基礎データ
全国図鑑 | No.0615 |
---|---|
イッシュ図鑑 | No.197 |
マウンテンカロス図鑑 | No.111 |
カンムリ雪原図鑑 | No.030 |
パルデア図鑑 | No.360 |
分類 | けっしょうポケモン |
ローマ字表記 | Freegeo |
タイプ | こおり |
たかさ | 1.1m |
おもさ | 148kg |
せいべつ | 不明 |
とくせい | ふゆう |
タマゴグループ | こうぶつ |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | フリージオ | freeze(英語で凍る)+frigid(英語で極寒の)+geo(ギリシア語で土地、地球)+geometric(英語で幾何学的な) |
英語・スペイン語・イタリア語 | Cryogonal | cryo-(接頭辞、低温の)+-gon(接尾辞、角形)+hexagonal(六方晶) |
ドイツ語 | Frigometri | frieren(凍る)+Geometrie(幾何学) |
フランス語 | Hexagel | hexagone(六角形)+gel(霜) |
韓国語 | 프리지오 | 日本語の音写 |
中国語 | 幾何雪花 | 幾何學(幾何学)+雪花(雪片) |
概要
人の顔のような形の雪の結晶のようなポケモン。
名前の由来はfrieze(凍結)+geometric(幾何学的)であると思われる。
ユレイドルと同じく中央付近の青白く光ってる部分が目。鼻のあたりから氷の鎖が伸びている。
これを相手に絡め、マイナス100℃の冷気を吹きかけて凍らせる。絡め取られた相手はどこかに連れ去られると言われているが、具体的な行き先はわからない。文脈的には地獄行きになる事だけは確かである。
ちなみに、気温が高いと水蒸気になってしまう為、夏になると一斉に姿を消すが、死んだわけではなく、気温が低くなれば元に戻る。
一説によるとユキメノコ同様に雪山で死んだ人やポケモンの生まれ変わりであるとも言われているが、第9世代以前の図鑑説明(『ホワイト』など)では雪雲の中で生まれるとあるので、あくまでもそういう伝承がある程度の認識でいいだろう。
『キュレムVS聖剣士ケルディオ』ではキュレムの配下という形で登場したり、アニポケでは怪傑ア☆ギルダーの敵「フリージ男」のモチーフとして登場するなど他メディアでは悪役としての活躍が多い。
単一こおりタイプかつ顔のみの姿という事で、オニゴーリとポジションが被ってしまっている。
色違いは薄い水色をしており、目がオレンジ色になっている。
ゲームでの特徴
ネジ山にのみ出現するが、めったに出会えないレアなポケモン。
どうしても出会えない時は、夏以外の時期にレベル31のポケモンを先頭にして、スプレーを使うと出会う確率が少し上がる。あるいは冬まで待つか。
BW2では、ネジ山に行けるのが殿堂入り後になってしまうが、以前よりは少しだけ出やすくなっている。
第1世代以来13年間ポリゴンだけしか使えなかった「かくばる」を習得出来る。
だからどうだという訳でも無いのだが。ちなみに第六世代では同じく氷単のクレベースも覚える。
そしてなぜか「メロメロ」を覚える。…開発途中は性別不明じゃなかった?
逆に性別のあるナットレイはメロメロを覚えないため設定ミスの可能性もあるが(余談だが同世代出身のポケモンでは何故かウルガモスもメロメロを覚えない)。
野生で登場するのだが、とあるイベントの存在によって、シナリオを最後まで進めるために絶対にフリージオを捕獲せねばならなくなるという大出世を遂げた。
『スカーレット・バイオレット』ではナッペ山に出現する。
性能面
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
80 | 50 | 50 | 95 | 135 | 105 | 515 |
特防のほうが圧倒的に高く、種族値で135もあり、氷タイプではレジアイスに次ぐ高さ。さらに「ひかりのかべ」や「じこさいせい」と合わせれば、特殊に対しては圧倒的な耐久力を誇る。
その一方、硬そうな見た目に反してぼうぎょは最低ランク。なんと6世代までは種族値30しかなかった。
「とける」や「リフレクター」を使えば物理耐久もある程度補うことも出来るが、物理の先制技持ちには滅法弱いので要注意。
元々こおりタイプは物理技で弱点を突かれることが多い為、物理に対してはものすごく脆い。マッハパンチやバレットパンチでの一撃死はおろか、アクアジェットやかげうちですら危うい。
無理に物理耐久を補うよりも特殊耐久に特化させたほうが活躍の場は増えるだろう。ただし忘れた頃に飛んでくるサイコショックには注意。
意外に素早さも105と高く、ラティ兄妹やオンバーン以外のどのドラゴンタイプよりも高いので、先制してのドラゴン狩りができる。
意外にもこの素早さは一撃技「ぜったいれいど」を撃てる中では最速だった。
前述の通りとくぼうが非常に高く、撃つ機会はそれなりにあるので覚えさせておきたい。
第7世代にてアローラキュウコンに最速零度使いの座を奪われたのは気になるところ。
特攻は95なので一致「れいとうビーム」で4倍龍やオノノクスの場合は一撃だが、
4倍弱点で無いドラゴンは強化アイテムが無ければ安定して一撃で倒す事が出来ない。
さらに耐久に振られている場合、ラティアスや特性「マルチスケイル」のカイリューには
ジュエルやこだわりメガネが無いと一撃で倒せない(ラティアスはこれでも確定ではない)。そもそもカイリューはほぼ確実に優先度+2のしんそくを持っているため、こおりのつぶてを撃つ前に撃破されるためむしろ天敵である。ジュエルも現在はノーマルしか入手不可で、さらに補正値が1.3倍に弱体化したため選択肢が狭まってしまった。
カイリュー以外のドラゴン対策として使うなら、「こおりのつぶて」を覚えさせたり、きあいのタスキを持たせる等、手数を増やす工夫が必要。
その他のサブウェポンにラスターカノンやソーラービームがある。
第6世代からは、新たにみずタイプに対しても効果抜群になる氷技「フリーズドライ」を習得。攻撃範囲がぐっと広がった。
教え技としてほのおタイプへの打点となる「みずのはどう」も習得できた。
第7世代では一部のポケモンの種族値が調整される中、フリージオもHP+10、防御+20と上昇している。これにより無振り時の物理耐久が1.5倍に上昇した他、どういうわけか新たにレベルアップ技で「げんしのちから」を習得した。
また、当時の害悪ポケモン代表のオニゴーリへの対策として需要があった。その理由としては、オニゴーリの主要な技であるフリーズドライはタイプ相性と高い特殊耐久により余裕で受けられ、じしんやぜったいれいどは特性とタイプによって無効化でき、ムラっけで上がった能力もくろいきりで元に戻せるため。
ある場所で封印されているレジアイスを捕獲するのに必要なポケモンとなっており、
あられ状態のフィールドを徘徊しているので捕獲する必要がある。
第9世代では「ものまねハーブ」の実装によって性別不明にもタマゴ技が設定されるようになり(それまでにも没タマゴ技として設定されることはあった)、フリージオ自体も「オーロラベール」と「こおりのいぶき」をタマゴ技として獲得。
使用トレーナー
ゲーム版
アニメ版
- ハチク(BW)
漫画版
- ハチク(ポケットモンスターSPECIAL)
- ヴィオ(ポケットモンスターSPECIAL)
- 新生プラズマ団したっぱ(ポケットモンスターSPECIAL)
番外作品
ポケモンマスターズ
ハチク&フリージオ
初期から実装されている、こおりタイプのテクニカル。
くろいきりで相手のバフをリセットすることができるという独特の性能を持っている。特定のイベントバトル等で活躍の機会があるので、育てておいて損はない。
フリージオは凍てついた氷の結晶の体であるが、ハチクはバディーズ力を深めるためにともに修行して肌で受け止め続けたらしく、自分達のなによりも熱く深いものと語っている(が、くしゃみしていた)。
技
れいとうビーム | 10%の確率で相手をこおり状態にする |
---|---|
げんしのちから | 10%の確率で自分の攻撃と防御と特攻と特防と素早さを1段階あげる |
強き心を見せよ! | 自分の特防を2段階あげる。自分をこらえる状態にする |
くろいきり | 相手のあがった能力をもとに戻す |
バディーズ技
銀幕に命をかける こおりのつぶて |
---|
相手にあがっている能力がないときは威力があがる |
パッシブスキル
あられ無効 | あられによるダメージを受けない |
---|---|
あられ時HP回復1 | 天気があられのときはポケモンが行動するたびに自分のHPを回復する |
大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS
「フィールドスマッシュ」に雑魚敵として登場。薙ぎ払うようにれいとうビームを放ってくる。
アニメ版
アニポケ・第1~7シリーズ
- ハチクのフリージオ
79話にて、サトシとのジム戦で登場。「リフレクター」で防御し、強力な「こうそくスピン」で相手の技を受け流すことができ、ズルッグを倒す。しかし、チャオブーの「ほのおのちかい」を技を受け流すことのできない回転部分の中心に当てられ倒される。
- BW102話
野生で複数登場。ダムの水を凍らせ、管理室に閉じ込められた人を助けに来たバージルとサトシ達に対しても暴れていたが、その原因は地下でコードに絡まっていた個体がいた為と判明しその個体はバージルの兄により救出された。
- 劇場版『キュレムVS聖剣士ケルディオ』
キュレムの配下として複数で登場する。
- 余談
BW57話で冷凍食品を盗む集団「バニプッチ団」のトップ・怪人フリージ男が登場するが、「フリージオは強くてゲットできなかった」との事で手持ちはバニリッチである。
漫画版
ポケットモンスターSPECIAL
第10章・11章で登場。
ハチクの手持ち個体は、強靭な氷の鎖を編み出して相手を拘束する技が得意で、苦手なはずの炎の攻撃を受けても水蒸気に変化して姿を消し、奇襲を仕掛ける事ができる。
また、プラズマ団のヴィオやしたっぱ達のポケモンとしても登場する。