概要
ウルトラマンジャックの持つウルトラブレスレットの形態の一つ。
ウルトラスパークの柄を長く伸ばした槍の形をしており、投擲することで敵を貫く。非常にカッコよく、当時のスチール写真でも目立っていたためウルトラブレスレットの代表的な姿みたいに書かれることが多いが、実は『帰ってきたウルトラマン』内においてはヤドカリンを串焼きにしたくらいしか使用していない(そのため『新ウルトラマン列伝』第151話「戦えウルトラ戦士! 悪を切り裂く正義の刃!」ではヤドカリン戦の映像が採用されている)。
かわりに平成ウルトラマンでは幾度となく使用し、かつてウルトラスパーク(ブレスレットブーメラン)を弾いてみせたブラックキングをベースにした怪獣兵器を一撃で討伐するほどにパワーアップしていた。
このためか『ウルトラマンオーブ 直前スペシャル』ではその華麗な槍さばきで並み居る強敵を迎え撃ってきたと紹介されている。
『オーブ』の後日談である『ウルトラファイトオーブ』でも、これでツインテールを串刺しにして倒すというシーンがあった。
2020年のウルトラマンの日特別記念動画では、後輩戦士であるウルトラマンゼットに貸しており、稽古をつけていた。
漫画『ウルトラマン超闘士激伝』ではザラブ星人と、ぱちんこウルトラマンタロウではエンマーゴと打ち合う鍔迫り合いを見せていた(後者では盾「ウルトラディフェンダー」から瞬間変形させる離れ業も見せた)。
また、ゲーム『スーパーヒーロージェネレーション』では本人は勿論、ニセウルトラマンジャックの技にも採用されている。
なお、タロウも同名の技を使っているが、こちらはタイラントから奪ったバラバのムチを槍に変換して投げ返したものである。『ウルトラマンギンガ劇場スペシャル』ではティガも同じようにタイラントからムチを奪い取って槍に変換して撃破した。
ウルトラクロス
ウルトラブレスレットの持つもう一つの槍。十字架の形をしており、ドラキュラスやバット星人など、吸血鬼や蝙蝠のイメージが強い怪獣の心臓を刺し貫いて倒した。平成作品であれば「この十字架には邪気を払う聖なる光の力があり~」などと書かれそうであるが、これと言って際立った設定は無い。
なお、このウルトラクロスは後に『レッドマン』のレッドアローに流用された。
関連項目
ハリケーンスラッシュ:オーブがジャックとゼロの力を借りて変身するフュージョンアップ形態。巨大なオーブスラッガーランスを振るい、ジャックとゼロから譲り受けたスピード槍術を用いて敵を倒す。