基礎データ
概要
正式名称は『ラプラス(キョダイマックスのすがた)』。
カイリキー同様、メガシンカ登場の第六世代から二世代遅れて実装された強化進化形態である。
背中の甲羅が大型化し、豪華客船を思わせる形状に変化。内部も巻貝の如き対数螺旋構造となった空間が存在するようで、表面に開いている穴がその出入り口になっている模様。
そんな甲羅にはなんと5000人以上の人間を乗せられるらしく、揺れもせず乗り心地は抜群という、「乗り物ポケモン」としての特徴がより強化された姿と言える。
また、甲羅の高さに合わせて首も少し伸び、より首長竜らしい外見になった。
加えて、体の周囲には氷の粒が集まって出来た楽譜に見えるリングが浮遊しており、そのリングによって、立ちはだかる流氷も難なく砕きながら遊泳できるようだ。
ゲームでの特徴
ストーリーではシールド版のみ、キルクスジムリーダー・メロンの切り札として登場する。
当初は、マックスレイドバトルがシールド版でしか行えなかったために、ソード版では入手困難と言う問題があった。ただ、ピックアップ期間中はシールド版でのみ通常の巣穴でも出現するようになっているので、シールド版のみならず、出現しないソード版でも乗り込んでゲットできるチャンスが増える。
そして、DLC『鎧の孤島』解禁後は、ダイスープを飲ませることで通常のラプラスにキョダイマックス能力を付与することが可能となり、バージョンを問わず入手難易度が大きく下がった。
性能
このラプラスが放つこおりタイプの攻撃は『キョダイセンリツ』へと変化する。相手にダメージを与えるだけでなく、天候を問わずに味方の場にオーロラベールを展開する効果を持つ。
この効果はキョダイマックスの中でも群を抜いて高性能を誇り、オーロラベールはリフレクターとひかりのかべを合わせた強力な効果を持つが、通常は天候があられでないと張ることができない制約がある。しかし、キョダイセンリツは天候に関わらずオーロラベールを展開できるのである。
元々における耐久ステータスが高く、努力値を全く振っていない状態ですらダイマックスでHPが2倍になるだけで防御、特防それぞれの耐久に特化したクレセリアに相当するのだが、そこにオーロラベールによる防御性能が加わるため、キョダイセンリツを発動した時点で特化クレセリアの実に2倍、努力値を振ればそこから更に硬くなるという想像を絶する耐久力を得る。
ここまで来ると、弱点のタイプであってもまともな殴り合いでは落とし切れない。また、ダイアイスのようにあられを降らせないので、ダイストリームで降らせた雨によるみず技の火力上昇を維持したままで併用できる。
当然、キョダイマックスが切れた後もオーロラベールがある限りは耐久力が増したままになるので、ターン数を稼ぐ、かわらわり等のオーロラベールを割る技を放つかして剥がさないと、要塞と化していつまでも居座られる。その為、このラプラスを壁込みで一撃で沈めるパッチラゴンの使用率がかなり高くなっている。
マックスレイドバトルで捕獲する時は、この高性能がユーザーに立ちはだかる事を意味する為、かわらわり等の対策をしないと苦労を要する。またほろびのうたを使う個体もおり、運が悪いと開幕で歌われる事も。
使用トレーナー
番外作品
『ポケモンマスターズ』
メロンのバディであるラプラスがキョダイマックス可能。
専用ダイマックスわざキョダイセンリツは物理ダメージ軽減状態と特殊ダメージ軽減状態を同時に展開する。
ポケモンGO
2024年12月8日のイベントで実装。
専用技キョダイセンリツは原作で強力だった効果も、本作ではバニラ技に統一されているためアイデンティティが消滅してしまっている。その代わり、ダイアイスよりも威力が100高い仕様で火力不足を補っている。
ラプラスは耐久型のポケモンなので、ダイウォールが整備できない序盤に投入して相手の技を受け止めるタンク役に適しており、ダイマックスの準備ができた後でも相手がこおり技が弱点ならそのまま攻め込むことも可能。
ただしこうした役割分担が特に重要になるキョダイマックス戦においてこおり弱点の敵は多くない上に、その大半がラプラス自身の弱点を突き返せるくさタイプである点は地味に痛い。
ラプラスは御三家(相棒距離3km+☆1マックスバトルの常連)やゴース系列(相棒距離3km+ハロウィンの季節に大量に出る)と異なりアメが集めづらいため、無理してマックス技を強化する必要はないだろう。
キョダイマックスバトルではなみのりを除いて全て威力90以上と一見攻略し辛そうな技構成だが、幸い攻撃種族値が低いので少し強化したインテレオンでもハイドロポンプを2耐えは可能。ダイウォールで盤面さえ整えれば等倍でもしっかり受け止められるようになる(ボスの耐久もそもそもHPが大きすぎるのであまり気にならない)。
アニメ版
新無印編第71話~135話ED「バツグンタイプ」のラストのみ登場。
『薄明の翼』
「第5話『秘書』」でキョダイマックスセキタンザンと共に登場。薄明の翼が剣盾の前日譚である事から、マクワとメロンによる親子の対決、この勝敗がソードver・シールドverの分かれ目になったのではないかと考察される。
関連イラスト
関連タグ
0130.ギャラドス(メガギャラドス)→0131.ラプラス(キョダイマックスラプラス)→0132.メタモン