概要
『ポケットモンスター』シリーズで行われるポケモン勝負には、その道を究めるための施設が存在する。
ただ純粋に強さを追い求める施設もあれば、ありとあらゆる策略を練らないと攻略できない施設もあり、その種類は多岐にわたる。
なお、外伝作品のポケモン不思議のダンジョンシリーズ等の施設とは全くの別物である。
地方によっては施設がない街のみ(禁止されていることが描写された名探偵ピカチュウなどの地方)の場合もある。
主な施設一覧
ポケモンリーグ関係
純粋にポケモン達のレベルを上げ、勝ち進んでいくことで攻略完了となるもの。
バトル特化施設
ポケモン達のレベルを均等にし、戦略重視の勝負を行うもの。
相手のポケモンを倒しても原則経験値は入らない、相手のポケモンを見た記録は図鑑に登録されない、アイテムを使えない、回復は1戦ごとに自動で行われるなど、通常の冒険から切り離されている場所となる。
勝負に勝つと「バトルポイント」(略称:BP)やポケクーポン(単位:pt)と呼ばれるポイントが加算され、これと引き換えに様々な有用なアイテムを入手することが可能。入手できるアイテムは通信対戦等ではほぼ必須クラスのものが多いため、そういった点でもバトル特化施設の利用は極めて重要である。
以下に挙げる施設の中にはバトルフロンティアの『バトルファクトリー』等の様に自分のポケモンが一切使えないレンタル制あるいは仮想のバーチャル空間でトレーナー自身は持っていないポケモンでもバトルをする特殊な施設もある。
タッグバトルでは通信して挑戦できるものもある。
なお、ポケモンコロシアムとポケモンXDでは施設名には『○○○○○コロシアム』になる。
ゲームキューブの周辺機器カードeリーダー+を使う特殊なバトル施設もある。
近年ではオンライン対戦の普及やポケモンの種族の増加により対戦相手のステータスの設定が困難になったためか、この種の施設の設計は勢いが衰えている。
- バトルタワー(『クリスタル』『RS』『DP』『剣盾』『BDSP』)
- バトルフロンティア(『E』『Pt』『HGSS』)
- バトル山(『コロシアム』『XD』)
- バトルサブウェイ(『BW』『BW2』)
- ポケモンワールドトーナメント(『BW2』)
- バトルハウス(『XY』『ORAS』)
- バトルツリー(『SM』『USUM』)
- ロイヤルドーム(『SM』『USUM』)
- バトルエージェント(『USUM』)
- しばり組手(『剣盾』<鎧の孤島>)
- 夢天連戦(『LEGENDSアルセウス』)※1
- フェナスコロシアム(『コロシアム』)
- オーレコロシアム(『XD』)
- アンダーコロシアム()
- バーチャルバトル→リアルバトル(『コロシアム』『XD』)※2※3
- バトルDEビンゴ(『XD』※2
※1 既存のバトル施設と同様、こちらが力尽きるまで勝負ができるコンテンツだが、レベルに制限がない、回復は自動で行われないが条件を満たせばアイテムを使える、戦闘後にちゃんと経験値が入る、ポイントは入らないが報酬は入手できる等、異なる要素も多い。
※2 『ポケモンコロシアム』と『XD』の場合、経験値を得ることは可能で最後まで勝ち抜くと特定の報酬(お金とポケクーポンなど)が貰える。なお、オーレコロシアムやXDのみ登場するアイテムのバトルディスクをオーレ地方にあるラルガタワーに持って行くと行えるバーチャルなバトルとバトルDEビンゴの場合は他の地方の施設と同じく経験値が入らない。『バトルDEビンゴ』の場合はビンゴシートで指定されるポケモンと野生のポケモンがビンゴパネル上に出現し、そのバトル中にマスターボールで捕獲しかポケモンのみしか使えない。いずれも最後まで勝ち抜くと特定の報酬が貰える。
※3 『XD』ではラルガタワー。『コロシアム』ではフェナスコロシアム内にある『カードeルーム』に行くとできるが、挑戦するには『ダブルバトルカードe+』(全4パック)のe+カードとカードeリーダー+で専用のカードを読み取る必要がある。特定のリアルバトルに移行する。
その他
強弱様々なトレーナーが往来するが、上記の特化施設と異なり通常の冒険の延長線上にあるもの。
関連タグ
ポッ拳、ポケモンマスターズ…本編とは異なるバトル施設がある作品。
余談
ごく稀に色違いポケモンが対戦相手として現れる事がある。
「人のポケモンをとったら泥棒!」なので、当然捕まえられない。
ただでさえ出現率が低いのに必ず倒さなければいけない為、廃人達に強烈なトラウマを植え付けている。
開発側もさすがにこれはあんまりだと思ったのか、第8世代では対戦相手のポケモンが色違いになることはなくなった。