概要
手をグーにしてから胸の前でバッテンにして気合を溜め、一気に腕を上下に開き、半月型の光のカッターを作り出して相手に叩きつけ、真っ二つに切り裂くという技。verticalとはすなわち「垂直」の意であり、腕を上下ではなく左右に開くと「ホリゾンタルギロチン」になる。
エネルギーを大きく消耗するのが難点で、初使用時はただでさえ疲弊していた状態で使った事が仇となってピンチに追い込まれてしまった。
第8話でメトロン星人Jr.をぶった切ったのが初使用で、ナレーションでは単に「ウルトラギロチン」と呼ばれている。このシーンがあまりにインパクトがあったせいか、pixivでもそのパロディが多い。その他にもバッドバアロン、フブギララ、キングカッパー、ベロクロン(『ウルトラファイトビクトリー』)もこの技で葬り去られている。
また、最後のベロクロンはエースに初めて切断技で倒されたと同時に、エースが『A』放送以来、久々に切断技単体で倒した怪獣でもある。
派生作品
SFC『ヒーロー戦記』ではエースが「ウルトラギロチン」の名称でウルトラセブンに伝授。バーチカルギロチンを使うセブンという珍しい光景が見られる。
アーケードゲームの『ウルトラ警備隊空想特撮ゲーム』では縦シューということもあり自機のひとつであるタックスペースのボムとしてエースのホリゾンタルギロチンが採用された。当てれば威力は高いが単発飛び道具なので光線系のボムに比べて効果時間が短いのが難点。
漫画『ウルトラマンSTORY0』では惑星ギガントの力を受けたエースが超巨大な「バーチカルギロチン・ウルティマ」を放ち、ギガントを消し飛ばそうとした宇宙戦艦アイアンロックスのゴルド砲によるビームを真っ二つに斬り裂いて進み、アイアンロックスの艦首を破壊した。
『ウルトラマンZ』では、ウルトラマンゼットの形態の一つでエースの力も借りているベータスマッシュがバーチカルギロチンに似たカッター光線「ベータクレセントスラッシュ」を使用した。
第19話ではエース自身がゼットの救援に現れバラバに対して使用したが、ヤプールの怨念の為せる技か鎌で横から叩き割るようにして防がれている。