「我々ヤプールの科学を持ってすれば、エースの一人や二人創りだすことなど手もないことなのだ」
DATA
別名: | 超人ロボット |
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身長: | 40m |
体重: | 4万5千t |
出身地: | 異次元→ゴルゴダ星 |
概要
第14話「銀河に散った5つの星」に登場。
ヤプールがエースキラーのテストの為に用意したロボット。捕まえたウルトラ兄弟への嫌がらせも兼ねてウルトラマンエースにそっくりに作ってある(ニセモノらしく関節部に金色のプロテクターが付いてるがそれ以外はそっくり)。
能力的にはエースと同等ということになっていて、本物同様にメタリウム光線を撃つことが出来るが、特筆すべきはむしろその防御力で、エースキラーとの戦闘ではエースキラーの放ったスペシウム光線を3発、エメリウム光線を2発、ウルトラブレスレットを一回喰らっても耐えぬいたほど。
ただし、動きはぎこちない上に緩慢であるので本当に本物と同等かは疑問が残るが。
後にサロメ星人もサロメロボットのニセウルトラ兄弟のエースロボを作っているが、こちらは機動性重視の設計でウルトラマンゼロを追い込んでいる。
ソフビはウルトラヒーローシリーズから販売され、ナンバーは「EX」扱い。
『ウルトラマンフェスティバル2009』ではクリアレッドラメバージョンが限定販売された。
『ULTRA-ACT エースロボット&ゴルゴダ星セット』や『アルティメットルミナス』など立体化の機会には非常に恵まれており、「ウルトラパノラマファイト2」ではにせウルトラマン、ニセウルトラセブンとも共演。背景ストーリーでは市街地でニセセブンと戦っていたところににせマンのスペシウム光線を浴びて三つ巴の戦いに発展、最期は自滅するというオチで終わっている。
必殺技
動作がぎこちない点と効果音以外はメタリウム光線と全く同じ。
しかし、エースキラーには全く通用せず。
『大怪獣バトル』シリーズでは「ロボ・メタリウム光線」表記。
- ストロングラッシュ
『大怪獣バトル』オリジナル技。
敵に連続パンチを浴びせ、エネルギーが尽きる瞬間にパンチと同時に敵に倒れ込む。
エースロボットの技にしては珍しく早いが、最後はスピードが落ちる点はなんともエースロボットらしい。
- スペシャルギロチン
『大怪獣バトル』オリジナル技。
ホリゾンタル→バーチカル→サーキュラーの順にギロチン技を放つ。
活躍
ゴルゴダ星でエースキラーのテストとしてウルトラ兄弟の前に現れる。メタリウム光線を放つもエースキラーには全く通じず、逆に必殺技の嵐を食らいまくり最終的にはM87光線で破壊される。
AC『大怪獣バトルNEO』ギャラクシーサーガモードではウルトラゾーン・ロボット怪獣の墓場でバキシムをお共に復活、エースとタッグを組んだレイに撃破された(その後もゲームシステム『イーヴィルストライカー』として敵のサポートに登場するが)。
ヒーローショーなどでは既存のスーツに手を加えればすぐできるため、たまに悪のロボット怪獣として登場することがあり、怪獣酒場にも何度か来店している。
とはいえ、それでも派生機が登場し続けているエースキラー系の方が後年の作品での出番は多め。
なお、エースロボットが『A』を最後に映像作品に登場しなくなった理由は不明。
ファンの間ではエースの姿をしている本機で地球侵略するのはヤプールのプライドが許さなかったという冗談じみた考察がなされる事も。
真面目に考えるならウルトラ4兄弟の技を使え、近接戦や防御力も申し分ない生来のスペックの高さに加えて目的に応じたアップデートが出来る汎用性の高さなどあらゆる点でエースキラーに遅れを取っているなどの理由が考えられる。
派生作品
ウルトラマン Fighting Evolutionシリーズ
PS2のゲームソフト「ウルトラマン Fighting Evolution 3」にも登場。
ウルトラモード「死刑!ウルトラ5兄弟」は第14話のストーリーを再現したミッションになっているのだが、エースロボットとエースキラーの戦闘はムービー等で済まされるのではなく、プレイヤー自らがエースロボットを操って戦うことになる。実質的な負けイベントだが、このときエースキラーを倒すことに成功すれば、その時点でSランク「強すぎたエースロボット」を取得してクリアとなり、プレイアブルキャラクターにエースロボットが解禁される。
肝心の性能はと言うと、耐久力は低い、動きはトロい、ダッシュもできない、攻撃力も低い、使える技が少ないの5重苦で、ゲーム中最弱キャラの一体と評される。技の殆どが本家エースの劣化版だが、一部の技には本家にないスーパーアーマーが付与されている為、相手の攻撃中にこちらの攻撃を捩じ込む強引な戦法を行うことが可能。また、レバーニュートラル強攻撃(チョップ、足蹴り)も異常に動作が遅い代わりに命中時の威力も異常に高い。必殺技のロボットメタリウム光線は威力が低いぶん相手ゲージが少し貯まり、チャージ時間が短いので、ゲージ蓄積が僅かでも発射できる。総じて玄人向けのキャラだが、エースに無い長所を持ったキャラとも言える。
ウルトラモードでは性能が更に弱体化しているので、エースキラーに勝つことは難しい。プレイアブル解禁には相応の腕前と根気が必要となるだろう。
ウルトラマン倶楽部3またまた出撃!!ウルトラ兄弟
FCのゲーム「ウルトラマン倶楽部3またまた出撃!!ウルトラ兄弟」にもボスキャラクターとして登場。
一度倒した後はラストダンジョンでのボスラッシュ戦にも再登場する。
が、この時にエースロボットを倒してしまうと戦闘終了後に画面がバグり、謎の空間に飛ばされそこから一歩でも動くとエリア1(ステージ1)の洞窟の奥深くにある四次元空間にワープさせられるというバグが存在する。しかもこのバグに回避方法はなく、100%確実に発生してしまう。通称エースロボットバグ。
これにより、果てしなく続いたダンジョン攻略が突然のバグによって水の泡になってしまうという鬼畜仕様である。一応、「画面がバグったらその場を動かずにセレクトボタンでステータス画面を呼び出してキャンセル」すれば画面が元に戻ってワープもしないのだが、そんな対処法を事前情報無しに実行できるはずがない。
ただ、ラストダンジョンとエリア1は一応地続きにになっている為、かなりの遠回りになるが戻ってくることは出来る。また、これが発生するのはラストダンジョンの終盤でそろそろ回復アイテムの補充が必要になる頃なので、このバグを利用して街に戻り、セーブしたのち再びダンジョン攻略を再開するという戦術もある。
かなり悪質なバグではあるが、ゲーム進行自体は不可能にならないせいか、当時のサポートセンターはプレイヤーからの問い合わせに「仕様」と言い張っていたらしい。
ウルトラ怪獣擬人化計画 feat.POPComiccode
75話でヤプールによって作られたエースロボットが登場。
ヤプールはこれ以前にも新型の超獣製造機を使ってエースとそっくりの超獣を作り出したことがあるため、その技術を応用したものと思われる。
原典と同様、体の各部にプロテクターを施され、容姿がエースと似ているのは原典と同様だが、外見がかなりデフォルメされ、フォルムも全体的に丸っこくなっているので、正直全く強そうに見えない。
エースキラーの性能をテストするために戦わされるが、案の定全く歯が立たずに一方的にボコボコにされ、M87光線で止めを刺されそうになるが、直前で慌ててヤプールが「壊れちゃうといけないから」と止めに入ったために事なきを得た。
その後はヤプールに連れられて一緒に寝室へと入っていった。
ULTRA-ACT
2014年9月25日に魂ウェブ限定商品として商品化及び注文開始。その後2015年3月18日に発送された。正式商品名は「エースロボット&ゴルゴダ星セット」
同梱として第13話・第14話に登場したゴルゴダ星の十字架が計5つ付属。
基本的にULTRA-ACT・ウルトラマンエース(再販売版)の流用でただリングパーツとプロテクターを装着しただけの商品ではあるが、一部パーツがオミットされている。(手首はデフォルトと合わせても3種(構え・握り手・平手)のみでエフェクトはメタリウム光線のみ、交換用カラータイマー付属)
またリングパーツやプロテクターは全て外せるので、その気になればウルトラマンエースにする事が可能だが、やはりパーツの少なさは否めないのが惜しいか。しかしメタリウム光線のエフェクトは本物のエースに付属するメタリウム光線のエフェクトよりも原作に忠実なカラーリングとなっており、もちろん本物に転用する事ができる。
一方で十字架は異なる3種類の金具(首と右手・左手と足で長さは異なる)をセットするという組立式ではあるものの、その分ステージジョイントに対応しているなど使い勝手はよく、ジョイントは位置調整も可能なのでウルトラ兄弟以外も磔にする事が可能。
またULTRA-ACT以外のフィギュアも磔にする事ができる(ただしフィギュアによっては合わない物もあり)ので汎用性は高い。
余談
スーツは撮影用のAに、ウェット素材で造形された金色のパーツをかぶせたもの
実はM87光線で倒された最初のキャラクターである。