スーパーガンとは主に以下の兵器を指す。
- 砲身の側面に複数の装薬燃焼室を有する多薬室砲の別名。主に1980年代にイラクで開発されていたものを指す。
- 『サイボーグ009』に登場する架空の銃。
- 『ウルトラマン』に登場する架空の銃。⇒スーパーガン(ウルトラシリーズ)を参照
実在する兵器
1980年代後半、湾岸戦争直前のイラクで開発と実装が進められていた超高度・超長射程の巨大大砲の別名。
第二次世界大戦当時にナチスドイツが報復兵器V3として開発していた多薬室砲の派生であり、スカッドミサイルの発射台として運用する予定だったとされている。
口径350mmの小型のものは実際に完成したものの、スカッドミサイルの発射を想定した口径1000mmのものはヨーロッパ各国に発注していた部品の輸入が差し止められたため完成しなかった。
また開発責任者であるジェラルド・ブルも1990年に暗殺されており、以後の研究も途絶えている。
『サイボーグ009』のスーパーガン
ゼロゼロナンバーの8人(001は体格的に装備していない)が使用する銀色の銃。
熱線銃、煙幕銃、実弾の3種に切り替えられる他、後に麻痺光線や破壊光線まで付属している。
平ゼロではフリーザーショット(冷凍光線)やパラライザー(麻酔弾)、エネルギーマグナム(エネルギー弾)などが発射可能な万能銃と描写されている。