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※この記事には現在公開中の作品の重大なネタバレが含まれます。




















ゼットン…ゼットン…

そんなに人間が好きなのか?ウルトラマン


概要

シン・ウルトラマン』のラスボスかつ本作の目玉の一つ。
光の星が惑星を滅ぼす際に使用する 恒星間制圧用最終兵器

作中にてある事が原因でマルチバース宇宙への脅威と見なされた地球に対処するために、裁定者が持ち込んだカプセルから出現する。

特徴

特筆すべきはそのサイズ。ハイパーゼットンコクーンギガントはおろか、歴代劇場版の超巨大怪獣達と比較してもかなりの巨体で、衛星軌道上で展開している時点でその巨体が地上から肉眼で確認できる程。
ウルトラマンの身長は60メートル。ウルトラマンとゼットンの比率が人間とウルトラマンのそれをしのぐことから、そのサイズはウルトラシリーズ歴代屈指の巨大怪獣であるベリュドラと同等か、それを大きく上回るほどの巨体ではないかと思われる。
初代ゼットンが体長60メートルなので100倍近いサイズアップを果たしたということになる。


光の星の担当者のみが使用権限を持ち、最初はハンドスピナーを二重に重ねた様な形状の片手で持てる程小さいカプセルだったが、衛星軌道上に到達後球体状に変形し、ゼットンの特徴でもある電子音と共にフレームが展開。オリジナルの蛇腹状の箇所がディスク状のパーツを幾層も重なるなどして時間をかけてメカメカしいパーツが組み上がり、従来のフォルムが構成されていった。

完成形のデザインは、両手を広げた状態かつシャープさからパワードゼットンに似た印象を与える。

武器は初代ゼットン同様の1テラケルビン=1兆度の超高熱球とバリア。熱球の威力は「放たれれば地球がその星系ごと蒸発し、数光年先まで影響を及ぼす」と言われるほど。
実際はそれだけでは収まらず、庵野秀明氏の設定によれば三次元空間の直径200光年を消失可能とのことで、明らかに未開の原始種族相手に使用するにはオーバーキルすぎる火力を誇る。おそらく実際にはリングワールドやダイソン球などを持つような文明が宇宙の脅威と化した際に、文字通り細胞の一片まで残さずに根絶するような兵器なのだろう。
更に接近する敵性存在への迎撃用光学兵器を全身に備えている。さながらそれは戦艦にハリネズミの如く迎撃火器が存在するようなもので、ウルトラマンとの戦力差を一言で表すなら、「人が単独で戦艦に勝てるのか」というレベルの違いである。
タチの悪いことにこれで使い捨てではなく、これまた庵野秀明氏曰く再使用のため、一兆度の熱量に耐えられるシステムを保持しているらしく、これまでに過去にも何度か使用されたことがあると思われる。
熱球発射時には胸の発光体を展開するとともに四肢を前方に向け、熱球の発射砲台の様な形へと変形する。ゼットン特有の連続発光も相まって四肢はガイドレールのように見える。
ただし、熱球のエネルギーチャージには相応の時間がかかるらしく、起動から発射準備の完了までには日を何日か跨いでいる。
また、格闘戦は想定されていないが、防御面ではゼットンらしく「電磁光波防壁」という全ての物理攻撃を防ぐ強力なバーリアを展開させる能力を持ち、八つ裂き光輪を片端から粉砕している他、この破片を光線代わりにウルトラマンへ撃ち返している。
ただし、庵野秀明氏によれば重装甲を持たないことが示唆されているため、バーリアさえ破れればそれなりにダメージは通るのかもしれない。

その圧倒的な力を前に日本含む各国政府はゼットンに関して国民への報告を行わず、何も知らないまま破滅の時を待つという選択肢を取る以外になかった。
一度はウルトラマンを撃退し敗北に追い込むも、神永が託したあるモノに関する理論を地球中の科学者の知恵を集めて解明・発展させる事によりゼットンは破壊された。

余談

2012年の映画『ウルトラマンサーガ』以来10年ぶりとなる、劇場作品のラスボスとしてのゼットン。
これまでゼットン星人バット星人等様々な存在に使役されてきたゼットンだが、シリーズ初の光の星(≒光の国)が持ち込んだゼットンとなった。
(ただし、『ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース』に登場するEXゼットンウルトラマンキングに使役されていたとする説がある)
元ネタは「謎の宇宙人ゾーフィがゼットンを操っていた」という児童誌の誤植と思われる。

また、熱球の威力については以前に柳田理科雄氏が『空想科学読本』において計算を用いて検証しており、その記述を今作で活用しているのではないかと推測される(半ばネタ的ではあるがとある物理エンジン好きYouTuberも2019年にゼットンの炎について検証した際「地球で放ったら太陽系も相当危険」という結論に達していた)。

作品のキャッチコピーが「そんなに人間が好きになったのか、ウルトラマン」であり、公開三か月前には公式Twitterで『さらばウルトラマン』にて科学特捜隊が最後の出撃をした時刻の画像が投稿されるといったこともあり、予告の段階から『ゼットンも出てくるのでは?』という声もあったが、まさかの光の星からの死刑宣告として斬新な登場を果たすこととなった。

本作における単一の怪獣ではなく“裁定のために寄こされた超巨大惑星破壊兵器”という設定は、本作から約20年前に公開された『ウルトラマンコスモス』の劇場版第三作目に登場した最終兵器「ギガエンドラ」に近い。
もっとも、ギガエンドラの撃つイレイザーボールが1000万度なのに対し、このゼットンが生成する火球は約1兆度であり、そのエネルギーの規模はまさに桁違いとなっている。
奇しくも、作品公開日翌日の5/14には劇場版で当初宇宙正義側だったウルトラマンジャスティスのソフビ人形が発売予定であった。
また、一部の劇場の物販コーナーでは今作や直近作品であるトリガーのグッズに混ざって何故かジャスティスのマグネットとブリキプレートが発売されているため、公式としても類似点を見出している可能性がある。
ウルトラマンとの戦力差がさしずめ戦艦というのはあながち間違いでもなく、デザインのコンセプトがイージス艦であるため。
原典のラインを踏襲しつつ、成田亨が影響を受けたロシア構成主義のラインが取り入れられた。
デザイン案の一つとしては身体中に一兆度の火球が入れられた爆弾がいくつもあってそれを放つための爆撃機をイメージしたものも存在していた。

関連タグ

シン・ウルトラマン ゼットン

カプセル怪獣ウルトラ戦士に使役されている怪獣繋がり。

ハイパーゼットン:同じく劇場作品のラスボスとしてのゼットン。

第6の使徒庵野秀明作品において、変形しながら類似の攻撃・防御を行っていた。

第8の使徒:同じく庵野秀明作品で衛星軌道上から形態を変えながら落下してきており、類似の登場の仕方をした。





























以下、作品の最終盤のネタバレあり

知晓痛苦的仅一人足矣



このゼットンを倒すために人間が考案した作戦は「ウルトラマンが変身後にもう一度ベーターカプセルを起動することで1ミリ秒だけ発生する、この世界と隔絶した異空間へのゲートにゼットンを押し込む」、簡単に言うと「変身して1ミリ秒でゼットンを殴り飛ばす」というものであった。

これは作中でスペシウム133という物質、及びそれを基にした身体強化システムを運用してきたどの外星人も発見してこなかった、いわばバグのような特性を利用したものであり、最後の一手はウルトラマンに託すことになるとはいえ、正真正銘「地球人が平和を自らの手でつかみとるための価値ある作戦」であった。

だがそこには、一つだけ重大な欠点があった。

この作戦を実行した場合、ウルトラマンと神永は異空間に飲み込まれてしまい、地球への帰還など望むべくもなく、どこか見知らぬ平行宇宙へ飛ばされてしまうのである。

禍特対の班長田村は作戦概要をから聞いた時、即座に反対した。しかし神永の強い意志により作戦は実行に移った。

浅見「いってらっしゃい」
神永「ああ。行ってくる」

シン・ウルトラマン



見送る浅見に微笑んで答える神永。
ベーターカプセルを点火、右拳を突き上げたポーズのまま宇宙へ飛び出すウルトラマン。ベーターカプセルをもう一度点火すると同時に回転しながらウルトラマンの拳は、火球を放たんとしていたゼットンに届く。

一瞬ののち、ゼットンはまるで最初から居なかったかのように綺麗さっぱり消え去る。
ゼットンに敗れたウルトラマンはリベンジを果たしたのだがウルトラマンもまた、二度と地球に戻ることはなかった。

作戦が成功したのを見届けた禍特対メンバーは、ウルトラマンの消滅に涙を浮かべる。



















ウルトラマン、そんなに人間が好きになったのか…

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