概要
『ポケットモンスター エメラルド』に登場するキャラクター。
名前の由来は恐らくチョウセンアサガオ属を指す「ダチュラ」。
「バトルフロンティア」の施設の一つ「バトルファクトリー」のファクトリーヘッドで、フロンティアブレーンの一人。
ゲーム本編では「知識」を試すブレーンと評されているが、それとは裏腹に無精髭の生えた筋肉質な男性で、やや荒いべらんめえ口調で話す。行動派でもあり、ファクトリーのスタッフからは恐れられているようだ。なお、知識は本の中で完結するものではなく、実践して初めて実感を得る事ができるというのは彼の言。
バトルファクトリーはレンタルポケモンで戦う施設のため、使用ポケモンはその都度異なる。フロンティア最難関のファクトリーでは彼にたどり着くことさえ難しいが、ネジキ同様2周目の鬼畜仕様はお約束。準伝説も平気で使ってくる。
ただしこれはオープン戦の話。ネジキが伝説などが多くあからさまに強いポケモンなのはDS版のファクトリー独自仕様が多い関係で使ってくる形なので、
彼の場合Lv50戦ではその仕様がないので6周目の金シンボルでは伝説を使ってくることは無い。
それでも強ポケモンを確保できていないと苦戦は必至だが。
そのため、ネジキとは異なり連勝数が少なくて済む(ネジキは金の場合49戦だが彼の場合は42戦である)のに加え仕様の関係でLv50の方が楽。
使用ポケモンリストを事前に用意し、ヒントと照らし合わせればある程度パーティの内容を特定できるので、こうした攻略法に抵抗が無ければ試してみるのも1つの手。
容姿
白いジャケットに、赤いキャスケットが特徴的。
髪は茶色で無精髭が生えていて、筋肉質な細マッチョ体型。インナーは黒いタンクトップ。手には黒い手袋をはめている。
黒いベルトをしており、インナーと同色の長ズボンで、靴は赤色。
なお、帽子を脱いだ髪型は、公式では明かされていないが、ポケスペでは唯一見ることが出来る。
アニメ版
CV:檜山修之
『アドバンスジェネレーション』第135、136話に登場。
蒸気で駆動する装甲車やレシプロ機などを自作し乗り回すことを趣味としているメカニック系のキャラ付けになっている(恐らく「ファクトリー」要素と思われるが……)。
また、ファクトリーのシステムが「レンタルポケモンを用いての対戦」ではなく「ブレーンが所持しているポケモンの中から挑戦者が戦いたいポケモンを任意の数指名する」という方式になっており、普通に手持ちのポケモンを持っている。
ファクトリーで管理しているのは、フシギバナ、サンドパン、ゴルダック、ライボルト、キノガッサ、サイホーン、サイドン、カイリキー、カイロス、バクーダ、コドラ、ナックラー等たくさんいる。
サトシとの対戦ではリクエストにより友達(野生であり、ゲットしたものではない)のフリーザーを使用し、リザードンと激闘を繰り広げた。
なお、クチバジムのマチス以来の、サトシと使用ポケモン1VS1で公式戦を行なった中ボスキャラであり、他にはSM編のハプウぐらいである。
演じた檜山修之氏は、アニメ作品では以前にアキラを、以後にクロツグとハラを演じている。
他媒体
ポケットモンスターSPECIAL(ポケスペ)
第6章(エメラルド編)・第6章(オメガルビー・アルファサファイア編)に登場。
基本的な設定は原作ゲームを踏襲しているが、クールで冷静沈着な知識を重んじる人物となっている。ジンダイと行動を共にしていることが多い。
ブレーンの中では始めてエメラルドと対戦した相手であり、出番も比較的多い。
手持ちポケモン
エメラルド戦で使用したレンタルポケモン。
先鋒として繰り出され、エメラルドの使用したマッスグマと戦った。
きあいパンチを叩き込んで一方的に優位に立つが、念のために使用したてっぺきにトリックを被せられてこだわりハチマキを押し付けられ機能停止。
次鋒で出てきたカイロスに一撃で叩きつぶされた。
その後、バトルタワーでの戦いの際敵から奪還されたレンタルポケモンの中からダツラが自分の手持ちとして選ぶ場面で同一個体が再登場。再びダツラの手持ちとしてバトルタワーを駆けあがった。
ORAS編でダツラが再登場した際も手持ちとして戦っている場面が描かれているため、ポケスペダツラの相棒ポジションになった模様。
エメラルド戦で2番目に繰り出したポケモン。
エメラルド戦で最後に繰り出したポケモン。この時、エメラルドが最後に繰り出したジュカインにぜったいれいどがあたらなかった現象が起きた事から、とある疑惑が浮上する。
- ドーブル×3
バトルフロンティアのアトリエの洞窟に出没し姿を消したジラーチを補足するため、ジラーチの使用する技をスケッチした個体がいないかと探し回って捕まえた三匹。
ジラーチの使用したねがいごとを覚えている。
ポケットモンスターエメラルド 挑戦!!バトルフロンティア
作者は後にDP物語を描く伊原しげかつ。シルエットのみの登場。
サトシとピカチュウ
アニポケのコミカライズ版であり、基本的な人物像はアニメ版と同様。使用ポケモンはフリーザー。
ポケモンマスターズ
CV:増田俊樹
カイロスをバディとして登場。バディーズわざではメガシンカも使用する。
このカイロスとはきのみ集めをしていた際に遭遇し、タイマン勝負になったという。
ダツラはカイロスが寒い夜には動きが鈍るポケモンだという弱点を狙う為に持久戦に持ち込み、友情を育んだという。本人曰く「ツノが硬かった」らしい。
ゲーム上の性能としては☆4バディーズではあるもののステータスはそこそこ高く、特にこうげきはのびしろ未使用でも400(メガシンカ後は479)と☆5バディーズにも匹敵する高さを誇る。
またトレーナー技「かかってこいや!」は自分のすばやさを上げつつHPを回復する優秀な効果があり、中期戦さらには長期戦にも対応している。
その一方でアタッカーが相手により大きなダメージを与え、かつ相手の物理・特殊軽減状態を無視して攻撃するためのための急所バフを持たないという欠点がある。
メガシンカ後であれば相手の場の状態を気にせず攻撃できるパッシブスキル「場貫通攻撃」が使えるが、メガシンカするためにはバディーズわざを1回撃つ必要があるので時間がかかる。
また、通常技の威力が軒並み低めなため、高いステータスを活かしづらいというのも現状ではネックになっている。
とはいえ容易に入手できるバディーズとしては比較的優秀な性能であることに変わりはない。
バトルヴィラのボスとしても登場し、その際のバディポケモンはカイリキー。