム「バーサーク・システム」によって作り出された最後の刺客にして、最大最強の機械獣。
これまで様々な手法で「最強」を体現してきた『マックス』の怪獣の中でも、シンプルに「滅茶苦茶デカイ」「滅茶苦茶硬い」「滅茶苦茶高火力」と三拍子揃った最強怪獣である。
身長990メートル、体重9900万トンという超弩級の巨体はマックスの攻撃を一切受け付けないのみならず、無数の機械腕や、目のような部分から発射する破壊光弾や電流チェーン等複数の武器を装備しており、まさに要塞の如き超巨大怪獣。その実力はデロスをして「マックスを確率100%で倒す」と明言される程で、実際に初戦ではマックスのエネルギーを(既に消耗していたと言えど)完全に尽きさせた挙げ句磔にし、ストレート勝利を収めた。
最終的に復活したマックスに敗れこそしたが、マックス側もギガバーサークのサイズに合わせて超巨大化するというチートを発揮しなければ倒せなかった屈指の強敵であり、ラスボスとして充分過ぎるインパクトを残した。

暗黒宇宙大皇帝エンペラ星人


M78ワールドにおける最大の巨悪の一人である悪のカリスマで、かつてはM78星雲光の国に直接攻め入った実績を持つ暗黒宇宙の大皇帝。
純粋なウルトラマンであれば必殺の威力になる「レゾリューム光線」や、敵を一切寄せ付けない念動力、さらには太陽を黒点、地球を暗雲で覆って光を遮る等、これまでの侵略者とは一線を画する強大な能力を数多く有する。
ウルトラ大戦争にも参加した猛者が集う暗黒四天王、大ダメージを負っても直ぐに再生する量産型ロボット・インペライザー、ウルトラマンの光の力を半減させる宇宙船・ダークネスフィア、彼専用の鎧・アーマードダークネス等、部下やアイテムの類も一級品である。
ウルトラマンと人間の力を結集してようやく倒すことができたが、実はこれでもまだ本気を出していなかった状態というのだから恐ろしい。仮にアーマードダークネスを装着し、ダークネスフィアの中で戦っていたならば、流石のフェニックスブレイブでも危なかっただろう。

レイブラッド星人 【ニコニコ動画用イラスト】


何万年も前に宇宙を支配したという宇宙人。エンペラ星人やジュダに並ぶ影響力を持ち、あのヤプールを滅ぼしかけたという何気に凄まじい経歴を持っている。
後述するブルトンを使って引き起こしたギャラクシークライシスの主犯であり、各地に自分の遺伝子をばら撒いてレイオニクスを誕生させた他、ウルトラマンベリアルを闇落ちさせた元凶でもある等、『大怪獣バトル』及びその後のウルトラマンゼロ関連シリーズの実質的な黒幕にして諸悪の根源
既に肉体は滅び、精神のみの状態でありながらその強大な力は健在で、ヴィンセント島に初代ウルトラマンを封印したり、デスフェイサーやEXゼットン等の強力な怪獣に憑依でき、アーマードダークネスに憑依した際には暴走せず、使いこなしていたと言えばその能力の高さが窺える。

大怪獣倉庫(仮)【81~100】


ウルトラマンベリアルが、怪獣墓場に眠る無数の怪獣軍団の魂と合体し誕生した、超巨大な合体怪獣。別名「百体怪獣」だが、表面だけで200体以上は確認できる夥しい数の怪獣たちで体が構成されている。
単純に身長だけでも4キロメートルにも及ぶウルトラ怪獣史上類を見ない超巨大怪獣であり、そのドデカさは(サイズ設定が無限大のものを除けば)上述したグランスフィアに次ぐレベルだが、ある程度自発的に動ける怪獣の中では最大級の大きさである。その巨体故に移動は不可能だが、体の至るところに浮き出た怪獣のパーツから迎撃が可能で、全方位どこにも死角が存在しない。さらに全身から広範囲に光線を放つ「ベリュドラインフェルノ」という遠距離技により、周辺の相手を纏めて一掃できる。
その勝利条件は咄嗟の機転による奇跡に近く、少なくともベリアルと同じレイオニクスであるレイがいなければ、ウルトラ戦士たちの勝利はあり得なかっただろう。

滅亡の邪神(チート怪獣)


バット星人によって強化改造されたゼットンの派生種。あらゆる生命体をエネルギー源として吸収し、人々の恐怖や絶望といった負の感情をも吸収して成長する宇宙恐竜。
最終的にバット星人とも一体化して完全体の「イマーゴ」となり、それまで常勝無敗を誇っていたゼロやダイナ、コスモスのウルトラマン3人を一度に戦闘不能にした。その後、奇跡の復活により誕生したウルトラマンサーガとの戦いでも、完全に互角の千日手状態になる程の強さを発揮している。
防衛チームのアシストがなければ合体ウルトラマンですら倒すことが叶わなかったことから、ゼットン史上最強の個体として高い評価を得ている。
同時に生みの親である本作のバット星人もまた、たった一人でこれ程高スペックの個体を生み出しただけの頭脳と技術力を持つことから、歴代の中でもエリート中のエリートと言えるだろう。

大怪獣倉庫(仮)【121~130】


数々の次元を渡り、アレーナと共に各世界のウルトラマンを封印して回っていた魔神。
戦闘力は高く、物語開始時点でゼロとコスモスを除いた平成ウルトラマンたちを打ち倒し、封印したことが示唆されている。
しかしコイツの真価はそこではなく、相手の記憶から最も恐れているものを再現(強さも本物に限りなく近い)する「エタルダミー」という厄介な能力を有しており、ラスボスクラスの怪獣・宇宙人ですら再現可能というチートっぷり。同様の効果を持つ幻覚技「エタルイマージュ」も厄介で、下手をすれば恐怖心で満足に戦うことすらできなくなる。
防御力も、(チャージが不完全だったとは言え)ウルティメイトゼロのファイナルウルティメイトゼロや、ウルトラ戦士の各種必殺技をモロに食らってもピンピンしている程の高さを誇る。

バトルスピリッツ[CB18]虚空怪獣グリーザ


存在そのものが「」である虚空怪獣。
「有りもしないものを無理矢理視覚化した」という不条理の塊であり、そもそも存在しないためあらゆるものの干渉を受けないが、自身は生命エネルギーを吸収するために干渉できるという理不尽極まりない存在。
最終的に倒されはしたものの、その条件が極めて限定的で奇跡的なものと考察されていることから、ファンには未だ消えないトラウマを刻み付ける存在となっている。

令和シリーズ

降臨


光と闇に分かれる前の宇宙誕生以前の混沌が、形を成したとされる存在。
他者への憑依能力を有し、融合したウルトラマントレギアに高い戦闘力と無数の残機を与えた他、あのタロウまでも体を乗っ取られた挙げ句、傀儡として操られてしまった
グリムド自身の戦闘力も非常に高く、完全体では新世代ヒーローズの最強形態が束になっても敵わない程の恐ろしい強さを持っている。
新世代ヒーローズが合体したウルトラマンレイガ相手には流石に押され気味であったが、逆に言えばそれくらいのことをしなければ倒せなかった屈指の強敵である。

究極生命体アブソリュートタルタロス


究極生命体アブソリューティアンの戦士。
「ナラク」という力であらゆる次元のあらゆる時間軸に干渉する能力を持ち、そこからウルトラ戦士が死力を尽くして戦った強豪怪獣や強豪宇宙人を収集、あるいはスカウトしていた。過去に干渉しても世界観が分岐するだけであるため、現行シリーズの設定にも矛盾が出ることはないという、作劇的にも便利過ぎる存在である。
戦闘力もウルティメイトシャイニングウルトラマンゼロというゼロの本気形態を相手にタイマンできるレベルだが、ウルトラマンレジェンドが現れれば逆に撤退を選ぶ等、戦略展開も非常にクレバーである。

シン・ゼットン


本作では「天体制圧用最終兵器」の異名を持つ、光の星が危険と判断した惑星を滅ぼす際に使用する「恒星間制圧用最終兵器」。
上述したハイパーゼットンのコクーンやギガントはおろか、歴代劇場版の超巨大怪獣達と比較してもかなりの巨体で、全身に備えられている迎撃用光学兵器や「電磁光波防壁」という全ての物理攻撃を防ぐ強力なバリアを展開させる能力を持つ。
だが、真に恐ろしいのは「放たれれば地球がその星系ごと蒸発し、数光年先まで影響を及ぼす」だけでは収まらず「三次元空間の直径200光年を消失可能」な程のオーバーキルな火力を誇る1テラケルビン(=1兆度)の超高熱球であり、その上「再使用のため、一兆度の熱量に耐えられるシステムを保持している」らしく、この兵器自体は使い捨てではない。
本作の脚本を担当した庵野秀明氏曰く「重装甲を持たない」という明確な弱点を持っているものの、その防御力は作中世界における使用可能な熱核兵器(TNT火薬換算で200万キロトン=広島型原爆約13万発分)を全て投入したとしても全く足りないと評されるほどであり、地球人相手だと「重装甲を持たない」という弱点が弱点になっておらず、庵野氏が言う「重装甲」も地球基準でない可能性すらある防御力である。
ウルトラマンとの戦力差を一言で表すなら、「人が単独で戦艦に勝てるのか」というレベルの違いとなっている。
ハイパーゼットンと同様、初代ゼットンの新解釈にして歴代最強格のゼットンとの呼び声が高い存在である。

候補

上述の怪獣たちに比べて若干ランクは劣るものの、度々議論に上げられる予備メンバー

昭和シリーズ

アントラー 【ニコニコ動画用イラスト】


ウルトラシリーズ史上初めて登場した、ウルトラ戦士でも決定打がなく、自力で倒せなかった怪獣。また、最終的にノアの神の石像に納められていた青い石をムラマツキャップが投げ付けて倒したために、ゼットンすら葬った科学特捜隊が自前の兵器で倒せていない怪獣でもある。
防御面のみならず、戦闘力においても地中を掘り進む能力や「磁力光線」といった特殊能力も厄介で、ウルトラマンを翻弄・苦戦させ、国際組織としての科学特捜隊にも多大な人的被害を与えた。
平成以降のシリーズでは割と普通に倒されることもあり、「最強」とは程遠い存在となっているが、一応それらは基本的にM78ワールド以外の世界の個体ではある。

メフィラス星人


シリーズ初となる、ウルトラ戦士と互角の戦いを繰り広げ、勝負に決着が付かないまま引き分けた宇宙人。
暴力を嫌う紳士的かつ慇懃無礼な態度の知性派でありながら、初代ウルトラマンと同等以上の戦闘力を持つ文武両道の実力者。事実、突き合わせた両拳から放つ「ペアハンド光線」はスラッシュ光線を、拳を握って突き出した片腕から放つ「グリップビーム」は八つ裂き光輪をそれぞれ相殺している。また、地球人巨大化させ、戦わずして自らの力を誇示したり、ハヤタの動きを念動力により一瞬で止め、ウルトラマンへの変身を防いだり等、IQ1万という桁外れの知能指数から来る優れた知略と、巧みな超能力の使い手でもある。
単純な武力行使ではなく、地球人を誘惑してその心に挑戦するという、シリーズにおいて異色とも言える侵略方法を取ったことで有名。そういった劇中で与えた印象から、初代の個体は他の侵略宇宙人とは一線を画する評価を獲得し、多くの視聴者やファンの間で初代ウルトラマン最大のライバル宇宙人としての地位を確立したこともある。

ガンダー


ポール星人が対ウルトラセブン用のために用意した怪獣。
口から放つ冷気「クールブロウ」(零下140度)に加え、飛翔や潜行等の優れた移動能力、鋭い鉤爪も併せ持つと、どこかユーモアのある外見に見合わぬ高いスペックを誇る。
さらに自慢の凍結能力はウルトラ戦士以外の生物にも有効な上、機器類全般の機能障害も引き起こすのも可能である。
最終的に敗れはしたものの、この戦闘の後遺症でセブンはパワー消耗が激しくなったともされ、後の戦闘で苦戦が続くようになる等の影響を与え、まさに「試合に負けて勝負に勝つ」そのものな事態となった。
ただし、前述の冷気以外は目立った武器を持たず、そこに対応されるや劣勢に立たされた実状から、今のところ候補で落ち着くと思われる。

クレージーゴン


バンダ星人の製造したロボット怪獣。
キングジョー程最強ロボット扱いされないが、ドッキングしていたバンダ星人の宇宙ステーションが内部からスペリウム爆弾で破壊されてもクレージーゴン自体は無傷、ウルトラ警備隊の攻撃どころかセブンのエメリウム光線アイスラッガーも通じず、最終的にセブンの捨て身の体当たり攻撃「ステップショット戦法」で機能停止するも原型はほぼ留めるといった具合に、何気にキングジョーにも劣らない耐久力を持っている。
尤も、コイツの真のヤバさは元々戦闘用に作られたロボットではないのに、最初から戦闘用に作られたキングジョーに劣らない耐久力という点である。
また、組み付くセブンを腕や体で何度も弾き飛ばしており、戦闘用ロボットじゃないのにパワー自体もそれなりにある。

分身宇宙人


自称「如何なる戦いにも負けたことのない無敵のガッツ星人」
そう豪語するだけの知能と分析力を持つ策略家であり、セブンの能力・戦闘データを徹底的に調べ上げたことでセブンを一度倒し、磔状態にした(なお、『セブン』の怪獣・宇宙人の中では初めてセブンが敗北した宇宙人であり、実質ゼットンに次いで2番目にウルトラ戦士を倒したウルトラ怪獣となる)。
しかも、この手のタイプは頭脳明晰な一方で戦闘力が低い者も多い中、ガッツ星人は分身能力、テレポート、透明化といった特殊能力に加え、手から放つ怪光線、目から放つ捕縛光線「ビームバインド」といった具合に、戦闘面でも優秀である。
しかしウルトラ警備隊の活躍によりセブンが復活するや否や、一転してパニック状態に陥り、何の反撃もできないまま宇宙船ごと爆破された呆気ない末路により、現状候補止まりとなる。

【フュージョンファイト!】バディチェンジ2弾イラスト


ウルトラマンジャックを倒すために、ナックル星人が引き連れてきた用心棒怪獣。
口から吐く溶岩熱線「ヘルマグマ」や目眩まし用の煙幕、頭部の巨大な角や背中の鋭い棘、強靭な尻尾等、オーソドックスな見た目ながら全身に強力な武器を携えている。中でも鉄の100倍の強度を持つ豪腕は、平手打ちの一撃でジャックを叩き伏せ、羽交い絞めにして動きを抑える程の超怪力を誇る。さらに対ウルトラマン用の特殊な訓練を受けているため、皮膚はスペシウム光線ウルトラブレスレットの攻撃にも耐える程の高い防御力を有しており、両腕をクロスしただけでスペシウム光線を受け止め、ブレスレットブーメランを素手で弾き返している
ナックル星人とのコンビネーションとは言え一度はジャックを破った実績から、対ウルトラ戦士用の怪獣兵器としては(流石にゼットン程ではないにせよ)高い水準を誇っている。

スノーゴン


ブラック星人配下の雪女怪獣。
口や両手から冷凍ガス「凍結スノーフリーザー」を放出し、人間はおろかウルトラマンでさえカチンカチンに凍らせてしまう
また怪力の持ち主で、氷漬けにしたジャックの体をバラバラに砕いてしまった
最終的にウルトラブレスレットの力で復活したジャックによって倒されたが、ウルトラブレスレット入手前に地球に来ていれば完勝していたとも言え、さらに一度はウルトラマンをバラバラにして倒した実績とインパクトから一躍有名となった。

  • ブロッケン>変身超獣ブロッケン](ウルトラマンA)

変身超獣 ブロッケン


ワニと宇宙怪獣を基に作成した超獣

鳩を返せ!(ブラックピジョン)〜祝オリンピック開幕


と宇宙怪獣が合体して誕生した超獣。
比較的マイナーな存在だが、その実力は『A』に登場した超獣の中でも屈指の強さを誇る
エースとの戦いでは、「バードホワイトバブル」を顔に浴びせて動けなくし、空中からビルを落として一時的に気絶に追い込んだだけでなく、メタリウム光線を腹から吸収し、効いたフリをして跳ね返す等、劇中では一騎打ちでエースを二度もダウンさせ、終始圧倒していた
後述のヒッポリト星人といった強豪含む大半の敵がメタリウム光線に敗れている点、スノーギランシグナリオン等のようにメタリウム光線の直撃に耐えた超獣はいたが、直撃に耐えた上で攻撃に逆利用していた超獣はコイツくらいしかいない点等を考えると、その実力の高さが窺える。
なお、アホの子属性持ちであり、エースが何とか勝てたのはその部分が大きい。

ヒッポリト星人


シリーズ史上初となるウルトラ5兄弟全員を倒し、さらにウルトラの父まで死に追いやるという前代未聞の戦績を上げた宇宙人。
ただし、言ってしまえばそのほとんどが不意打ちとヒッポリトカプセルのおかげ。肉弾戦では最初エースやセブンに苦戦し、ウルトラの父にも圧倒される始末(ウルトラの父に勝てたのは、彼が長旅で体力を消耗していた点も大きい)。さらに防御面もあまり高いとは言えず、メタリウム光線であっさり爆発四散した点が評価を落とし、候補に留まっている。
…とは言え、偽造のウルトラサインでウルトラ兄弟をゴルゴダ星に集め、纏めて絶対零度のガスで騙し討ちにした後述の異次元人よりは真っ向から勝負をしている分、『A』の登場怪獣の中では必ず候補には挙がってくる存在でもある。

ライブキング


別名「再生怪獣」。シリーズでは史上初となる二度倒された怪獣である。
一見すると間抜けなビジュアルだが、実際は『タロウ』劇中でも屈指の強さを誇る。この手の怪獣としては珍しく、素の戦闘力もかなり高いが、特筆すべき点は別名の示す通り、一晩で肉片から復活する驚異的な再生能力。また、かなりの大食いで、腹の口から怪獣すらも飲み込んだ。
劇中では二度に渡ってタロウを苦しめ、ウルトラの母による援護でようやく倒せたという経歴を考慮し、候補に挙がるものとする。

【フュージョンファイト!】ルーブノキズナ5弾イラスト


シリーズ初となる3話連続登場を果たした火山怪鳥。
タロウを惨殺した挙句、ケムジラを捕食するという鮮烈デビューを飾る。その後、救援に訪れた長兄のゾフィーをも返り討ちにする等、その実績から「地球産怪獣最強」との称号を得ている。
特に、ウルトラダイナマイトでバラバラになってもエンマーゴ首ちょんぱされても再生するタロウを一方的に殺害・戦線離脱させた実績は相当なものであると言えよう。
再戦時はキングブレスレットの前に手も足も出せず、挙げ句火口に転落して爆死するという最期を迎えた。その呆気ない結末や、平成シリーズでは年々攻略法が確立されていることもあり、若干評価を落としてしまう。しかし一方で、未だに『タロウ』でのトラウマが根強く残っているファンからはゼットン並に畏怖される存在として崇められており、本記事の最強候補としては必ずと言って良い程名前が浮上してくる。

ムルロア


本編では「ちょっと強い」という扱いだった上に、地球上ではほぼ視力がないにもかかわらず一度はタロウに圧勝している点に加え、エンペラ星人のように地球全体を暗闇で覆った点が評価されている。
最期はほとんど一方的に倒された点が評価を落とし、候補に甘んじているが、再戦時のムルロアは苦手である太陽に苦しんでいてタロウやZATの相手をしている余裕がなかった部分があり、ウルトラベルがあったからタロウが勝てた感は否めない。

極悪宇宙人


史上初となる、ウルトラ6兄弟全員と同時に戦った極悪宇宙人。
地球人に化けたウルトラ戦士の擬態を見抜く「スペクトル光線」や、ウルトラ戦士に大ダメージを与える「ウルトラ兄弟必殺光線」等、対ウルトラマン用の武器を複数持っているという点で話題には事欠かない。
1対6という圧倒的不利な状況でも互角に渡り合う実力を見せ付けたが、最終的に兄弟たちの連携で両腕を切断されると、ほとんど何もできないまま敗れ去った点が惜しまれる。

赤と黒の旋風


マグマ星人に操られる双子の宇宙怪獣で、通称「ギラス兄弟」。
兄弟による合体技の「ギラススピン」の前にセブンは手も足も出せず、レオも過酷な特訓の末に三戦目でようやく攻略に至った。
マグマ星人と共にレオの故郷である獅子座L77星を滅ぼしただけでなく、黒潮島を津波で水没させ、東京も壊滅寸前まで追い込むという、ウルトラシリーズ初回としては未曾有とも言える程の甚大な被害を出した。また、セブンとの戦いで彼の足をへし折って負傷させており、『レオ』本編でセブンが戦えなくなる原因を作った。一話怪獣でありながら、ここまで大きな役割を果たしたのは非常に珍しい。

暗黒怪獣 バゴン


暗黒宇宙の伝説の怪獣として名を馳せる超巨大な怪獣。
身長938メートル、体重187万3000トンという巨体は『ザ☆ウルトラマン』の登場怪獣の中でも最大級であり、後年の実写作品でもゾグ(第2形態)やギガキマイラすら上回り、明確な身長・体重が判明しているウルトラ怪獣の中では上記のギガバーサークに次ぐレベル。
その圧倒的サイズのボディを生かしたフィジカルで、U40の施設を一撃で粉砕し、ウルトラ族の戦艦をも真っ二つにした(600mの山を一撃で破壊できる計算らしい)程の凄まじい怪力を誇る等、決してただ図体がデカイだけの木偶の坊というわけではない。
ジョーニアスも身動きが取れなくなるまで追い詰められ、エレクロトの救援がなければ恐らく勝てなかったであろう強豪である。

吸血怪獣ギマイラ


人間を操る霧、生物を化する光線等、特殊能力のオンパレードとも言える凶悪な怪獣。
格闘戦で80を凌駕する凄まじいパワーに加え、戦いは主に自分が操る配下に任せ、自身はエネルギー回復のために高みの見物に徹する等、高度な知性を併せ持つ。
しかも、劇中ではこの強さでまだ不完全な状態だったらしく、コンディションが完全であれば80に勝ち目はなかったとも言われ、『80』に登場した怪獣の中でも度々最強格に挙げられる。

悪魔、暗躍


各々が単体でも80を圧倒する戦闘力だが、2体が合体することでそれぞれの光線の威力が跳ね上がり、無類の強さを発揮する。
その実力は、(マイナズマが与えた負傷で本調子ではなかったとは言え)これまでの戦いでほとんど完勝状態だった80を敗北寸前まで追い込んだ程で、助っ人であるユリアンの登場でようやく形勢逆転に持ち込めた。
80一人だけでは確実に倒せなかった強敵コンビであり、ギマイラと同じく『80』最強の怪獣として名が挙がる。

キングマイラ


地球時間で毎90分経過する度に、無限に成長・強化される生態を持つ、劇中のラスボスである最強のソーキン・モンスター
第1形態では「小型の哺乳類と爬虫類の中間めいた生物」と可愛く見えるものの、この時点で狡猾な本性を秘めている。
その上、成長するに連れて火炎熱線を放つ、無数の触手を操る等の攻撃能力に加え、超巨大怪獣の弱点である機動力・小回りの低さをテレポーテーションによって無視するなど、チートにも程がある戦闘能力を誇る。
最終的には倒されたものの、その直前まで上記の能力によってウルトラフォース3は敗色濃厚であり、運良く太陽の光を浴びて力を取り戻して勝利できたような状況だった。
上記のようにボス怪獣に相応しい圧倒的な強さを持つものの、日米共同製作故の版権の複雑さ故に、2018年にBDが発売されるまでの間、1989年4月発売のビデオと1991年7月発売LDの2つの映像媒体でしか活躍を拝めなかった事情から、実力に反してキャラクターとしての知名度が極めて低く、ファンからの印象の薄さ故に候補止まりに落ち着く(逆説的に認知度さえ上がれば、最強怪獣の一角として再評価される可能性は十分にある)。

平成シリーズ

悪夢との決着


第1形態に関しては普通に敗北・逃走している上にラスボスでもないため最強扱いされていないが、ウルトラマングレートの故郷を滅ぼした実績の持ち主である。
第2形態に至っては、グレートの光線技が通用せず、グレートの動きを封じて体内に吸収してしまっている。
最終的にジャック・シンドーの問いに動揺して隙ができた、グレートに内部から突き破られて爆散して倒されたが、ジャックの問いの内容はゴーデスが自分の生き方に不安がなければスルーされているようなもので、これにゴーデスが動揺していなければ間違いなくグレートは詰んでいたとも言え、メンタルはともかく第2形態の戦闘力自体は候補レベルだったりする。

「滅亡」の斥候_コダラー


『グレート』のラスボスである伝説二大怪獣の片割れで、太古より伝わる『滅亡の伝説』にて存在が語られる地球が復活させた人類への刺客
ワンパンでグレートが怯む怪力の持ち主な上に、光線や実弾を含めたあらゆる攻撃を吸収し、そのエネルギーを2倍に増幅して撃ち返すリバース攻撃を持っており、水棲怪獣にもかかわらず苦手なはずの地上戦において、タイマンでグレートを一回敗北させ、残り1回しか変身できない状態までグレートのエネルギーを削っている
再戦時もシラリーとのコンビだったとは言え、「初戦勝利しても再戦時は一方的に敗北」というテンプレにもならずにグレートを苦戦させ、最終的に古代のディスクを利用した現代人類の防衛組織とのリバース攻撃の応酬の末に敗北しており、コイツが苦手とする陸上戦でさえもグレートが自力ではどうしようもなかった上に、人類側も現代で開発した兵器でなく、古代の遺産を利用して勝利したという点で候補に上がってくる。

大怪獣倉庫(仮)【305~308】


元ネタ同様に、人類の環境破壊に怒る自然の化身の設定である。
とてつもなく高い熱量を持つために、歩くだけで発火現象やハリケーンが起こったり、光線兵器の類を受け付けない体質を有している。故に、元ネタを倒せたスペシウム光線の倍の威力を持つメガ・スペシウム光線は全く意味をなさず、流石のパワードもテレパシーで怒りを鎮めてくれるよう頼み込む他なかった。

青天井下のチェックメイト_パワードドラコ


パワードバルタン星人が送り込んだ宇宙怪獣。
体は光線技を弾く生体反射外骨格で構成され非常に堅固であり、ストライクビートルのミサイルはおろか、数多の怪獣を消滅させてきたパワードのメガ・スペシウム光線すら全く通用しない。
本来は後のパワードゼットン戦へのパワードのデータ収集用の怪獣なのだが、コイツ自体も攻守共に全く隙がなく、パワードを圧倒する戦闘力を誇る。
恐らくバルタン星人は、パワードドラコで勝てればそれで良し、負けてもパワードゼットンで勝つという二段構えの戦法だったと思われる。

ゴルドラス


時空を歪ませる能力を持つ怪獣。
コイツの生息する時空界に入ったものは空間の歪みでたちまち消滅してしまい、拡大すれば48時間で関東地方が消滅し、僅か1ヶ月で地球全てが時空界に呑み込まれるという恐ろしい事態になりかねない。そのため、ぶっちゃけゴルドラス自身はGUTSやティガと戦わなくても、時空を歪めるだけで世界を滅ぼせる程の力を持っていたのである。実際に劇中では、磁場を集めて時空界を作り、自分だけ安全圏に隠れたまま地球を滅亡させようとしていた。
上記の超能力以外にも、頭部の2本角から放つ強力な閃光と電撃光線を武器とする他、同族のシルバゴン以上の怪力の持ち主で、ティガを軽く振り回してしまう程。半球状のバリアを張る能力も有し、パワータイプのティガパワーキックを防ぎ、デラシウム光流すらも反射している。
極め付きはその知能の高さで、「自分は安全圏から動かず侵略する」という作戦や、戦闘で光線を重ねがけしてティガの張ったバリアを破る等、計画的・戦略的な行動が多々見られた。

スーパー必殺怪獣 デマゴーグ


ゲームのキャラクターが現実世界に出現したというロマンに溢れる怪獣。
後述のレイのゴモラ同様、育成に裏打ちされた高い戦闘力に加え、倒した相手の能力を吸収して強化していく特性を持ち、ダイナの光線技を尽く防いだ鉄壁の掌「デマハンドプロテクション」、リーチの長い鋭い尻尾で貫く「デマゴーグスペシャル」等、強力な技が揃う。
操作はゲーム機で行われるため、ゲーム機を破壊しなければまともな勝ち目はなく、ダイナも敗北寸前にまで追い込まれている。

センシティブな作品


モネラ星人の手に落ちた電脳巨艦プロメテウスが変形したロボット兵器。
主砲である「ネオマキシマ砲」は、元のプロメテウスの時点でソルジェント光線の直撃にも耐えるゲランダを瞬殺し、クリオモス島を容易く吹き飛ばす程の凄まじい威力を持つ(この光景にダイナはトラウマを植え付けられた)。
また、ダイナの戦闘データがインプットされており、初戦ではダイナの行動を全て予測し完全勝利を収めている。
反面、データにない理屈を超えた攻撃には弱く、再戦ではストロングタイプの力業の前に惜しくも撃破されてしまった。

  • クイーンモネラ (ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ 光の星の戦士たち)

大怪獣倉庫(仮)【429~431,433】


上記のデスフェイサーを倒されたモネラ星人たちが、宇宙船モネラシードと融合して誕生した超巨大怪獣。
ウルトラ戦士の5倍以上にもなる巨体と、体の両側に左右6本ずつ、合計12本の触手を持っており、不意打ちとは言えダイナ・ストロングタイプを捕らえた上、体の内部に閉じ込めている
さらに、内部に閉じ込めた相手に高圧電流「QMバスター」を流すことも可能。この戦法でダイナを一度は倒し、人類を絶望させた。
人々の祈りに応えてウルトラマンティガが降臨し、ダイナを救出された後も触手による攻撃で一時は優位に立つ程の実力を持っており、流石は劇場版のボス怪獣と言ったところである。

合体侵略兵器獣 ワンゼット


アーウォンと、デハドー星人の遣わしたアンドロイド「カーサ・マダラー」の融合体。
侵略成功率100%を誇る宇宙人の手先なだけあり、アーウォン時を含めてダイナのタイの必殺光線を完封し、石化光線でダイナをあと一歩のところまで追い詰めた。所謂TDG三部作のゼットン枠。
ミジー星人ポチガラオンを体内に侵入させるという奇策(とミジー星人が操縦桿を壊すというアクシデント)がなければ、地球侵略は完遂されていただろう。

【ウルトラマン フュージョンファイト!】ミズノエノリュウ


劇中では、ガイアと並ぶもう一つの「大地の化身」。
バリアや本体の持つ高い防御力に加え、念力や八頭激衝光といった多彩な攻撃技を有しており、V1時点だったとは言え、ガイアを一方的に屠った。最終的に風水師が説得したことで怒りを収める等、パワードザンボラーに匹敵する存在と呼んでも差し支えなく、『ガイア』における地球怪獣では最上位に入るであろう一体。
最終決戦ではゾグにも立ち向かったが、この時は流石に相手が悪く、撤退に追い込まれてしまった。
ゲームソフト『大怪獣バトル ウルトラコロシアム』においてもそのチートさは(ある意味)健在で、プレイヤーにトラウマを植え付けた。

究極進化帝王 メンシュハイト


ダークマターから誕生した、強大な力を持つ生命体。「宇宙の帝王」を自称して宇宙制覇を企み、さらにザム星人一族が自らの野望の障害になると見なし、彼らを母星から追放した元凶である。
武器は身軽な身体能力と、手から発する破壊光弾。額には第3の目があり、この目から念力や発火現象、バリア等の超能力を発動させる。
また、背中から翼を生やし、この翼の羽ばたきで暴風を巻き起こす他、翼を展開している間は相手の攻撃を無効化してしまう効果もある
圧倒的な力でネオスセブン21の二人をピンチに陥れたが、最終的にはザム星人エスラーの自己犠牲により復活したネオスたちに敗北した。

カオスダークネス


『コスモス』TV本編のラスボスで、全てのカオスヘッダーが集合して誕生した、最強にして最後の実体カオスヘッダー。
過去に登場した実体カオスヘッダーを上回る最強クラスの力を誇り、強力な破壊光線や念動力を扱うだけでなく、相手の攻撃を完全に無力化するバリアや、弱点だったソアッグ鉱石やカオスキメラに対する強い抵抗力をも有する等、攻守共に全く隙を持たない。
その実力によりコスモスを力で圧倒するが、対するコスモスはカオスヘッダーの“”に訴えかけたことで、最終的に倒すのではなく浄化して和解するという奇跡の結末を迎えた。

イズマエル


アンノウンハンドが、これまでネクサスナイトレイダーに倒された全スペースビーストの情報を組み合わせて誕生させた最強のビースト
ガルベロスの死骸をベースにこれまでに登場したビーストの顔や強力な部位が融合した醜悪な姿で、武器も全てのビーストのものを兼ね備えており、光線・光弾をあらゆる箇所から次々と繰り出せるだけでなく、グランテラの尻尾や伸縮するゴルゴレムの口吻を使ったオールレンジ攻撃等も可能と、全方位にまるで死角が存在しない。さらに合体しているビーストの中にはノスフェルの爪等、作中の登場人物や視聴者に強烈なトラウマを与えたものも含まれており、精神面においてもこちらの心を抉ってくる。
全身からの一斉射撃により、これまでロクに撃墜されたことがなかったクロムチェスターを全機撃墜し、ネクサスにも本来メタフィールド内でなければ鳴らないはずのコアゲージが点滅する程の大ダメージを与え、一時は完全にダウンさせるという圧倒的な強さを見せ付けた。

大怪獣倉庫(仮)【309~312】


数々の美しい惑星を滅ぼしてきた、悪魔の如き宇宙怪獣。
肩の角から放つ電撃や顔の付いた両腕、三つの口から吐く破壊光線、相手のエネルギーを吸収する尻尾等、まさに全身武器の凶悪怪獣。また、胴体の装甲板は相手の光線の類いを難なく弾き返す等、防御面においても抜かりはない。その恐ろしさは、一体だけで星一つ(「星の文明」といった比喩ではなく、天体そのもの)を簡単に壊滅させてしまう程であり、設定だけ聞けばラスボスでもおかしくはない。
『マックス』放送当時に行われた怪獣デザインコンテストの最優秀賞作品が元となっており、現実的な意味合いで「ぼくのかんがえたさいきょうのかいじゅうである。

メドローア


ラゴラスが天敵であるグランゴンの力をその身に吸収し、パワーアップを遂げた姿。
『マックス』には先述のように様々な最強怪獣が存在するが、コイツは反則的なチート能力を持たずともシンプルに強い。
低温と高温を掛け合わせた「超温差光線」は対象を蒸発させる威力を持っているが、実はこの光線はマックスの最強光線ギャラクシーカノンと真っ向からぶつかり合って打ち勝った唯一の攻撃である。
トドメは人間達による「A.G.メイザー」(ラゴラスエヴォの攻撃を再現したもの)によって倒された。

ボガール


尽きることのない貪欲な食欲を持つ高次元捕食体。
その習性により数十メートル級の怪獣をそのまま丸飲みにして捕食するという、名だたるウルトラ怪獣の中でも一際異彩を放つ能力を持つ。劇中では惑星アーブで全ての生命体を喰らい尽くし、地球でもウルトラマンメビウスすら捕食しようとした。
また、餌となる怪獣を呼び寄せて食事を楽しめる状況を自ら作り出したりと、人間並に高度な知能を持ち、さらにテレポートや念力といった特殊能力までも有する。そのため目的を達したり分が悪くなったりするとすぐさま撤退する等、性質の悪さまで一級品。
怪獣を喰らえば喰らう程エネルギーが体内に蓄積され、下手をすれば大爆発を起こしかねない生きる爆薬庫にまで化す等、最期までその厄介ぶりを『メビウス』本編で存分に見せ付けた。

無双鉄神 インペライザー


エンペラ星人が地球侵略の尖兵として送り込んだ無双鉄神。
ウルトラ戦士の光線すら弾く頑丈な装甲に加え、連射される光弾で周囲を焦土に変える程の高火力、出現時と撤退時にて使用した神出鬼没な瞬間移動能力、腕をより強力な武装に変えられる変形能力、タロウのウルトラダイナマイトで木っ端微塵にされても即座に再生する自己再生機能等々、一体のロボット怪獣が持つにはあまりにも高いスペックを持ち合わせている。これらの能力を駆使してメビウスを下し、この頃は既に歴戦の勇士であるはずのタロウさえ追い詰めた。
しかも恐ろしいのが、単体でこれ程の強さを持ちながらコイツは量産型の尖兵という点である。

グローザム 【ニコニコ動画用イラスト】


エンペラ星人配下の暗黒四天王の「豪将」。
ウルトラ戦士にとって大の弱点である冷気属性の使い手で、超低温の吐息「ヘルフローズンブレス」(上記のインペライザーを倒したメビュームバーストをもかき消すレベル)や、伸縮自在の刀剣「グローザムブレード」等、攻撃手段は距離を選ばない。
光線や武器で体がどんなに破損しても即座に再生するという厄介な特性を持ち、メビウスやセブンの必殺技でも仕留め切れない不死身の体を持つ。体が完全にバラバラになった状態でGUYSのマクスウェル・トルネードを浴びてようやく死亡したかに思われたが、その後も『超銀河大戦』、『大怪獣バトルNEO』、『ゴーストリバース』と何度も復活を果たしているしつこさを誇る。M78スペースの宇宙人でこれを超えるしつこさを持つのはヤプールぐらいであり、当人の実力の高さも相まって厄介なことこの上ない。
この時点でも充分強いのに、まだ強化形態を有しているという優遇っぷりである。

究極超獣Uキラーザウルス


ヤプールが怨念を集めて作った究極の超獣。
一体で初代マン、セブン、ジャック、エースの4人を相手取り、全く引けを取らない強さを見せ付けた。その全身からは強烈なマイナスエネルギーを絶えず放っており、ウルトラマンたちも自らの変身能力を犠牲に封印するしかなかった。
その後、復活すると身長300メートルを超える巨体のUキラーザウルス・ネオに進化。今度はメビウスにゾフィー、タロウが加わったウルトラ戦士7人を相手に死闘を繰り広げた。
その実力は「究極超獣」という別名に恥じず、まさに最強最悪の超獣と言えるだろう。

暗黒魔鎧装 アーマードダークネス


エンペラ星人専用の、自我を持つ暗黒の鎧。
持ち主同様凄まじい暗黒パワーを秘め、装着すれば強大な力を得られるが、強過ぎる闇のエネルギーのせいで持ち主のエンペラ星人本人(もしくはそれに匹敵する存在)以外が身に纏えば逆に鎧に取り込まれてしまう
鎧の装甲は非常に頑丈で、ウルトラ戦士の技は勿論、己の武器以外では一切の攻撃が通用しない。万が一破壊されたとしても、強大な闇の力があれば何度でも再生・復活が可能。
三又槍「ダークネストライデント」からはエンペラ星人も使用した「レゾリューム光線」を放つことが可能で、まさしくエンペラ星人の分身と言っても差し支えない。

銀河に轟かせ大怪獣の雄叫びを


地球のレイオニクス・レイが使役する主役怪獣。
原種のゴモラも純粋に強かったが、本作のゴモラは通常のゴモラではあり得ない程アクロバティックな動きを得意としている上、本来は戦闘用に使われないはずの超振動波を必殺技に使用しており、この技で多くの強豪怪獣を葬ってきた。
しかも主人のレイと共にどこまでも成長していくため、その強さには限りがない。
強化形態として、全身が赤く染まり超振動波や戦闘力が大幅に強化されたレイオニックバースト、伸縮自在の尾による串刺し攻撃「テールスピアー」や超振動波の強化版「EX超振動波」が使えるEXゴモラが存在する。
これまで撃破した強豪はゼットン、タイラント、アーマードメフィラス等が名を連ねており、歴代最強格のゴモラだと言える。

【バトスピ】ウルトラ怪獣コラボ2点


初代キングジョーの上位互換に当たる強化機種。
元から頑丈だったボディは黒く塗装され、高度なステルス性能を所持。
右腕に備えた必殺武器「ペダニウムランチャー」は、硬い皮膚を持つ怪獣再生能力を持つ怪獣、果てはといった数多の怪獣たちを一撃で葬る威力を誇る。
格闘能力も初代以上で、レイが3体怪獣で挑んでも全く相手にならず、あのゼットンとも互角に戦った程。
しかも、戦闘データを母星のペダン星に絶えず送信しており、その度にアップデートを繰り返して自動で進化・強化し続けるというチート性能まで備えている。
コイツもインペライザーと同様、量産型のロボットである。

ギガキマイラ


黒い影法師の暗躍により、スーパーヒッポリト星人配下怪獣たちの残留思念が合体して誕生した究極合体怪獣。
身長512メートル、全長738メートル、体重68万2549トンというUキラーザウルス・ネオをも上回る超質量の巨体を持ち、宙に浮遊する様はまるで生きた空中要塞
全身を構成する怪獣の部位から無数の光弾や光線を発射できる圧倒的な火力を備え、最大の必殺技「デザスタル・バースト」はあらゆる物質を元素レベルにまで崩壊させ、海面すらも抉って砂に変えてしまう恐ろしい力を持つ。
その強さの前にTDGウルトラマン3人は手も足も出せず、初代マン~エースのウルトラ兄弟とメビウスが参戦し8人ものウルトラ戦士を相手取っても、双方決定打に欠ける互角の戦いを繰り広げたが、デザスタル・バーストを自身に跳ね返されて大ダメージを負ったのを機に形勢逆転され、最期は8人の合体光線を受けて敗北した。
最終的に敗れはしたものの、劇中で倒すために使用した技を再現するのに必要な課題の多さから、ウルトラマンたちが勝てたのはほとんど奇跡に近いと言える。

アークベリアル


カイザーベリアルがエメラル鉱石を大量に吸収し、超巨大な怪獣へと変貌した姿。
上述したベリュドラと比較するとサイズは小さくなり(それでも身長300メートルはある)、さらに死角という超巨大怪獣故の欠点が生まれてしまったが、その反面機動力は向上。
最強必殺技の「アークデスシウム光線」は一撃で惑星をも破壊できるという、歴代ウルトラ怪獣の中でも最上級の火力を誇る。
ウルティメイトイージスの力を得てもゼロ一人では勝てず、後のウルティメイトフォースゼロ含むアナザースペースの総力を結集して連携を取ることでようやく倒すことができた。
アナザースペースにおいて、ベリアルの恐ろしさを存分に知らしめたと言える存在である。

Dark Lugiel


「闇の支配者」の異名を持つ暗黒の巨人。
闇のアイテム「ダークスパーク」から放つ人形化光線で、ありとあらゆるウルトラマンや怪獣をスパークドールズに変えてしまった。この人形化光線はロボットだろうが超新星爆発に耐えられる巨人だろうが、怨念でしぶとく蘇る異次元人だろうが「生きている」と見なされた者であれば御構いなしであり、当たればまさに一撃必殺の能力である。しかも、人形にした生物をダークライブで実体化させて操るなんて芸当も可能。
身長も無限に伸び縮みするため、変身最中のギンガを蹴り飛ばすというタブーすら犯してみせた挙げ句、その巨体でギンガを踏み潰し、軽々と吹き飛ばしている。
強大な存在には違いないが、ファンからは「アイテムに頼りがち」と言われることもしばしば。…とは言え、次回作怪獣の姿に変貌した際には、アイテムを使わずとも恐ろしいまでの戦闘力を見せていたが。

大怪獣倉庫(仮)【111~120】


TDG三部作に登場した5の力が合わさった合体怪獣。
それぞれの怪獣たちの能力を扱える攻防優れた強敵で、初戦ではギンガとビクトリーの二人相手にストレート勝ちを果たし、ヒカルウルトライブしたたちも難なく返り討ちにしてしまった。
その強豪ぶりと、平成三部作世代のファンにとってロマン溢れる設定から人気は高く、公式でも「平成のタイラント」と称されている。

閻魔獣 ザイゴーグ


「この世を地獄に変える」と恐れられている閻魔獣。
攻撃力・防御力共に並の怪獣以上であり、劇中ではエクシードXの攻撃すら跳ね返し、ベータスパークアーマーが登場するまで初代マン、ティガ、エックスの三大ウルトラマンを圧倒するという恐ろしい戦闘力を見せ付けた。
また、背中のトゲから閻魔分身獣を無限に生み出す能力を持ち、放っておけば文字通り現世を怪獣地獄に変えてしまう、恐るべき大怪獣である。

暴走する正義


全ての争いを終わらせると称し、有機生命体の抹殺を使命とする強力なロボット怪獣。
後頭部の「ギャラクトロンシャフト」や左腕の「ギャラクトロンブレード」等複数の武装を備え、最大の必殺技である「ギャラクトロンスパーク」は山一つを消し飛ばせる程の驚異的な威力を有する。パワーも相当なもので、オーブは当時まだ扱い切れなかったサンダーブレスターに頼るしか太刀打ちできず、後に取り戻したオーブオリジンでも(手の内が分かっていた状態でありながら)肉弾戦で毎回パワー負けしていた。
その後の再登場でもジードやゼロが苦戦する敵として登場しており、強豪ぶりはまるで衰えていない。
後に登場した生みの親新型機も強者揃いであり、さらに通常のギャラクトロンも量産機であったことが判明。

【フュージョンファイト!】カプセルユーゴー6弾イラスト


星々を食らって回る、魔王獣の頂点に位置する大魔王獣マガオロチの成体。
幼体の時点で既に別格とも言える強さではあったが、成体であるコイツの強さはもはやその比ではない。
眷属である魔王獣が司る大災害(大嵐地割れ水質汚染熱波等)を発生させられるだけでなく、最強技のオーブスプリームカリバーも美味しそうにムシャムシャと捕食し(遠く離れた物体も掃除機の如く食べてしまう)、攻撃が直撃しても大したダメージを負わない程硬い。エネルギー保有量も凄まじく、地球の中心核以上であるという。
偶発的に生まれた肉体の不完全な部分を狙うことでようやく倒せた強敵であり、もしもそれがなければオーブたちの勝利はあり得なかっただろう。

〝黄泉〟帰れ


レイブラッド星人の遺伝子を受け継ぐ、レイオニクスの末裔と思われる宇宙人。
死んだ怪獣を蘇らせる能力を持つネクロマンサーのような存在で、ギガバトルナイザー無しでも複数の怪獣を一度に復活させるのみならず、ボスクラスの強豪怪獣をも難なく復活させることが可能。
これだけでも充分厄介だが、当のレイバトス本人もウルトラ戦士の必殺技が直撃しても即座に再生する、グローザムのような不死身の再生能力を有している。そのため、完全に倒すには体の再生が追い付く前に攻撃を叩き込むしかない。

【フュージョンファイト!】ゼットヒート3弾イラスト


エンペラ星人とダークルギエルの怪獣カプセルでデモニックフュージョン・アンリーシュを果たした、ベリアルの究極の姿。その実態は「ウルトラマンともベリアル融合獣とも違う」とカテゴライズされた特異な存在である。
元々のベリアル自体折り紙付きの実力だったが、宇宙中に散らばったウルトラマンキングのエネルギーを吸収し、体内のストルム器官でマイナスに変換してさらなるパワーアップを遂げている。シリーズでも屈指の二大ラスボスの力が合わさっただけのことはあり、その力は強大にして絶大で、ゼロビヨンドを(アシストがあったとは言え)終始圧倒。劇中ではパワーアップが不完全な段階で中断され、途中から大幅に弱体化した状態でも、「ゼロを実質撃破」「ウルトラの父を相手に終始優勢」「ゼガンをたった一撃で粉砕」「実質地力のみでジードを圧倒」「五大フュージョンライズ形態の必殺技重ね撃ちを食らっても(ギガバトルナイザーを盾にしたとは言え)死亡せず、元の姿に戻っただけ」と、やはりどこかおかしいレベルのタフネスと無茶苦茶な強さは健在である。
もしも完全態となっていれば、瞬く間に地球は消滅していたことは想像に難くない。

大怪獣倉庫(仮)【292~296】


上述したギャラクトロンの創造主であり、全てのジャッジメンター系ロボット怪獣の頂点に君臨する巨大人工頭脳。「宇宙全体の平和を守る」という偉大な使命を抱いているが、そのためには知的生命体を排除するべきとして、数多くの星を滅ぼしてきた恐ろしい存在である。
本体であるコアはあらゆる攻撃を特殊な装甲により無効化してしまい、「赤き鋼」を除く如何なる手段でも破壊不可能。さらに人工頭脳の名の通り知能も高く、状況が不利と判断すれば本拠地のサイバー惑星クシアごとデジタル化して一瞬で逃亡する等、非常に高い戦略性と判断能力を有している。
自ら戦闘を行う際は、自身の構成体を高次元増殖物質置換することにより、「完全態」と称される戦闘特化形態に変形。ウルティメイトファイナル、ゼロビヨンド、オーブトリニティの3人の攻撃でもビクともしない鉄壁の防御力と、全身に備えた無数の砲門からの射撃・砲撃による圧倒的高火力を併せ持っており、まさに攻守共に驚異と言わざるを得ない。

豪烈暴獣 ホロボロス


チェレーザ怪獣クリスタルから召喚した豪烈暴獣。
最初の出現時には、特殊能力の類いを使うまでもなく肉弾戦のみロッソブルの兄弟ウルトラマンを完膚なきまでに打ち負かした。
その後、美剣サキに操られた時は、四足歩行から二足歩行に変化し、本来の力を解放(つまり、最初にロッソとブルを下した時点で本調子ではなかったのである)。オーブダークを嬲り殺し、再び相見えたロッソとブルの二人も一切歯牙に掛けることなく撃破した。
ここまで脳筋寄りの能力だけでウルトラ戦士を圧倒した怪獣も珍しいと言えるだろう。

ルーゴサイト/ウルトラ怪獣


宇宙に害を及ぼす存在を排除する、「宇宙の白血球」とも言うべき存在。
ガス形態時は捕獲も攻撃も不可能とされ、怪獣形態時もロッソ、ブル、ルーブグルジオレギーナの怒涛の攻撃すら全く歯が立たない驚異のタフさを誇る。
戦闘力も先代のロッソとブルを死に至らしめ、その力を受け継いだ湊兄が敗北する未来を湊ミオが予見し、実戦においてもそれまで劇中で無敗を誇っていたウルトラマンルーブを下したグルジオレギーナを一方的に屠ったと言えば、その実力の高さが理解できるだろう。
一度封印されてもクリスタルの状態で自我を保っており、サキのジャイロを奪って自分自身を召喚し、自ら封印を破るというトンデモ技まで披露した。このことから、知性もそれなりに高いと思われる。

令和シリーズ

大怪獣倉庫(仮)【365~368】


とある惑星の発展した文明が宇宙に捨て続けた、多数の廃棄物の澱みから偶然誕生した疑似生命。要は意志を持ったゴミの集合体である。
とにかく食べる」という一点に特化した生態を持ち、有機物・無機物を問わずエネルギーを持つ物なら何でも食べ尽くすどころか、ウルトラマンの光線といったエネルギーそのものすら食べてしまう。しかも、食べた物は体内に形成された一種の疑似ブラックホールによる高圧力で圧縮されて完全に消滅する構造上、決して満腹にならず、その食欲は留まる所を知らない。この恐るべき生態により、惑星に降り立つとまずは地殻を喰い尽くし、やがてその星のコアエネルギーをも喰らい尽くし、星そのものが跡形もなく消滅する
今まで数多くの星々を滅ぼしてきた過去から、宇宙中に伝説として語り継がれ恐れられているが、一方でウーラーそのものは悪意を持っておらず、自身が喰らった被害者たちの負の感情が原因で、望まぬ本能に抗えないまま暴走しているという、哀れな宿命を背負った存在である。

憎悪


これまでウルトラ戦士たちに倒された、怪獣や宇宙人たちの怨念の集合体たる闇の超人。
元々は遊技機媒体限定のオリジナルキャラクターだったが、本作で映像作品への初出演を果たした。
強大な力を持つ闇の化身で、閉じ込めたウルトラ戦士から光のエネルギーを吸収してしまう異空間ダークキラーゾーン」を展開する、ウルトラ戦士から奪った光の力とキラープラズマを融合させて「ダークネス」と呼ばれる闇の戦士を生み出すといった厄介な能力を持つ。生み出されたダークネスは光のエネルギーを奪われたウルトラマンを模した漆黒の姿をしており、オリジナルの持つ光の力を闇のエネルギーで増幅したことで、オリジナルと互角以上に渡り合う実力を持つ
後述する異次元人と同様、ウルトラ戦士への怨念がエネルギー源となっており、闇のエネルギーがある限り再生・復活が可能で、最終的にウルトラヒーローたちが小さく見える程の超巨大な姿へと変貌した。

共生の輝き デストルドス


セレブロが創造した、文明自滅ゲームのラスボスたる「死と破壊の王」。
コアパーツはウルトラ戦士のデータを基に作った特空機ウルトロイドゼロであり、この時点でも充分戦闘力が高いのだが、ゼットガンマフューチャーのガンマイリュージョン(TDスペシャル+フォトンストリーム)を無効化する防御力の高さに加え、次元崩壊を起こして対象を消し去る「D4レイ」という必殺技を有しており、なんと実験段階で周囲半径1キロ圏内を空間ごと消滅させられる威力を持っている(技術自体は外界から齎されたが、完成させたのはこの世界の人類である)。
これ程の強さを持つにもかかわらず、構成パーツとなる怪獣はセレブロが各地で手に入れた怪獣であるため、特に怪獣の優れた点を併せ持つというわけでもない点が恐ろしい(まともに強豪と言えるのがバードンぐらいである)。

新宇宙伝説魔獣メツオロチ


惑星単位で捕食活動を行う魔獣・メツオーガの進化系。
あらゆるエネルギーを吸収する能力を持ち、物理攻撃での破壊を試みようとしても発生した爆炎を吸収してしまうため、始末に負えない。ヒュドラムをしてエタニティコアを食べられると面倒」とまで言わしめ、吸収したエネルギーを破壊光線として返すこともできる(しかも、閃光の後に爆発が起こる等、初見殺しの塊である)他、石化させて動きを封じたとしても僅か1日で復活してしまう。
恐ろしいことに、この強さでラスボスではないのである。

机械武佐神


歌舞伎役者と鎧武者を彷彿とさせる外見のロボット怪獣。
一見ふざけたようなその外見からは想像も付かないが、戦闘力は非常に高く、単独でトリガーの最強形態であるグリッタートリガーエタニティを敗北寸前まで追い込んだ。救援にやって来たナースデッセイ号との連携によりようやく倒すことができた強豪で、トリガーだけでは危なかったかもしれない。
見た目だけで判断すると痛い目を見るパターンの一例と言える。

邪神メガロゾーア(第二形態)


闇の三巨人の一角たるカルミラが、ダーゴンとヒュドラムの闇のエネルギーと、エタニティコアの力を得て誕生した「闇の支配者」。
全身から発する闇はナースデッセイ号に干渉しシステムダウンさせた他、トリガーダークを侵食しかける程の力を持っている。それ以外にも闇黒電撃「ダークメガロサンダー」や触手攻撃「ダークメガロテンタクルズ」等、攻撃手段は多彩かつどれも強力無比。防御面においても、トリガーやトリガーダークの攻撃でもまるでダメージが通らないという、「邪神」の異名を冠するラスボスに相応しいスペックを持つ。
元ネタのガタノゾーア程ではないにせよ、トリガーをして光と闇の力を併せ持った状態でなければ対抗することさえできない」と言わしめた程の、強大過ぎる闇の力を持った存在である。

特命全権大使  外星人第0号  メフィラス


作中でウルトラマンよりも前に地球に潜伏していたと言及される、外星人第0号。
本人をして「完璧」と称する圧倒的な知略により、ベーターシステムの力を人類にチラつかせ、日本という国家の掌握に王手をかける寸前までに至った
自身は暴力を嫌悪しつつも戦闘力の方もかなり高く、ウルトラマンとほぼ互角…どころか、スペシウム133の弱点を突くことでスペシウム光線をグリップビームで押し返し、あと一歩のところまで追い詰めた程。しかし、ウルトラマンよりも厄介な存在の姿を目の当たりにしたことで、最終的にトドメを刺さず、自ら手を引くこととなった。
実力・本性共に未だ底が見えず、敵に回れば非常に脅威となり得る外星人と言える。

彼方の光


宇宙浮遊物体スフィアの本体たるマザースフィアの怪獣形態。
グリッタートリガーエタニティと(リアルタイムで)3週間に渡ってやり合い、全く疲弊も傷もなくトリガーを地上に叩き落として降臨。満身創痍とは言えそのままトリガー、デッカーテラフェイザーの3体を3タテ退場させてしまった。
その後の最終決戦においても、手負いの状態とは言え新生GUTS-SELECT、テラフェイザー、デッカーの猛攻をものともせず、その場からほとんど動くことなく窮地に陥れている。
胸部にあるコアが唯一の弱点ではあるが、表面に露出こそしているものの、その強度はGUTS-SELECT、テラフェイザー、デッカーが数十発以上もの攻撃を与え続けてやっと破損させることができたというとんでもない頑強さとなっている。
その攻略難易度の高過ぎる凄まじいポテンシャルから、サイズこそ大きく異なるものの、前述のTDG三部作の三大ラスボスにも劣らない、脅威的な強さを誇っていると考えても良いだろう。

その他

ある意味で本カテゴリーに含まれる印象深いメンバー

昭和シリーズ

安息日


存在するだけでエネルギーを吸収し、無限に肥大化する風船怪獣。
その存在のせいで都市機能の完全停止が秒読みとなり、緩やかな人類滅亡を招きかけた(食べ物の中には太陽のような恒星も入っている)。「ウルトラマンや他の怪獣と戦っていないため戦闘力が未知数」「具体的に倒す方法が確立されていない」「最終的に地球の危機こそ免れたが末路が不明」といった要素から認定されやすい。
劇中では幼体の内に殺処分された個体も存在しており、方法こそ不明だが殺傷することは可能と判明している。

無限へのパスポート


無機物の塊のような、生物らしさの欠片もない外見の四次元怪獣。
本体自体は飛び抜けて硬いわけではないが、コイツは「宇宙の不条理を受け入れる存在」とも呼ばれ、繊毛を伸ばして空間を操る能力がある。
この能力を使って爆撃物を出現させたり、別の空間(次元や時間軸を問わない)同士を繋げたり、別次元から怪獣を呼び出したりとやりたい放題であり、レイブラッド星人がこれを利用して「ギャラクシークライシス」という大事件を起こした程。つまりその気になれば、最強クラスの怪獣さえも設定を無視して楽々召喚するなんて芸当もできてしまう。

暗黒怪獣 バキューモン


宇宙の天体を吸収しながら無限に巨大化していく、バルンガに似通った存在。
最終的にウルトラマンに倒されたものの、それまでの間にザニカの故郷である蟹座北斗七星等といった様々な惑星、天体を纏めて吸収するという規格外の被害を齎した。
その姿は黒い煙状の姿をしている不定形生物で、体内には地球を角砂糖1個分に圧縮してしまう程の高圧力を有している。そのため、見方によっては「ブラックホールが生命を持った存在」という解釈もできる。

ヤメタランス


別名「なまけ怪獣」。
本体自体の防御力や攻撃力は大したことないが、それ以前に敵意がないどころか、無線機を介して人間に助けを求めてすらいた怪獣だが、後述の宇宙化猫同様に存在するだけで地球が大変なことになってしまう怪獣の代表格である。
コイツは怠け放射能をばら撒いて、人々のやる気を削いで怠け者にしてしまう。しかも周囲の人々に倍々ゲームで感染させてしまい、一時はウルトラマンでさえ怠けかけた。一方で、怠け者には逆の作用を及ぼす。
さらに、本人の意思とは関係なく空腹を覚えると手当たり次第に何でも食べてしまう上に、無限大に身長と体重が増えていく体質であるために、ヤメタランス本人が「僕が大きくなれば地球が壊れてしまう」と述べているように、地球に居座り続けば最終的に地球自体を食うか、巨体で破壊するかで地球がなくなることは確実である。
あのお方にも「コイツには近付きたくない」とまで言わしめた。

異次元超人


上記のエースキラーやUキラーザウルスといった超獣の生みの親たる異次元人で、ウルトラシリーズの歴史上初めて登場した、シリーズ通しての巨悪である。
単体の戦闘能力はそこまで高くはなく、巨大ヤプールの時でさえウルトラ戦士には割と普通に倒されており、戦闘力の高さという意味ではそこまで強い部類ではない。
…しかし、コイツの真に恐ろしいところは、グローザムの項目でも語ったように何度倒してもウルトラ戦士への怨念で甦り、幾度となく復活するという異常な執念深さである。初登場した『A』の中盤で一度倒されたにもかかわらず、その後も『タロウ』の時代に至るまでヤプールの残留思念による超獣が出現し続け、挙げ句にはヤプール自身も時代を越えて何度も復活し、その影響自体も昭和から平成を越え、令和の時代まで続いている。ウルトラ怪獣の中にはシリーズを越えて何度も再登場する怪獣や宇宙人は多いが、いずれも先代とは別の個体であることが多く、ほぼ同一人物と思われる個体が復活し続けているのはこのヤプールぐらいである。一説では、ヤプールは人間の悪意等から発生するマイナスエネルギーそのものとされており、ヤプールを完全に消し去ることは事実上不可能とまで言わしめる等、公式に不死身扱いされている。
平成シリーズ以降は、復活する度に怨念によってヤプール自身や配下の超獣がより強い力を得るという設定も加えられ、ますます手が付けられなくなっている。

平成シリーズ

催眠怪獣バオーン


コイツの能力を一言で表すならば常時「あくび」発動状態であり、声を出すだけで人間は眠ってしまう
耳が遠いか、耳栓をしていなければ問答無用で相手を眠らせてしまうため、誰も手が出せないという意味でヒビキ隊長「史上最強の怪獣かもしれない」と評している。
幸いにも本人に悪意はなく、飛び抜けて攻撃と凶暴性が突き抜けているわけではなかったのが救いであった。

反物質怪獣 アンチマター


その名の通り、反物質で構成された怪獣
物質に触れれば太陽系一つが消し飛ぶという恐ろしい存在であり、その上、反物質空間を拡大していく能力を持つ。ガイアはアグルに反物質化してもらい、ワームホールの中に送り返すという形で退場させられた。
藤宮曰く「第二のビッグバン」を起こすのが目的なのではないかと推測されている(コイツも破滅招来体の差し金という説もあり)。ウルトラシリーズでビッグバンを起こし得ると推測された怪獣は後にも先にもコイツだけである
バルンガが「文明の天敵」ならば、こちらはそれを遥かに超えた「物質の天敵」である。

宇宙化猫


存在するだけで、周囲のあらゆる有機生命体の記憶を奪ってしまう宇宙化猫。
戦闘能力こそ大したことはないが、倒そうにも相手が戦い方や最悪自身の存在すら忘れてしまうため、まともに戦えないまま敗北する可能性が高い。ウルトラマンとも対話が可能な防衛チーム高性能アンドロイドがいなければ詰んでいた。
何より、これほど多くのウルトラファンの腹筋を崩壊させた怪獣は存在しないという意味で「最強」との呼び声が高い。

モエタランガ


燃え盛る炎のような姿をした、モエタランガ星出身の宇宙人。
体から「モエタランガウイルス」を放出し、このウイルスに感染した者は生命エネルギーを一気に燃え上がらせて興奮度MAXになるが、体内時計が10倍速になるためすぐに体力を消耗し、文字通り「燃え尽きて」しまう。要は、上記のヤメタランスとほぼ真逆の能力を持ちながら、それに匹敵する大混乱を招きかねない存在である。
このウイルスは人間の神経電流によるエネルギーを主であるモエタランガに転送し、彼はそれを自身のエネルギーとして活動する。つまり、興奮度MAXの状態というのは見方を変えれば「今まさに捕食されている状態」であり、ウイルスに感染した者が自分に攻撃を仕掛けてくること自体がまさに彼の思うツボであると言える。
そのため、モエタランガ自身は攻撃よりも徹底的に回避に専念していれば、後は勝手に向こうが力尽きて楽々倒すことができる上、そのエネルギーも頂戴することができるというわけである。

水ノ魔王獣


水を汚す水ノ魔王獣。本体の耐久力もスペシウムゼペリオンの攻撃を耐える程だが、注目すべきはそこではなく、コイツも上記のヤメタランスやバオーン、宇宙化猫らと同様、存在するだけでヤバイ怪獣の類いである。
コイツの厄介なところは何と言っても、とにかく臭いという一点に尽きる。水源となっている湖に浸かるだけでその地域一帯の水道をダメにし、本体から放つ悪臭のせいでオーブでさえまともに戦うことができなくなる始末。コイツと相対する際はまず己の嗅覚をどうにかしなければ、そのあまりの臭さの前に戦う間もなくダウンしかねないだろう。そもそもコイツが現れることにより発生し得る人的被害は計り知れず、その時点で並の怪獣以上の恐ろしさがある。

令和シリーズ

无题


宇宙浮遊物体」の別名を持つ、『デッカー』のメインヴィランたる地球外生命体。かつて『ダイナ』においてネオフロンティアスペースを襲った宇宙球体スフィアが進化を遂げた存在で、その脅威度は『ダイナ』世界のスフィアを遥かに上回るレベル。
進んだ文明のある惑星や強い力を持った生物(要は怪獣)を呑み込み、自らの一部とすることを目的とし、『ダイナ』の頃よりも積極的に地球への直接攻撃他の生命体との同化・吸収を謀っているのが何よりも特徴的で、人類に対して明確な敵意を匂わせると同時に、極めて狡猾で知的な行動が目立つのも特筆すべき点である。
取り込んだ者の記憶や自我を奪いながら徐々に同化する性質らしく、スフィアに同化された者は自分の名前どころか、自分が何なのかも分からなくなってしまう。その恐ろしさは、(単体といえど)あのヤプールすらも抵抗できないまま記憶や自我を奪い取られ、最期は狂ったように笑うことしかできなくなってしまった程である。
また、生きた怪獣(死んだ怪獣の破片でも可)に憑依することでスフィア合成獣として操ることができる他、スフィア同士が融合し、自ら怪獣を生み出すという新たな能力も有している。
さらにスフィア自身は元より、配下のスフィア合成獣にはもれなく電磁パルス攻撃を発する能力が付与されることも多々あり、電波障害によって人類側の戦闘兵器を幾度となく無力化に追い込んでいる。
雑兵に当たる精強宇宙球体スフィアソルジャーや、スフィアソルジャーの母機と思われる巨大宇宙球体キングスフィア等、複数の種類が存在する。キングスフィアは体を粒子状に分解してバリアを展開し、容易く惑星全体を覆い尽くしてしまう(しかもこのバリアは、ウルトラマンの力を以てしても突破や破壊は不可能)。スフィアソルジャーは単体でこそ強度は大したことないものの、如何せん数が無限に存在する上に、取り込まれればそのまま同化されてしまうため、隙を見せて捕まりでもすればほぼ助からず、脅威なことに変わりはない。
さらに上述したマザースフィアザウルスこそがスフィアの本体であり、マザーが存在する限りスフィアが全滅することはない
以上の通り、『デッカー』世界において「宇宙の摂理」と称される程の凄まじい猛威を振るっており、まさしくウルトラマンや人類にとっての不倶戴天の敵に他ならず、ウルトラシリーズ全体で見てもトップクラスに匹敵するレベルで危険な存在であると言えよう。

東宝作品

ゴジラシリーズ

ゴジラ一族

破壊神、ゴジラ


厳密には1984年に出現したゴジラが、自分が住んでいた島で発生した自然災害の影響で体内の生体炉心が暴走を起こして変化した形態。
体表面の大部分が赤熱化し、全身からは常に凄まじい熱気と蒸気を噴き出しているという恐ろしくも痛々しい異様な姿へと変貌してしまっている。
炉心の暴走によるそのエネルギー量は極めて膨大であり、放っておけばやがて地球全土を吹き飛ばす核爆発、そこまで行かなかったとしても結局は強烈なメルトダウン現象を引き起こして世界を滅ぼしてしまいかねないという、非常に危険な状態である。
それ以上に身体機構も異常な変化を見せており、放つ放射熱線は常に超高出力の赤色熱線になっているだけでなく、再生能力も暴走しているようで、かつて自身の同族を滅ぼした「OD」によって誕生したデストロイアのODとほぼ同じ効果の攻撃も通用しないどころか、向こうの攻撃で体を貫通する程切り裂かれても全く致命傷にならず、実際のデストロイアとの戦闘では相手がシリーズ最強級のラスボスであるにもかかわらず、もはや戦いにすらならないくらい圧倒し続けていた。
映画全編に渡って見せ付けられる想像以上のインパクト、そして迎えた壮絶な最期から、ファンの間では未だに“ゴジラという存在の最終到達地点”と見る向きも強い。

ゴジラ2004


1954年に出現して以来、幾度となく人類を滅亡の危機に陥れたとされる個体。
身長100メートル級の体躯を持ちながら動きは非常に機敏で、体格もやや細身ではあるがその腕力は至って強く、それでいて当然の如く生半可な攻撃は通用しない強靭な皮膚も備えている等、攻防共に隙らしい隙はほとんどない。加えて吐く熱線も直撃すればほぼ一撃で大抵の怪獣を吹き飛ばし、少しエネルギーを溜めれば大気圏外まで届く程射程が伸びたりと、過去作と比較してもかなり強力なものになっている。
一作品の中で10体近い数の怪獣と連戦したというケースは史上初の事例であり、それでありながら最後の最後までほとんど消耗もせず戦い続けている等、純粋な他の怪獣に対しての戦闘力という点では、これまでのシリーズの個体とも一線を画していると言えよう。

目指すは、旧き宿敵


太古の時代から生きる大自然の調和の化身たる怪獣の王。
地球における怪獣を含めた全ての生物の頂点に立っており、理論上このゴジラに敵う者は特定のイレギュラーを除いて存在しないとされる。
度重なる核攻撃を軽々と耐え抜く高い耐久力他の怪獣を圧倒する戦闘能力を備えているだけでなく、地球全体を駆け巡っている膨大なエネルギーとリンクすることにより、最大出力ならば地殻を貫き地球空洞世界まで到達する大穴を穿つ程の熱線を撃ち放てる等、歴代ゴジラ族の中でもかなり強力な個体である模様。
アメコミ『ゴジラ:ドミニオン』ではゴジラ視点から物語が描かれ、それでは人間以上の高度な知性を備えていることも示唆されており、ただ単に強い怪獣というわけではなく、本当に地球そのものの環境バランスを守護する正真正銘の神獣として表現されている。

人類の長い午後


作中の地球に出現するようになった怪獣の頂点に君臨する超進化生命体
全身の体細胞電磁石コイルとしての機能を持ち、これにより強い電磁気を発生させる特性、逆に電波を吸収する性質に加え、それを応用して攻撃や防御を行う。特に電磁パルスを利用して発生させた電磁メタマテリアルによる非対称性透過シールドを表皮直下に展開する能力を有し、これによりあらゆる物理干渉を遮断することができる。このシールドの存在に加えてその多層泡状表皮は非常に頑強な上に優れた再生能力を有しており、特に再生速度は数百発以上の核爆弾のエネルギーを浴びて表層がプラズマ化しても瞬時に下層が再生する程。そのため、通常兵器による攻撃はほとんどダメージにならない。
全身を青白い電光で包んだ後に口先から放つ高加速荷電粒子ビーム(通称「熱線」)は、一撃でヒマラヤ山脈を穿ち大陸プレートすら溶かしてしまう程の威力を誇り、推定射程は30キロメートルにも及ぶ。また荷電粒子ビームは発射の際に強力な放射線と電磁パルスを発生させるため、民生の電子機器は即座に故障してしまい、軍用のEMP防御が施されたものでも近距離では防ぎ切れずに機能停止に陥る。さらに、発射時に至近距離に居た場合には放射能被曝にも見舞われる。
その圧倒的な戦闘能力と生命力で人類の文明に壊滅的な打撃を与え、人類そのものを地球上から完全に駆逐、さらに人類がほとんど居なくなって2万年近い年月を経た地球においても生態系の頂点に君臨する存在として生き続け、身長300メートル・体重10万トンを上回る歴代最大級の超巨大な生命体へと進化を遂げ、細胞分裂する形で増殖した「ゴジラ・フィリウス」と呼ばれる別個体まで生み出し、地球への帰還を図る人類の前に最大最凶の壁となって立ちはだかる。

ゴジラウルティマ


書籍「ゴジラ全怪獣大図鑑」にて、公式の別名が「最強怪獣」であることが判明した
小説版ではゴジラの能力について掘り下げられており、口から放つ原子ビームは物質だけでなく時空ごと切り裂く程の力を持ち、その目は未来などあらゆるものを見通した上で、事象の無数の結果を一息に掴み、その中で最良のものを選択できる力、紅塵(アーキタイプ)を無尽蔵に生み出して、周囲の生態系及び自然法則を書き換えるアンギラスラドン等の怪獣を生み出し、知覚や記憶を共有できる、様々な宇宙を移動する時空移動能力、宇宙そのものをなかったことにする破局の力等、チート能力のてんこ盛りでまさに「最強怪獣」の名に相応しい存在と言える。しかも、恐ろしいことに小説のプロローグの説明を見るにこのウルティマでさえ末端にしか過ぎず、それらの本体(?)とも言える存在がいる可能性が示唆されている

それ以外の怪獣

ヘドラ


宇宙より隕石に付着してやって来たと推測される鉱物生命体「ヘドリューム」が、都市近海に堆積していたヘドロや、環境汚染による汚染物質、カドミウム、水銀等の有害物質を吸収し、分裂・合体を繰り返して誕生した公害怪獣。
肉体は不定形なヘドロで構成されており、打撃や砲弾等の質量攻撃はそのまま突き抜けてしまうため、効果がない。また、あらゆる有毒物質を含んだヘドロの持つ毒性は凄まじく、人間等の生物はおろか、金属やコンクリート等もあっという間に溶解し、ミサイルをものともしないゴジラの肉体すらも白骨化させてしまう程。このため接近戦は禁物であり、遠距離攻撃を持たない怪獣では近付くことすら危険と言える。
極度に高熱に弱いため、体が乾燥するとボロボロに崩れてしまうが、完全死を迎える前に水分を浴びればすぐさま復活し、さらに元々が多数の微生物が集合して生まれた群体生物であるため、破片同士が合体することで簡単に再生できる。明確な弱点を持つとは言え再生・復活は容易であり、しかもその度に成長・進化を繰り返すため、完全に倒すことは非常に難しい
成長するに従って生える陸上用の足による二足歩行化・四足歩行化を経て、最終的には飛行能力や、飛行時に撒き散らす猛毒の硫酸ミスト、巨大な目の上から噴射する猛毒の黒煙に変化する「ヘドリューム光線」まで習得。飛行形態でゴジラを楽々と持ち運ぶ程の怪力や、自らの体液でもある強い毒性を持つ弾丸状の「ヘドロ弾」等、様々な能力を駆使してゴジラを苦しめた、昭和ゴジラシリーズ最強格とも言える程の強敵と化した。
なお、後に『FINAL WARS』にも客演しているが、あちらは初代程の力を持っていなかったのか、ゴジラにあっさり瞬殺されているため、本記事の候補に挙げられるのは初代ヘドラの方である。

スペースゴジラ


宇宙空間に飛び散ったG細胞がブラックホールに飲み込まれ、ホワイトホールから放出される際に結晶生物と恒星の爆発エネルギーを吸収して異常進化・怪獣化した戦闘生物。
口から発射する偏向可能な光線「コロナ・ビーム」(ゴジラの肉をも吹き飛ばす威力)、重力を操りゴジラをも宙に浮かす「グラビ・トルネード」、ゴジラの熱線をものともしない強度のバリア「フォトン・リアクティブ・シールド」等、多彩かつ強力な能力を持つ。さらに結晶体を設置することで自身に有利なバトルエリアを作り出し、宇宙からのエネルギーを両肩の結晶体で受け取ることで無限に戦えるというチートじみた能力まで保有。加えて背中の結晶を大型化させることで高速で飛行することも可能という、本来のゴジラにはない能力を多数操る。また、体からは常時電磁波が放たれており、電子兵器を無効化にする人類泣かせの怪獣である。
ゴジラやMOGERAが単独で勝利することは難しく、最終的にMOGERAのサポートがあってようやく撃破することができた。元がゴジラの細胞なだけあってかその強さはかなりのものであり、平成ゴジラシリーズの中だけでも上位に食い込むレベルである。

デモンズソウル風カイザーギドラ


モンスターXの本来の姿であり、キングギドラ一族の頂点に立つギドラの皇帝にして、ギドラの最強最上位種X星人が全滅すると同時に統制官の死がリミッター解除の合図となり、モンスターXの状態から変身、その正体を現した。
変身前のモンスターXの状態でもゴジラと互角以上に渡り合っていたが、コイツの戦闘力は変身前と比べて圧倒的に上昇しており、ほぼ全ての面でゴジラを遥かに上回っている
変身前の必殺技である反重力光線「デストロイド・サンダー」は、ゴジラの放射熱線と完全に互角の威力だったが、カイザーギドラの反重力光線「デストロイド・カイザー」は放射熱線を押し返し、ゴジラを吹き飛ばす程に威力が上昇している(今作のゴジラの熱線は、や100メートル以上はあろうビルという推定15万トン以上はあるものを纏めて何百メートルも吹き飛ばし、跡形もなく消し飛ばす威力がある)。デストロイド・カイザーは、単純な光線攻撃としても使えるが、照射し続けることで相手にダメージを与えながら空中に持ち上げ投げ飛ばす、落として叩き付ける、地面を引き摺り回してビル等の地形物にぶつける等多彩な攻撃も可能であり、カイザーギドラはこちらを特に好んで使用している。初撃の熱線を相殺しゴジラを吹き飛ばした後は、この光線だけで一方的にゴジラを嬲り殺すように弄んでおり、空中に持ち上げたゴジラを(特に頭を)重点的に叩き付ける等の残虐な攻撃を加えて、反撃も抵抗も許さず打ちのめしている
また、格闘能力の高さも健在で、身軽さはなくなったが増大した質量とパワーは尋常ではなく、前脚の蹴り一撃でゴジラを空中に放り投げる等、他の怪獣とは比べ物にならない程のパワーを持つ。
3つの頭を使った噛み付き攻撃も強力で、こちらも首の力だけでゴジラを持ち上げることができ、さらにエネルギー吸収能力でゴジラのエネルギーを吸収し、そのまま戦闘不能に追い込んだ
最期は人類側の作戦によって復活したゴジラによって完膚なきまでに敗北したが、コイツ以外の怪獣は難なく打ち破ってきた本作のゴジラでさえ人類の協力なくして倒せなかったという意味では、まさに「最強のギドラ」という称号は伊達ではないことが窺える。

それっぽく見えるけど実は適当なギドラ


地球のある宇宙とは別の時空の狭間にある異空間に棲む、高次元エネルギー生命体。絶対的優位を以てして上述のゴジラ・アースをも追い詰める、真の意味での「宇宙超怪獣」である。
かつてエクシフの母星「エクシフィルカス」を滅ぼしたという怪獣だが、その実態はエクシフがゲマトリア演算を用いて接触した「」の正体にして彼らの信仰の対象であり、「黄金の終焉」「終焉の翼」「この世ならざる虚空の王」「王たるギドラ(King Ghidorah)」等、数多くの異名を持つ。
凄まじい重力制御能力を備えており、降臨の際には歪曲重力波と共にエルゴ領域を伴った特異点、つまりブラックホールが自然発生する。これだけでも異常なのだが、そのブラックホールから伸びるギドラの首は特異点よりも異常な質量体として観測されており、これはギドラがブラックホールをも凌ぐ超重力の塊であることを示している。
その重力で時空が歪むため、ギドラの周囲では時間的な整合性が失われる。外部からのモニター信号はループを始め、40秒前に圧潰したはずの部屋から通信が届き、生きた人間が自身の生命反応が途絶したのを観測するなど不可解な現象が頻発し、機械は情報を正しく認識できなくなる。
加えて、ギドラは生物の眼と耳なら姿と声を捉え、認識することができるが、機械的なセンサーではどんな手段を用いても観測できず、ブラックホールから伸びる首も重力場の輪郭が変形しているとしか認識されない。つまり、この世界の法則では「そこに怪獣がいる」ということすら立証できないのである。これらはギドラが別の次元または宇宙の、全く別の法則によってこちらの宇宙に干渉しているためであり、この状態のギドラはこちらの宇宙の法則を受け付けない。一方でギドラを起点に時空と物理法則が完全に歪められるため、「ゴジラの熱線が捻じ曲げられ、地面を抉っているにもかかわらず、センサーでは「直進」している」「ゴジラはギドラに触れられないが、ギドラは一方的にゴジラに噛み付ける」「物理干渉不能なゴジラの非対称性透過シールドが発生を阻害されていないにもかかわらず、ギドラの噛み付きを全く防げない」等の不可思議な現象が発生する。
ゴジラ・アースにしてみれば自身の熱線は効かず、腕や尻尾での物理攻撃もすり抜け、メカゴジラシティを焼き尽くした全身からの超高熱波も易々と無効化されるのに対し、ギドラの攻撃は全く防御できず一方的にダメージを受け続けるという理不尽極まりない状態であり、戦闘においては「絶対的」としか表現できない優位性を持つ。事実、数多の怪獣と人類を駆逐し、2万年に渡って最強無敵の存在であったゴジラ・アースが全く手も足も出ないまま消滅寸前まで追い込まれる事態になった。

モスラシリーズ

鎧モスラ


平成モスラシリーズ最終作に登場したモスラの一形態で、戦闘に使用した中では最終形態となる。
キングギドラの引力光線が効かないどころか、最強技のトリプルトルネードすら完全に無効化する程の防御力を誇る。攻撃力も全てレインボーモスラを遙かに超え、キングギドラのバリアが全く意味を成してない程である。
必殺技は超高速での突進「エクセル・ダッシュ・バスター」で、劇中では上記の防御力でキングギドラを完封した上で粉砕してしまった。

ガメラシリーズ

レギオン


自らの苗床となる草体「レギオンプラント」を中心に、母体である「マザーレギオン」と雑兵として働く「ソルジャーレギオン」による、のような社会を形成して活動する地球外生命体。
非常に攻撃的で獰猛な生命体で、人類…と言うより地球の生態系とそもそも相容れない”侵略する生態系”であり、共存することは不可能
レギオンという種族はマザーレギオン、ソルジャーレギオンがシリコンを摂取する過程で生み出す大量の高圧酸素によって草体を急成長させ、成熟した草体が爆発することによって打ち上げられる巨大な種子にマザーレギオンの卵を産み付けておくことで繁殖するのだが、高圧酸素も一斉に誘爆するその爆発の威力は核爆発並であり、放っておけば地球を更地にしてしまいかねない
加えて、放出する大量の高圧酸素が周辺の大気バランスを改変する(劇中でレギオンが出現した札幌市営地下鉄構内を自衛隊が調査したところ、構内の気圧は4気圧に上昇しており、酸素濃度も通常の4倍に達する78%にまで上昇していた)ために、それに対応できない周辺の生態系は崩壊してしまう。
歴代ガメラシリーズでも最強クラスと言える怪獣で、ガメラを草体の大爆発によって仮死状態に追い込み(同時に仙台駅から半径数キロメートルが壊滅…というよりは消滅し、クレーターと化している)、最終的にはウルティメイト・プラズマの使用まで踏み切らせる等、ガメラと人類を極限まで追い詰めた。
また、後に起きる「ギャオス大量発生」「イリス覚醒」といった事態は、この時のウルティメイト・プラズマの使用によるマナの大量消費によって起こったとされており、滅びてもなお人類とガメラに禍根を残す厄介さを見せた怪獣である。

イラスト集掲載イラスト「イリス/邪神」


古代文明アトランティスによって作り出された怪獣の一種。
あらゆる生物の遺伝子を吸収して自らに組み込み、自在に進化していく能力を持つ。
最終的に人間との生体融合を遂げる前に失敗し、ガメラ化も果たせずにバニシング・フィストによって死亡したが、未成熟でもガメラの腹部と右腕を負傷させ、瀕死状態に追い込むという凄まじい戦闘力を発揮している。
劇中時の強さこそ前作のレギオンの方が上ではあるものの、この時点でのイリスは未だ成長過程であり、生体融合に失敗していなければ他の生物を取り込むなどして、そのままさらに成長していた可能性もある。そのため完全体としての戦闘力は未知数であり、最終的な強さ関係は不明。もしも完全体となっていれば、ガメラとの勝敗結果もどうなっていたか分からない。

映像作品外

ウルトラシリーズ

【Skeb依頼】デーモンギラレス14世


『ガイア』の劇場版『ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦』の続編を描いた小説に登場するボス怪獣。カイザーギラレス13世に超古代怪獣、スフィア、破滅招来体、カオスヘッダー、ビースト因子の5つの要素が組み込まれて誕生した。
製作者に「最強最悪の怪獣」と設定されているだけあって、進化前のカイザーギラレス13世の時点でかつてガイアが苦戦したキングオブモンスを瞬殺できる強さを持っており、14世もまたチート技と名高いレボリウムウェーブを凌いでみせる高い戦闘力と、破壊された盾を再生できる能力を有する。
TDG三戦士とGUTS、スーパーGUTSのありったけの火力を結集して初めて倒すことができた強敵であった。

その他

  • 史上最強の怪獣
史上最強の怪獣?


雑誌「少年」1967年8月号付録「怪獣マガジン」にて「史上最強の怪獣」と銘打たれた合体怪獣。
シリーズの垣根をも超えたばかりか、怪獣ですらないウルトラマンや百目まで合成されている何でも有りっぷり。

  • 世界ナンバーワンの最強怪獣

【怪獣カード】世界ナンバーワンの最強怪獣


1967年にノーベル書房より刊行された『怪獣大全集1 円谷怪獣のひみつ』にて、「これが世界ナンバーワンの最強怪獣だ!」と銘打たれた合体怪獣。
ゴジラやキングギドラ、ゼットン等数多の強豪怪獣までも取り込まれたその姿は、かの円谷英二監督が手掛けた怪獣で構成されている。

関連項目

ウルトラシリーズ ウルトラ怪獣 怪獣 
ラスボス(ウルトラシリーズ) 超巨大怪獣
どうあがいても絶望 勝てる気がしない 最強怪人 人気怪獣 怪獣王

ゴジラ:先述の個体のみならず、各シリーズに登場する個体はどれも全怪獣の中で最強クラスばかりである。
ガメラ:ゴジラと同様、出身シリーズでは主人公という立場上最強格に挙げられる。

チートラマン:これのウルトラマン版。

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