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「透明の意味ねぇじゃん」

「人間の力でどうこうというレベルじゃない……」

演:有岡大貴

概要編集

※公開中の作品のネタバレを含みます。

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映画『シン・ウルトラマン』の登場人物。

禍特対非粒子物理学者。メンバー内で最年少と思われる。

城北大学理学研究科で非粒子物理学を専攻している。禍特対メンバーの中で唯一の研究機関から出向した学者である。

禍特対では主に禍威獣に決定的な打撃を与える手段を科学的側面から提案している。


禍威獣第8号ガボラが出現した当初、ガボラが掘った穴の再活用を提案し、直後に放射能をまき散らす特性を知って断念するといった具合にボジティブな部分がある。

その一方、ネロンガの特性に対して上記のセリフでツッコミを入れたり、ガボラの放射能光線のことを「激ヤバ光線」と評する等、現場の緊迫した状況下でも軽口を叩くことが多く、現代の若者に近い感性の持ち主。

同僚(年上)の浅見弘子外星人第0号メフィラスによって巨大化させられ、その姿がネットで拡散された際には「恥ずかしくて口にできない検査」を数日間受けさせられ心身共にストレスが溜まっていた彼女に(おそらく悪気はなく無意識だと思うが)世界中のトレンドを独占してる事(=世界中に黒歴史が拡散されていること)を伝え、追い討ちをかけている。

また、(ロシア語も話せる浅見ほどかは不明だが)語学も堪能な様子。ガボラが地下核廃棄物貯蔵施設を目指していると知った時には「factかよ」と漏らし、外星人第2号ザラブのせいで今までのデータが全てオシャカになった際の船縁由美の恨み言に「Me too.」と返すなど、咄嗟に短い英単語が出てくるレベルのようだ。また、終盤には世界中の学者とも(日本訛りの英語ではあるが)問題なく会話できている。



ウルトラマンを始めとする外星人の来訪と、地球とは桁違いに発達した他星の技術や科学力を前に無力感を植え付けられ、徐々に追い込まれていく。

ゼットンが出現した際には、地球上の核兵器全てを投入しても破壊できないと知るや意気消沈し、ウルトラマンが敗北すると「ウルトラマンが勝てない相手に未熟な人類が勝てるわけない」と自暴自棄になりヤケ酒に走ってしまう。

しかし、ウルトラマンこと神永からベーターシステムの基礎原理と高次元領域に関する関係式を記録したメモリを託される。


ベーターシステムは生物を巨大化・兵器化させる、現生人類にとっては超越しすぎた危険なものだった。ウルトラマンはその原理をヒントという形で残し、あくまで発展させるのも使い道を決めるのも人間に任せるという、善意を装って現生人類にばら撒こうとしたメフィラスとは正反対の方法で与えたのだ。


メフィラスの思惑通り、無力感と絶望に打ちのめされ、希望を捨てかけていた滝は神永の思いと彼から託された希望からゼットンを倒せる可能性を見出し、「ゼットン攻略国際会議」を提唱し、「ベーターカプセルを点火した際に1ミリ秒だけ展開する別次元へのゲートにゼットンを押し込む」という作戦を導き出した。


先述した通り、「外星人の姿を見せつけ、ベーターシステムを提示する事で武力でも科学力でも劣っている事を目の当たりにさせ無力感を植え付ける」というメフィラスの悪質な思惑通りに大きな挫折を味わうが、ウルトラマンに後押しされた事でメフィラスの思惑どころか全宇宙の知的生命体の技術力を凌駕するベーターシステムの用途を編み出すという偉業を成し遂げたのだ。



本部内にマイティジャックTHUNDERBIRDスタートレックのメカの玩具を持ち込む等「オタク」と評されている。


余談編集

  • ジャニーズ事務所のタレントがウルトラマンシリーズに出演するのは長野博古屋暢一(現在は退所)に続いて3人目である。パンフレットでは、有岡氏が先輩の長野氏が出演していた『ウルトラマンティガ』をリアルタイムで観ていた世代であることを語っている。(それ以前にも有岡氏も含めHey!Say!JUMPのメンバー数人が長野氏とのラジオ番組で「昔、ティガ見てました!」と発言していたため、グループにリアタイ世代のメンバーが多いことは確かである。)
  • 有岡氏は、子役時代に『百獣戦隊ガオレンジャー』に出演している
  • また、有岡氏は子役時代にMr.Childrenの楽曲「ファスナー」のMVにも出演しており、「ファスナー」の歌詞には「ウルトラマン」が入っている。
  • 出向元である城北大学は、「ウルトラセブン」第29話のシナリオ段階で登場していたプロテ星人の人間態プロイセンと一宮が在籍する大学の名称だが、実際に1968年4月21日に放送された「セブン」第29話の完成品では大学の名称は京南大学に、プロテ星人の人間態も丹羽教授に変更された。

  • 専従班室で使われているノートPCはPanasonicの「レッツノート」。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』でも、葛城ミサトが使用していた。また、(おそらく私物として持ち込んだ)ハッピーハッキングキーボード(HHKB)が使われており、発売元のPFUは公式コラボ版の商品を発売した。
  • 監督の樋口真嗣によると、終盤の会議における数式を説明する場面はもっと長かったのだが尺の都合でカットしたとのこと。未公開部分は、ソフト版のメイキングに収録予定とのこと。

関連タグ編集

シン・ウルトラマン 禍特対 城北大学


イデ隊員:原典の登場人物で、科学特捜隊の技術面を担当する科学者。「ウルトラマンがいれば自分達は必要無いのではないか」と葛藤するが、それを乗り越えた隊員。しばしば軽口を叩いて画面の雰囲気を和ませたり、弱気になって他の隊員から叱咤される役回りも共通点。


マドカ・ダイゴヤズミ・ジュン:ジャニーズ事務所所属のタレントが演じた防衛チームの隊員繋がり。


クゼ・テッペイオキ・コウイチ:基地内に私物を持ち込んでいたオタク気質の隊員繋がり。


高山我夢:天才学者であるにもかかわらず、性格が子供っぽい点が共通。なお、こちらはウルトラマンの変身者。

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