基礎データ
概要
ポケットモンスター 第6世代『X・Y』において、たねポケモン・フシギバナがメガシンカした姿。
メガシンカしたことにより巨大化した花を支える為に、足腰がさらに頑強なものに変化している。
頭部と尻の部分に新しい花が咲き、背中の花が巨大化してつるを巻いたヤシのような形に変化し、同時に葉っぱの数も増えているなど、フシギバナの面影を残しつつ、メガシンカによる強化を意識した姿となっている。
色違い
色違いは身体の色が明るい緑色になり、花の色が黄色になる。
ゲームでの特徴
メガシンカに必要なフシギバナイトの入手は以下の通り。
XY | ミアレシティでフシギダネを選んだ場合にプラターヌ博士からもらうorミアレシティのプランタンアベニューにある石屋で買う。 |
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ORAS | カイナシティの市場。 |
SM・USUM | バトルツリーのシングルバトル20戦目でレッドとの勝負に勝った後、レッドからもらう。 |
LPLE | ジムバッジを7つ集めた後、ポケモンけんきゅうじょでグリーンからもらう。 |
『LPLE』でのレッド戦では、メガフシギバナが登場する。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
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通常 | 80 | 82 | 83 | 100 | 100 | 80 | 525 |
メガ | 80 | 100 | 123 | 122 | 120 | 80 | 625 |
比較 | ±0 | +18 | +40 | +22 | +20 | ±0 | +100 |
メガシンカにより特に防御が大きく上昇し、攻撃・特攻・特防がこれに追従する形で強化される。その代わり、カントー御三家のメガシンカ共通の特徴として素早さはそのままである。これにより耐久型の能力になったが、特攻も十分高いのでアタッカーも十分こなせる。だが、フシギバナの習得技や後述の特性の事もあり基本は耐久型で使われる。
特性は「あついしぼう」に変化する。一見フシギバナらしくない特性だが、恐らく花の「子房」と脂肪をかけたのだと思われる。
くさタイプ故に特性の対象は両方とも弱点である為、何と特性によって擬似的に弱点が一気に減る、と言う事態となる。事実上そのままの威力で受ける弱点はひこう・エスパーのみとなる。こおりタイプが弱点ではないくさタイプは非常に強力なのはユキノオーやナットレイで証明された通り。しかも特性のおかげで「めざめるパワー」(ほのおタイプ)も怖くないのが利点。
元々フシギバナは耐久向けの技を多く習得できる傾向にあり、能力・特性との相性が抜群である。また防御面そのものが上昇している為、防御特化すればこだわりハチマキを持ったファイアローの「ブレイブバード」すら耐え抜ける。半端な攻撃では弱点を突いても落とせない程の耐久はそれだけで脅威である。その為かXY発売直後からその数を着実に増やし、要対策ポケモンとして名を挙げる事に成功している。
但し欠点もある。補助技はくさ技が多く、第6世代ではくさタイプに粉無効の能力が追加されたという事である。勿論メガフシギバナにとっても利点ではあるものの、同時にくさタイプの相手がしづらいという事でもある。
一応「ヘドロばくだん」で対応できるのだが、「ぼうだん」持ちのブリガロンにはそれすら効かず手詰まりになってしまう。このため、対策として「めざめるパワー」(ほのおタイプ)を覚えさせる場合も。
そしてメガフシギバナにとって最大の難敵、それは何を隠そうメガフシギバナ本人である。くさ技はまともに通らず、耐久上昇のせいで「ヘドロばくだん」も言うほど通らず、くさ対策の「めざめるパワー」(ほのおタイプ)も特性で通らない…とお互いに決定打が無くなるのである。お互いに特防特化すると最早終わりが見えなくなる。
そのため、強力な耐性を持ちつつも手詰まりになる可能性も備えている、バランスの良いメガシンカと言えるだろう。
使用トレーナー
ゲーム版
※SM・USUM・LPLE・性別:♂️
- リーフ:ポケモントレーナー
※ポケモンマスターズ・性別:♂️
漫画版
番外作品
ポケモンカードゲーム
「MフシギバナEX」という名称で登場。002/060、002/087、002/072、089/087の四種類ある。
ポケモンGO
他のカントー御三家(+スピアー)共々、最初に実装されたメガシンカポケモンの1つ。
実装当初は、その高い耐久性を活かして、GOロケット団リーダーのシエラの繰り出すシャドウラプラス退治に重宝された。相手の通常技がみずでっぽうであれば、みず軽減+高い防御力のおかげで被ダメージを大幅に抑えることができ、攻撃力が上昇するため専用技のハードプラントで相手を仕留めるのもたやすくなるためである。
ただし、さすがに相手の通常技がこおり技であると厳しくなる。この時はこおり技を軽減できる別のポケモンに差し替えた方が良いだろう。
現在はラプラスがシエラの手持ちから外れたこともあり、以前と比べると出番は減った。とはいえ、グラードンなどくさ技が通りやすい相手がレイドボスに選ばれた際には味方の火力を底上げしてサポートしつつ戦えるというメリットもあるため、メガエナジーに余裕があれば実戦に投入してみるのもよいだろう。
ポケモンマスターズ
マジコスリーフのバディであるフシギバナがバディーズ技使用時にメガシンカする。
アニポケ.シリーズ
【第5シリーズ・XY】
メガシンカ十人抜きの先鋒、やたらとキャラの濃い某デュエリスト風トレーナーの手持ちとして登場。特性のあついしぼうでアランのメガリザードンXの炎技を封じ、さらに毒で苦しめるが、ドラゴンクローで攻撃されて敗北する。尚、この個体は毒を負わせる手段として何故かベノムショックを使っている。(本編に於いてこの技に毒状態にする効果は無い)
漫画版
関連イラスト
関連タグ
図鑑番号順
0002.フシギソウ→0003.フシギバナ(メガフシギバナ/キョダイマックスフシギバナ)→0004.ヒトカゲ
強化・草御三家
・→3.メガジュカイン
同複合タイプ
関連ポケモン・グループタグ
グループ | パートナーポケモン(ポケモン御三家) カントー御三家 草御三家 蛙ポケモン |
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同期 | メガリザードン(X・Y) メガカメックス |
パートナー蛙仲間 | ケロマツ/ゲコガシラ/ゲッコウガ |
同世代蛙 | ニョロモ/ニョロゾ/ニョロボン |
同分類 | ヒマナッツ |
他 | |
メガジュカイン | 同くさタイプパートナーポケモンのメガシンカ仲間。 |