曖昧さ回避
- 現実の防災庁については、次の記事を参照→防災庁
概要
映画『シン・ウルトラマン』に登場する架空の日本の行政機関。英文略称はDPAで、英文正式名称「Disaster Prevention Agency」の頭文字をとったもの。
禍威獣の出現を受けて新たに設置された官庁で、同時に設置された禍特対の上部組織でもある。
2026年度中に設置される現実の「防災庁」とは関係がないので注意(そちらの詳細は上記リンクを参照)。
組織
作中のネット記事には「復興庁の役人を中心に設置された」旨の記述があり(※1)、復興庁を発展改組させる形で防災庁は設置されたようである。
浅見弘子が神永新二に託されたベーターカプセルを手に取るシーンに登場している封筒には「東京都千代田区霞が関3-1-1」との住所が記載されており、これは復興庁が設置されている中央合同庁舎第4号館の住所と同一のものである(※2)。
また「禍威獣災害復旧・復興事業」とラベリングされたファイルが禍特対専従班室の棚に収納されている様子も描かれており、災害応急対策のみならず復興施策をも一元的に所管していることが窺える。
通常、内閣府および各省の外局たる庁には「長官」が置かれるが、防災庁には「防災大臣」が置かれており、作中では小室肇がこれを務めている。
つまり、デジタル庁および復興庁と同様に内閣に直接設置されているものと考えられる(デジタル庁および復興庁にそれぞれ置かれるのは「デジタル庁長官」「復興庁長官」ではなく「デジタル大臣」「復興大臣」であるため)。
また、恐らく、防災庁の長および主任の大臣は内閣総理大臣であると思われる(デジタル庁および復興庁の長および主任の大臣もそれぞれ内閣総理大臣であるため)。
上記の通り禍特対が設置されている他、防災副大臣、防災大臣政務官等の官職が設置されている。また、内部部局として大臣官房、総務部等が設置されているようで、禍特対専従班室の内線用固定電話機の物品管理用ラベルに「管理部門:防災庁総務部」の表記がある。
※1 当該記事には「内閣府の外局として残されていた復興庁」と書かれているが、前述の通り復興庁は内閣に直接設置されている官庁である。恐らく「内閣」と「内閣府」とが混同されているものと思われる。
※2 住所こそ復興庁の設置されている中央合同庁舎第4号館のそれだが、浅見が登庁するシーンで映る防災庁の玄関は、第4号館と似ていない(メタ的には第4号館の撮影が許可されず、別の場所で撮影しただけだと思われるが)。
関連タグ
国際科学警察機構 - 禍特対のオマージュ元の上部組織。