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概要を説明するのも私だ

『それも私だ』とは、これだけであらゆる事態の元凶になれ、どんな大風呂敷も畳むことができる魔法の言葉である。

初出はゲーム『スーパーロボット大戦α』の最終話にて、ラスボスであるユーゼス・ゴッツォが、劇中の戦乱の要因となった様々な事象の根幹に自らが深く関与していたことを認めた際に放ったセリフ(なお、本編中ではこの一回しか言っていない)。

詳細の説明をするのも私だ

「物語中の主だった事件の全てが、たった一人の黒幕の仕業だったことが終盤で明かされる」という展開自体は、スパロボシリーズにおいては別に珍しくもないパターンである。

しかしながら『スパロボα』の場合、ユーゼスが具体的に何をどう仕組んでいたのかを語らずにこの一言だけで劇中の謎を片付けてしまうという、作劇的にあまり褒められない内容であったため、当初はその強引なご都合主義的展開に対する批判的・揶揄的な意味で取り上げられた台詞であった。

推理モノで喩えるならば、「犯人が犯行トリックや手段を一切明かさずに、勝手に自白して動機だけをまくし立てている」ような状況と言えば、そのおかしさが伝わるだろうか。

その後、批判の声が落ち着くと、いつしかこの台詞は「どんなにストーリーラインが複雑に絡み合ったシナリオでも、どんなに回収が難しい伏線でも、この一言で全て黒幕一人に原因をおっ被せて辻褄合わせをすることができる」という、スパロボを代表するネタセリフの一つと化し、ミストさん登場までその地位を堅守していくことになった。

2ちゃんねるのロボゲー板の名無しネームの由来もこのセリフから取った「それも名無しだ」である。

どうやら製作者側もそれを理解していたらしく、第2次OGでは彼の断末魔の台詞として「それも私だぁぁぁぁぁ…………!!」がある。他にも同じ流れで使われた「それも我だ」と言った台詞も。

また、第3次αではクォヴレー・ゴードンシヴァー・ゴッツォがこのセリフに近いセリフを言っているため、バルマーに代々伝わる決め文句なのかもしれない。

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スーパーロボット大戦α 第3次スーパーロボット大戦α 第2次スーパーロボット大戦OG

ユーゼス・ゴッツォ

琥珀さん:「この台詞一度言ってみたかったんです!」とパロった事がある。なお、この時「それも私だ」と言った内容は、「シオンに永久コンボがあった事」と「白レンツンデレだった事」なので、琥珀さんとは全く関係ない。すべてを黒幕におっかぶせるにも限度というものがある。

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真相

第2次OGから年月は流れて、2022年3月25日。

スーパーロボット大戦プロデューサーの寺田貴信氏のツイッターアカウントにて、この迷台詞が生まれるに至った経緯が語られるという、まさかの事態が起きた。

寺田P曰く、「実はスパロボαのラスボスは元々ユーゼスではなかった。ユーゼスが自身の暗躍を語ったところで真のラスボスが現れ、ユーゼスもまた黒幕に利用されていただけだったと発覚する」という衝撃の展開が考えられていたのだ。

その為のマップデータや原画も出来ていたのだが、後に諸事情でそのラスボスを登場させることが不可能になり……その結果、ラスボスが担う筈だった役割の全てがユーゼスに振られたのである

そうして生まれたのが、この「それも私だ」発言だったのだ。

上述してあるご都合主義的な展開についても、本来の想定とは違う形になってしまったが為に、やむを得ずそうなってしまった部分もあったのである。

もしも本来の構成通りになっていたならば、ユーゼスの在り方も今とは大きく変わっていただろう……

余談だが、そのラストステージのマップデータは第2次αと第2次OGに要素を使っていると明言しており、具体名は避けているが共通して出演しているのはガンエデンであるため、『バラルの園』のことだと思われる。

  • ラスボスに関しては徹底的に言及を避けており、またαでは途中不自然にフェードアウトした「とある作品」に関する噂が昔からあり、おそらくその作品関係だったのではないかとファンの間では言われている。

尚、ドリームキャスト版αにおける最終決戦は後から考えられたものである為、このラスボスとはまた別物であるらしい。

オリジナルのラオデキヤに粛清される展開は没になったラストの要素を入れたそうである。

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