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基礎データ

全国図鑑No.0883
ガラル図鑑No.377
ローマ字表記Uochilldon
分類かせきポケモン
タイプみず / こおり
たかさ2.0m
おもさ175.0kg
せいべつ不明
とくせいちょすい / アイスボディ / ゆきかき(隠れ特性)
タマゴグループタマゴみはっけん

各言語版での名称と由来

言語名称由来
日本語ウオチルドン魚+chill(英語で冷たさ)+ドラゴン
英語・スペイン語・イタリア語Arctovisharctic(北極の)+fish(魚)
ドイツ語Pescryodonpesce(イタリア語で魚)+Kryo-(ギリシア語で寒さや凍てつきを表す接頭語)+-don(英語で恐竜名に用いられる接尾語
フランス語Hydraglahydro-(水の)+Hydre(ヒュドラー)+glagla(ブルブル)
韓国語어치르돈어(eo、魚)+chill(英語で冷たさ)+-don(英語で恐竜名に用いられる接尾語)
中国語(簡体字)鳃鱼海兽鳃(sāi、エラ)+鱼(yú、魚)+海兽(hǎishòu、海獣)
中国語(繁体字)鰓魚海獸鰓(sāi、エラ)+魚(yú、魚)+海獸(hǎishòu、海獣)
ヒンディー語चिलोफ़िशchill(英語で冷たさ)+fish(英語で魚)
タイ語อุโอจิรุดอน日本語名の音写

概要

ポケモン剣盾で初登場したポケモン。「カセキのサカナ」と「カセキのクビナガ」を組み合わせて復元する。

ダンクルオステウスのような古代魚の上半身と首長竜のような下半身だが、色合いが似ている為、一見違和感が無い。ところがよく見てみると頭が逆さまに付いており、復元に失敗したとしか思えないものとなっている。

この珍妙な形態に何か利点があるわけでもなく、図鑑には頭部の向きのせいで物が食べにくいという難点しか書かれていない。

更に、呼吸が不自由であったために絶滅したと推測する記述もある。

顔が頑丈なのでそれが防御には役立っていたようだ。

クジライルカの仲間は鼻孔が上についていて水面呼吸に有用だったり、一部の水生昆虫が呼吸管を水面に出していたり、ブラキオサウルスの鼻孔が頭にあったりと、『呼吸に使う部分』が上を向いている利点は現実にも証明されてはいる。(現にポケモンにもホエルコホエルオーという分かりやすい例がいる)

しかし、エラ呼吸か肺呼吸かは明言されていないが、どちらであっても口が上向きなのはハンデでしかなく、どちらであっても酸素の供給が間に合わない

・・・エラだった場合

分厚く頑丈な頭部のせいでエラがまともに可動せず水中の酸素が十分入らないことになる。実際にマグロなどの一部の回遊魚がそうである。となると回遊魚と同様に、口から水を取りこむことで酸素をろ過する手段を取ることになる。しかし肝心の口が上を向いているためままならない。ついでにエサも口に入ってこないという始末。

・・・肺呼吸だった場合

口が上を向いているため苦しくなったら水面に口を出せばいい。ただ、そのためにエサの捕獲率を犠牲にするというのは流石に厳しいものがある。また、クジラのように大きいわけではないため生活の大半を酸素とエサの確保に追われることになるため、かなり効率が悪い。

砂に潜むアンコウメガネウオなどのような魚は口が上向きについているが、マッギョノコッチのように平たい方が都合が良い。体が分厚く酸素の管理が不十分すぎる以上、ウオチルドンにこの生態は適さないだろう。

何を間違えたのか、陸に適応した "はず" 片割れ(頭部が同じなだけだが)は陸上最強を謳いながら水中でしか呼吸できないというこれまたチグハグな有り様。どうしてこうなった

仮に本当にこの姿の生物だったとすると、誕生から絶滅まではそう遠くなかったことだろう・・・。

実際に戦闘させてみると、顔を僅かに傾ける事で口を真横に向けて案外器用に敵に噛み付けているので、思ったほど噛み付き攻撃に不自由していないようだ。キャンプでは図鑑説明とは対照的にのほほんとした表情で漂っており、ネクロズマのように苦痛に呻くモーションが用意されていたりもしないので、案外気楽そうに描かれている。

元々人類の目は光景を上下逆さに映しており、それを脳内で自動修正していて、上下が逆さに見える眼鏡で生活を続けると逆さの光景に適応した脳によって再修正が行われるという実験結果も出ている。

ウオチルドンが喜んだ時には主人公達の目から見て^^になる表情を作るので、当人は今の自分の目の向きを標準だと認識して適応できているようだ。

…というかそもそも、ウオチルドンは一応水棲生物であるのだから、もし逆さの頭が苦痛であるのなら背泳ぎをすればいい話である。腹を上に向けて泳ぐ魚は現実にも存在しており、ウオチルドン本人がそうしていない以上、水中であれば体の上下は然程問題とはならないのだろう。

性能

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
9090100809055505

食事面で心配になるキャラデザに見えるが、目が見えていない設定を反映して命中率が下がる特性を持っていたモノズのような扱いも無く、技のラインナップもかみくだくいかりのまえばなどがチョイスされ、噛む攻撃が得意なポケモンとして調整されている節もある。

ただ、鈍足なのでそのままでは先制攻撃で威力が上がるエラがみを十分に活かせず、特性がんじょうあごを持ち素早さでも優れるウオノラゴンと比べると火力面では見劣りだった。ただ、エラがみという技自体がウオ系統にしか習得できない上、とても強力なので、ウオノラゴンより火力は劣るものの上手く先制出来れば充分すぎる火力は持っている。

冠の雪原によりついに隠れ特性ゆきかきが解禁された。これによりあられ状態下で素早さ補強をすることが可能になり、すばやさに努力値を振らなくても最速ウオノラゴンを凌ぐ速さ(もちろん全振りすればスカーフ最速も抜ける)を手に入れた。

その為、素早さに全振りのウオノラゴンと違い、耐久にも振れる為、かなりの硬さを発揮する事が出来る。さらにオーロラベールも覚えるため耐久力とのシナジーもよい。

ただし、これらは天候あられ状況下での強みになってしまう為、対戦時に型が読まれやすいのとダイマックスなどで他の天候に書き換えられると大きく機能が激減するのが欠点。

みず・こおり複合だとウオチルドン以上の耐久を持つラプラストドゼルガなどがいるが、この2匹とは役割が違うので簡単に差別化が可能。ただ、アタッカーとなると今度はパルシェンが立ちはだかる。エラがみを活かした独自の立ち回りが必要である。

サイコファングによる壁突破性能でキョダイマックスラプラスに反撃可能という利点はあるが、それなら壁込みでラプラスを一撃で沈めるパッチラゴンの方が使いやすい。

現状固有タイプかつ超火力を持つパッチラゴンウオノラゴンは勿論、上記二体と比べて遅咲きながらも評価を上げてきているパッチルドンと比べても影の薄い印象は否めないのが実情であったが、隠れ特性の解禁と技の多彩さによりかなり強化されてるポケモンである。

又、タイプの関係上、ウオノラゴンを確実に止める事が出来るため、ウオノラゴンストッパーやトリルエラがみ枠として採用される事もある。

アニメ版

アニポケサトシの旅シリーズ

  • 新無印50話
    • 画像のみの登場。元々、サトシ達一行が発掘した化石はパッチラゴンとウオチルドンになる予定で、「この辺りはかつて海の底であり、水中を泳ぎやすい手足に加え、海底から頭上の獲物を食べやすいように上下が逆転した頭をしていた」という仮説の元ウオチルドンの復元図が描かれた。しかし、いい加減な管理による取り違えが原因でパッチルドンウオノラゴンとして復元される。

アニポケリコとロイの旅シリーズ

関連タグ

ポケットモンスター ポケモン ポケモン剣盾

ポケモン一覧 みずタイプ こおりタイプ

エラがみ 人工ポケモン

0882.ウオノラゴン0883.ウオチルドン→0884.ジュラルドン(キョダイマックスジュラルドン)

コメント

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