概要
東日本大震災からの復興を目的として、当時の民主党政権が設置した中央省庁の一つ。
東日本大震災復興基本法(平成23年6月24日法律第76号)第4章(24条)に復興庁設置の基本方針が規定された。2011年(平成23年)12月9日に成立した復興庁設置法(平成23年12月16日法律第125号)によってその目的、所掌事務、組織が具体化された。
内閣の下に置かれ(設置法2条)、東日本大震災復興基本法第2条の基本理念にのっとり東北地方太平洋沖地震・東日本大震災(福島第一原子力発電所事故による災害も含む)からの復興に関する内閣の事務を内閣官房とともに助けること、主体的かつ一体的に行うべき東日本大震災からの復興に関する行政事務の円滑かつ迅速な遂行を図ることを目的とする(設置法3条)。
よくある誤解
上記のとおり、復興庁の目的は「災害からの復興」という一般的なものではなく、あくまでも「東日本大震災からの復興」に限定されている。新海誠監督の映画『君の名は。』において、復興庁が東日本大震災と関係の無い隕石衝突からの復興に関わるシーンがあるが、実際の運用とは異なっている。