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CV:堀江瞬

概要

テレビアニメ『ポケットモンスター』(第8シリーズ)の登場キャラクターで、髪色が白黒ツートンカラーの美少年。

謎の組織エクスプローラーズのメンバーであり、若くして年上のジルコニアを率いる小チームのリーダー。

人物

見た目の印象通り冷静かつ冷徹な人物で、目的の為なら無力な一般人を襲うことも、自分自身を危険にさらす事も厭わない。一人称は基本的に「俺」だが、祖父・ギベオンに対しては「私」。

本人も自分が信用されるタイプとは思っていないようで、リコを詐欺にかけようとした際も帰りを待たず部屋に乗り込んでいた。

一方、始めにペンダントさえ渡せばリコ自身は見逃してやると提案したり、攫ったニャオハにもポケ質としては利用しない、危害を加えないなど、必要以上の加害はしない。

また、バトルの腕は一流であると同時に、フリード博士に負けず劣らずの自信家。勝負を挑まれると、部下を律儀に待機させて正々堂々戦い、相手が勝負に集中していないと活を入れ、手持ち数が有利であっても多対一で相手を袋叩きにすることはせずにタイマンでバトルを行う等、真面目で搦手ができない一面もある。

悪の組織の一員ではあるがポケモンを道具や兵器のように扱ってはおらず、バトルに敗北した際もそれを自分のポケモンのせいにしたり見限るといった無責任なことはせず、倒れたポケモンを心配するような表情を見せており、一般のトレーナーと同様にしっかりと愛情を込めて育てていると思われる。

部下であるジルとコニアからの信頼は厚く、任務から外され上の命令に背いて単独行動を行う際にも二人は迷わずアメジオについていく事を決意しており、その後の活動にも引き続き協力している(この時アメジオは上に背く行為に部下を巻き込まないようあらかじめ単独行動をする事を伝えており、非常に部下を大切にしていることが分かる)。

以上のことから一部視聴者からは『性格が悪役に向いていない』『いずれ光落ちしそう』と言われている

組織内での立場は判然としないが、スピネルら幹部とは対等に口を利いている辺り彼らの部下というわけではない様子。

また幹部達が畏敬を示すハンベルを逆に振り回していたり、サンゴから(嫌味混じりであろうが)「坊ちゃん」と呼ばれた(恐らくこれは×××であるからだろう)。

そのため形だけを見ると若頭のような立場なのかもしれない。

手持ちポケモン

活躍

リコとロイの旅立ち

リコの持つ「不思議なペンダント」を狙ってセキエイ学園に赴き、始めは彼女の祖母の知り合いを装って穏便に得ようとしたが、怪しんだ彼女が逃げ出したため強硬手段にシフト。当初はペンダントを手に入れればリコ自身は解放するつもりだったが、巻きこまれた彼女が危険に陥った結果ペンダントが力を発揮した事で、使うためには所有者ごと誘拐しなくてはいけないとその身柄も狙うようになる。

だが彼女らを守ろうとするフリード博士に阻まれ、ライジングボルテッカーズの本拠まで追いかけ襲撃するなど、熾烈な争奪戦に発展する。

  • 6話~

ソウブレイズでリコのニャオハとロイのホゲータを圧倒するが、トドメを刺そうとしたした瞬間にロイのいにしえのモンスターボールから現れた黒いレックウザが暴れた事で撤退。それまでの報告なしでの単独行動を理由にギベオンから任務を外され、スピネルに取って代わられてしまうが、独自に黒いレックウザを追うことを決める。

  • 8話

直接の登場はないが、ライジングボルテッカーズが食糧補給に立ちよった町で露店の店主が「付き人を2人連れたやたら偉そうな少年が黒いレックウザを探していた」と話していた(なお、ぐるみんの生配信で「サイドンの筋肉」という十中八九ジルらしきリスナーがコメントを打っているが…)。

  • 9話以降

パルデア編での主な敵がスピネルになった為にアメジオ達の消息は不明であった(15話でスピネルのやり口からフリードが「アメジオ達なら正面から来る」と発言してた)が、21話ラストで久々に再登場。黒いレックウザの目撃情報を集め、ガラルへと上陸。その際に「自身はペンダントの件から外されており、これから上からの命令を背く行動になる」とジルとコニアに伝えて単独行動しようとするが、2人はそれでもアメジオに忠誠を誓って行動を共にする。

  • 23話

ガラルファイヤーとの戦いとの際に見たペンダントから変形した不思議なポケモンを見て黒いレックウザではなくそのポケモンを追う事を決めた。

  • 24話・25話

ハンベルの元へ報告を行っていたが、命令違反にもかかわらずペンダントのポケモンの映像を見せた所、リコ達とそのポケモンの捜索を命じられる。そして終盤、リコの祖母・ダイアナの隠れ家である古城にて現れる。

フリードとバトルになり、ソウブレイズでフリードのリザードンと激闘を繰り広げる。優位に立っていたがリザードンのあくテラスタル化により逆転され、テラバーストによりソウブレイズが戦闘不能になり敗北する。その後、漂ってきた冷気からサンゴの襲撃を察し、戦闘の余波で蓄積したダメージで城が崩れた事からアーマーガアに乗って上空へ避難。夜が明ける中、去っていくブレイブアサギ号を見つめていたが……

テラパゴスのかがやき

  • 26話

ラストでも登場。潜水艦を出て一人で海を見つめていた。また前回のフリード戦での敗北に思うところがあったのか、側に立っていたソウブレイズに「ソウブレイズ…俺は…」とどこか悲しそうな顔で呟いていた。

  • 27話

エクスプローラーズでの会議にて、スピネルの「直接戦闘はリスクが大きい。ライジングボルテッカーズは監視にとどめておくべき」という提案(おそらくスピネル本人の思惑が混じっている)に同意し、六英雄を次々目覚めさせている黒いレックウザを追うことで先回りをするべきと提案してアゲートに「首の皮一枚つながったな」と言われる。やはり単独行動を続けていたことで組織内の立場は悪くなっていた様子。「最初にレックウザにたどり着くのは俺だ」と意気込み、会議室を後にした。

  • 33話・34話

リコ達や再び現れた黒いレックウザの間に割って入り、ソウブレイズとアーマーガアの2体でレックウザと交戦。しかし実力差は大きく、りゅうのはどうの連発によってソウブレイズが倒されてしまうが、撤退の際、新たな姿に覚醒してレックウザと対峙するテラパゴスを目撃する。帰還後は「力が欲しい」とハンベルに要求し、続く34話で彼と手合わせを行う。そして、彼から「テラスタルオーブ」を貰い、テラスタルを使いこなしてレックウザと渡り合える強さを得る事を誓う。

  • 44話・45話

レックウザを最初に目撃し、1度は戦闘も行っている立場ながら、幹部総出のレックウザ捕獲作戦には参加していなかった。同話のサンゴの発言によればスピネルから非常に嫌われているとのことなので、おそらくは彼からこの作戦を伝えられていなかったと推測される。

レックウザの「りゅうせいぐん」によりピンチに陥ったニャオハの前に現れ、彼女を守る形で登場。フリードのリザードンとタッグを組み、両者共テラスタルして共闘する。抜群の連携でレックウザに大ダメージを与えるが、「ガリョウテンセイ」を受けて惜しくも敗北。戦闘後はテラパゴスには手を出さず、またの機会に改めて奪いに来ることを伝え撤退した。ちなみにリコを守った理由については「レックウザは自分の獲物だから」とのこと。

テラスタルデビュー

54話にて、アメジオがエクスプローラーズのボス、ギベオンの孫と判明

以前から、

  • 幹部ではない(HPにて他の面子には幹部の肩書がついているがアメジオにはない)が組織の会議に参加する
  • 幹部たちとは対等な立場で発言する
  • 第34話でスピネルのオーベム越しにアメジオがハンベル相手に特訓し、彼からテラスタルオーブを貰った様子を見ていたアゲートが「ハンベルの奴、随分アメジオに入れ込んでるようだな」と発言している。
  • サンゴから「坊っちゃん」と言われていた

等、エクスプローラーズの中でも少々特殊な立ち位置にいるものと考えられていた。

また、24話及び25話において、彼の姿を見たテラパゴスが激しく反応するシーンが描かれている。彼の属する組織「エクスプローラーズ」はかつて冒険者ルシアスの仲間たちだった、という情報が同じく25話で公開されているが、サンゴ、オニキス、ジル、コニアといったその他に接触した面々には全く反応せず、アメジオにのみ強い反応を見せている。

ルシアスとギベオンが直接的に関係するとなれば、ルシアスと共にいたテラパゴスがアメジオにギベオンの何かを感じた可能性が高い。

父親についても少し触れられているが、アメジオの言動を見るに、彼の父親はギベオンとアメジオと何か確執があったと見られる。

さらに祖父は実孫であるアメジオと直に対面することさえも稀であり、対面してもラクリウムと思しきもやで満たされた部屋でのガラス越しで行われている。

そしてわずかな会話の中祖父に覚悟の意志を示し、ラクリウムを探しに行こうとするが、怪しい動きをしているスピネルに勘づいて監視をつけ…

  • 64話・65話

パルデア地方・ナッペ山にてスピネルを追っているうちにパルデア十景を目指すもアゲートによってロイ・ドットと分断されてしまったリコと遭遇してバトルとなる。

しかし、途中でスピネルの妨害にあい、ラクリウムによって凶暴化したスピネルのブラッキーにテラスタルしたソウブレイズを倒される。

テラパゴスがテラスタルフォルムになってラクリウムを破壊したのを目の当たりにした後、スピネルを追跡するも罠に嵌められてリコと共に洞窟に閉じ込められてしまう。

閉じ込められたリコとともに暖を取り、祖父・ギベオンの願いを叶えたいことを明かす。その後、リコと協力して洞窟から無事脱出。同じ目的だからといって協力はしないといい、スピネルに気をつけろ、と警告して本部に帰還した。

しかし…

「わざわざ呼び出して…何の用だ。」

「スピネル、貴様には聞きたいことが…」

「残念です…」

「まさかあなたが我々を裏切るなんて…」

なんとリコを助ける一部始終が…

アメジオは、スピネルの罠に嵌められてしまったのだった…

ギベオンはその光景に失望…『お前の顔は見たくない』と言われ、決別されてしまった…

レックウザ ライジング

68話では、上記の件で完全に心が折れてしまったようで、苦悶の表情を浮かべつつ独りでどこかへ去っていこうとしていたが、ジルとコニアがそれを引き留める。2人に対しアメジオは「任務を外された身である自分に着いてきても出世は見込めない」という旨を伝えるも、2人の決意はそれでも揺らがなかった。

「分かった。今の俺に...いや、『俺たち』に何が出来るか...力を貸してくれ」

そんなジルとコニアを見て少しは心の荷が落ちたのか「感謝する」と笑みを浮かべつつ呟き、3人でこれから出来る事を探すべく、新たなスタートを切った。

第75話でのスピネルとアゲートの会話では行方を眩ませていたようだが、78話・83話ではギベオンが会長を務めるエクシード社ラクリウムについて探っていた(ちなみにエクシード社はフリードの元職場である)。

父親はエクシード社の社長であるクレイブであり、母親は彼が幼い頃に交通事故で亡くなっている。

また、パートナーのソウブレイズとは幼い頃から共に過ごしていたようで、飾られている写真の中には幼い彼とカルボウが写っている。

幼い頃のアメジオ / 家に飾られていた写真

ジル・コニアと共にエクシード社内にあるスピネルの研究室を探っていた際にスピネルの息が掛かった警備員(54話でフリードがラクリウムを調べようとした際に襲いかかったイオルブミルホッグキリキザンらと共にいた者達)によって倉庫に捕らわれてしまうがハンベルに助けられ、自身の邸宅でハンベルから、100年前にラクアにて起きた出来事・ラクリウムの事といった真実を知る。また、リコが祖父のギベオンの仲間であったルシアスリスタルの子孫である事は、薄々気づいていた様である。

ジル・コニアと共にラクアを目指す事となる。

余談

声優

堀江氏は『ポケモンマスターズ』にてコウキ役を担当していた。

名前の由来

おそらく、宝石の「アメジスト。彼に限らず、部下のジルとコニアや他のエクスプローラーズの構成員の名前は「宝石」が由来とされる。

  • アメジストは和名の「紫水晶」という名前のとおり透明度の高い紫色が美しい水晶であり、彼や相棒のソウブレイズのカラーリングも紫である。
  • 「高貴な美徳を示す宝石」とも言われており、石言葉は「高貴、誠実、調和、心の平和」。ちなみに部下のジルとコニアの由来と思われるジルコニアの石言葉も「平和」繋がりだったりする。
  • 「霊的エネルギーが強い石」とも言われる他、1800年代にインドの神殿から奪い去られ所有者が次々と不幸に見舞われたという「呪いのアメジスト」という伝説があり、ソウブレイズもゴーストタイプであるうえにカルボウが志半ばで絶命した剣士の怨念が染みついたと思われる「ノロイノヨロイ」から進化するポケモンである。

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